JOLLYBOYの図書室の本棚
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読書履歴 2020年1月~12月  (2020年12月27日更新)

2018年春4月から、自分の忘備録も兼ねて、読書の履歴を残すこととしました。2020年の読書履歴。



2020年12月に読んだ本

12月は時間が無くて、流石に漫画1冊含めてもたった3冊しか読めませんでした。



今年1年で読んだ本は、わずか55冊のみ。 昨年は年間95冊だったけれど、今年は更に減ってしまいました。
今年は自粛期間中に、リニューアルして以降使い勝手がガラリと変わった「LightWave3D」と言う3DCGソフトのマニュアル2,400ページを、試しながら読み進めるのに時間をかけてしまったのが大きかったかな~。

独身&電車通勤時代は、年間250冊ぐらい読んでいた本の虫だったけれど、結婚後に本を読む量が減り、事務所(ワークルーム)を都内から地元に移してから電車移動がなくなって、読書量は更に減ってしまいました。
今は年間100冊読めれば多い方で、積読中の本が溜まる一方でなかなか次の本に移行できません(汗)。それでも気になる本があると、つい買ってしまうんだよね・・・元「本の虫」の悲しい性。




2020年11月に読んだ本

10月に引き続き、11月も残業続きであまり本を読めませんでした。読めたのは、いずれも数十ページから250ページ以内の薄い本ばかりです。

★社会保障切り捨て日本への処方せん/本田宏著/自治体研究社刊

講演会の講師の著書を購入して読みました。ほぼ講演の内容と同じで、復習な感じでした(笑)。
講師の本田先生は、済生会の病院で外科部長を努め、その後副院長を務める。現在はNPO法人医療制度研究会の副理事長で、社会保障や医療問題についての講演を行い、市民運動にも関わっておられます。
日本の社会保障が他の国々と比較して、いかに低水準かを具体的なデータを基に述べておられる。「社会保障が低いのは税負担が低いから」と言うことは事実ではなく、重い税負担に対して先進国の中でも社会保障は低いレベル。学生の奨学金問題から高額な医療費や医師不足、薬価問題まで幅広く切る。
社会保障が低いのに対して、この返済不可能な日本国の赤字財政にも関わらず、官僚の天下り先へ流れる特別会計の莫大な予算やオリンピックやリニア新幹線に代表される膨大な公共事業費はそのまま維持される。一部の高級官僚達や一部企業への膨大な利益に還元される一方で、多くの国民は公正な社会保障を受けられず負担を強いられ苦しむ異常なシステム。
思うのだが、明治以降連綿と続いている続いているこのねじ曲がったエリート意識主義集団の官僚国家を、真の民主主義国家に軌道修正していく道のなんと遠いことか、と思わされます。

★太極拳/楊名時著/文化出版局

この本は、社会人に成り立てのころに買いましたが、思うところあって、30年経ってもう一度読み返しました。著者は、部門の「楊家」の出自で、中国で子どもの頃から父に鍛錬を受けた太極拳の達人で、日本では大学教授として働いていましたが、日本では空手も習って空手7段の師範でもありました。2005年に亡くなられております。
中学生の頃の男の子って、空手のような強い武術に憧れるけれど、僕はそう言うのとは無縁に歩んできました(笑)。
そんな自分が、何故わざわざ太極拳の本を買って読んだかと言うと、社会人に成り立ての頃、朝7時半に銀行に入り夜11時過ぎに退社すると言う超ハードな銀行員生活を送っていて、まったく運動する時間が無かったからです。夜帰宅後、さっさとご飯を食べてお風呂に入り、午前1時ぐらいに寝て、朝6時には起きて家を出る・・・そんな生活では、ジムに通う事も、朝や夜のランニングもできない訳です。しかし、太極拳なら家の中で、しかも短時間でもできる!そう思って、この本を買ったのです。
太極拳のイメージと言うと、中国の朝の公園で、みんながゆっくり動いている体操のイメージだと思いますが、まさにあれです。この本を読んで、健康維持にとても良いことを知りました。
僕が勤めていた銀行では朝礼前に、どの支店でも全員でラジオ体操をしていたのですが、慣例で新入行員がみんなの前に出て体操(模範演技の役割w)をすることになっていました。毎日毎日、みんなの前で体操するのです。何か月もすると僕も飽きて来るので(て言うか、先輩方はみんなとっくに飽きてるw)、意を決して支店長(ヤクザみたいにドスの効く怖い人w)に「今日はラジオ体操はお休みして、太極拳をみんなでやっても良いですか?」と聞くと「好きにしなさい。」と言うので、太極拳の基本の呼吸と型をやったことがあります。先輩行員も女子行員も、全員キョトンとしながらも、僕にあわせてゆっくりと動いてくれました。ちなみに「アブラハムには7人の子~♪一人はのっぽで後はちび~♪」と言う日曜学校の体操もやった事がありましたが、それは流石に支店長に呼ばれて「あれはやめなさい」と言われましたが(爆)・・・当時は怖いもの知らずでした(笑)。僕が教会に通うクリスチャンであることは知れ渡ったので、先輩女子行員にはその後ずっと教会ネタでいじられまくりました(笑)。
話しが反れたので、太極拳に戻します。太極拳も、少林寺に起源を持つ中国拳法の一つである(※中国拳法の起源をもっと辿ると、後漢時代の導引術に遡ると言われる)。中国の武術を大別すると、「柔拳」と「硬拳」に分けられる。硬拳は別名、外家拳とも言い、おもに骨格、筋肉、皮膚など外面的なものを鍛錬する。少林寺は、この硬拳の代表である。カンフー映画でよく見るのは、こっちです。
対する柔拳は、精、気、神(※内蔵、感覚、神気)を修練する内家拳である。太極拳はこの柔拳であり、柔拳は他に、形意拳、八卦掌がある。太極拳の名の由来は、「宇宙は太極にして無極なり」と言う意味で、つまり「きわまるところがない」と言う意味である。なので、太極拳は生涯を通じてもその学びが完成することはない。太極拳は力を磨く武道ではなく、哲学的な「心」のわざである。心を静かに動く。長江の流れのように、ゆったりと。
太極拳の修練は、朝の起床後が良いと言う。朝の散歩時に、プチ筋トレに太極拳を加えようと思う。

★馬の縁から友禅染め絵画そしてアートと数学へのさすらい/成嶋弘著

⇒こちらの内容については11月17日に書いたのでこちらのページをご覧ください。




2020年10月に読んだ本

10月は、ほとんど本を読めませんでした。夜の余暇の時間まで仕事がはみ出しての深夜残業の日々で、その他家事もいっぱいいっぱいで、とても本を読むどころではありませんでした・・・仕方ないすね(汗)。

★クラシック・ギターのしらべ/チ斉藤松男著/リットーミュージック刊

ギターの入門書「大人のレッスンシリーズ/クラシックギターを弾こう!」のレッスンを9週間かけてほぼ終えたので、「クラシック・ギターのしらべ」(収録楽曲の演奏CD付き/税込み2,640円)を買って、練習開始しました。
なんで、この本をチョイスしたかと言うと、 スタンリー・マイヤーズの名曲「CAVATINA(カヴァティーナ)」の楽譜が収録されているからです。
中学校時代は、お小遣いのほぼすべてを映画鑑賞代やサウンドドラックレコード代や動画撮影用の8mmフィルム代及び写真の35mmフィルム代に注ぎ込んでいた映画小僧だったのですが、その時に映画館で観たディアハンターの「カヴァティーナ」の曲に感動して、サントラLPを買って何度も聴きました。
「禁じられた遊び(愛のロマンス)」の10倍難しい曲ですが、40年の時を経てこの曲にチャレンジしたいと思います♪・・・半年か一年ぐらいかかりそうな気がしますが(汗)。




2020年9月に読んだ本

9月は、エルネストの本を読むだけで、いっぱいいっぱいでした。

★ゲバラ世界を語る/チェ・ゲバラ/甲斐美都里訳/中公文庫

これが、僕にとって2冊目のチェ・ゲバラ本。
チェとは名前ではなく、「よぉ」とか「やぁ」みたいな親しみを込めた表現。本名は、エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ・・・長し。
ゲバラの事は誰もが知っている。何度も映画の題材になり、サッカーの応援に行けばイコン化された彼の顔の横断幕が掲げられている。
若き革命家、自由の戦士、弱者や貧しい者の味方・・・そんなイメージだろうか。これだけ知られているのに、実際に彼が何を語り、何をした人間なのかを知る人は少ない。

チェの若き日を描いた映画「モーターサイクルダイアリー」で、彼がなぜ革命家への道を進む事になるのか、その原点が描かれている。
医学生の彼は友人アルベルトと共に、バイク、ヒッチハイク、そして筏で南米を巡る。様々な人々と出会いながら、次第に自らの心の変化を感じるエルネスト。大地主に農園から追い出される弱い農民、アメリカの大会社の炭坑で過酷な労働を強いられ搾取される貧しき労働者、病の偏見から一般の社会環境から隔離されて苦しむ人々・・・エルネストもアルベルトも、現実を知ってしまった。彼の人生は、これまでと同じように進む事はできなくなる。

話しが反れたので、この本に戻す。この本は、ゲバラが各国で語った講演(スピーチ)集である。この本を読むと、ゲバラの考え方が色々分かる。 僕は、チェに好感を持っているが・・・その原点、弱い者や貧しい者と共に歩み戦う姿勢にである・・・思想の全てに賛同しているわけではない。言ってみれば、その原点である動機には共感するが、方法論には共感できない。
一冊の本の内容を簡潔には書けないが、無理矢理要約するとこうなる。彼は教育というものを重視するが、それは全員が一致して社会主義思想を目指すものでなければならない、そう言う教育。例えば、芸術。社会主義を立て上げる芸術でなく、個人的な芸術は帝国主義の金持ちに奉仕する退廃芸術である。社会主義以外の思想、宗教も、同様な位置づけである。
そして、革命戦士たる兵士は、勇猛果敢に迷うことなく使命を全うせねばならない。イコール冷酷な殺人マシーンたれ、ということである。

これらの考え方の恐ろしさをお分かりだろうか?
旧ソビエトの大量粛清や秘密警察の跳梁跋扈で秘密裏に消える人々、カンボジアのポルポト政権下での大量虐殺、北朝鮮の人民の悲惨、最近では中国の民主活動家や宗教家への弾圧など、全体主義思想教育の徹底と疑う事を知らない冷酷な殺人マシーンの養成の行く末には、非道で残虐な結果しか待っていない。
ゲバラの思想の根底には、それらと共通するものがあるのだ。動機が正しいからと言って、手段や結果が正しいとは限らない。

ただしチェが生きた時代は、アメリカがCIAの裏秘密工作で世界中の国々を・・・南米の国々も・・・支配下におこうと武力で画策していた時代だったので(まあ今でもそうだが)、その支配から脱するためには、チェも戦士として武力で戦うしか当時は手段が無かった。チェは、ボリビアのアンデス山脈のイゲラ村で、アメリカのCIAの工作によりボリビアの兵士に処刑された。
このように書くと、彼は狭隘な戦争好きな冷酷な人間に受け止められてしまうかもしれないが、実際の彼はユーモアあふれる人物で、冷静な平和主義者であり、キューバの工業立国化を目指していた。キューバに対し、アメリカが軍事力で度々ちょっかいを出すも、上手く戦争を回避していく。
彼は、帝国主義時な資本主義とは異なる、社会主義と資本主義の良い所の融合をゴールに描いていた気がする。現代のグローバル社会は、数%のスーパーリッチと9割以上の持たざる者が分離した時代。一旦仕事で挫折したり健康を損なったりすると、セーフティネットもなく奈落へ落ちていくしかない時代。そう言う社会ではなく、働いた者は搾取されることなくきちんと報酬を受け取り、上手くいかなかった者も社会で受け止めてくれてやり直せる世界。現代なら、チェはそんな理想を実現しようと画策したのではないだろうか、と思ったりする。
次は、ゲバラ本の3冊目「ゲバラ日記」を読むので、もっと深く彼の思想に迫ることができるかもしれない。




2020年8月に読んだ本

8月は本が読めませんでした。と言うより、読みませんでした。読書の時間を、ギター練、焼き描画、動画の編集、料理の新メニュー等に費やしたからです。誰しも、与えられている時間は有限なので何かを行うのであれば、何かを削らねばなりません。

★オセロの散歩道/中島哲也著
「心のオセロ師匠」とお呼びするお許しをいただいた中島八段の本です。のほほんとしたタイトルのエッセイ本みたいですが、中身はオセロ対戦の解説記事です。
僕の様な初心者から初級者にようやく上がったようなレベルの人間には高度過ぎますが、いつかこのようなオセロの境地に近づければと思います。

★大人のレッスンシリーズ/クラシックギターを弾こう!
ギターを開始して、初歩から学ぶため、この本の最初からスタートしました。基本から教えてくれるので、たいへん助かりました。今、この教本の「愛のロマンス」を練習しています。

★ギャラリーフェイク傑作選/星野不二彦
贋作や盗品にも関わる怪しい美術商だが、美術品を見る目や腕は確かな主人公の漫画。
実はこの本、僕が歯医者に行く度に読んでいた本で、受付待ち時間なんてたいしてないですから、しかも歯医者は2~3回も行けば用が足りてしまうので、間が数ヶ月とか一年とか空いて、一冊読み終えるのに何年もかかりました。途中で捨てられてなくて良かった(笑)。




2020年7月に読んだ本

★ゼノサイド:下巻/オースン・スコット・カード/早川SF文庫
「エンダーのゲーム」、「死者の代弁者」に続く、アンドルー・ウイッギン(エンダー)の三作目「ゼノサイド」の下巻を読み終える。
人類や異種生命達の存亡がかかった戦いなのだが、この話は映画で例えるならば、「スタートレック」や「スターウォーズ」のようなアクションやド派手なVFX満載のSF映画ではなく、「惑星ソラリス(※ソラリスの海)」や「コンタクト」のような静かな思索型・哲学型のSF映画といった感じである。
物語は、とある家族の問題や確執をベースに、いくつかの物語が同時進行していく形で描かれる。ネタバレになるので詳細は書かないが、とある惑星での神子の物語、また別の惑星でのウイルスによる人類破滅の危機、その惑星を破壊するために送り出される艦隊、宇宙に張り巡らされた(解明されていない)謎のネット網で誕生した知能などが絡み合いながら、物語は進行していく。
物語は、SFの要素である科学を前提としながらも、生命とは、知性とは、人類とは、宇宙とは、宇宙の起源とは、そして神とは、と言うような哲学的な探求に向けられている。その一つに、特殊なウイルスに独自の言語を介する知性があるかないかを巡っての衝突が起こる。知性があるのであれば、人類が生き残るためとはいえ、それを絶滅させるのは虐殺であり道義に反すると言う議論である。この話で、昔読んだ学説を思い出した。
単体のアメーバ(粘菌)は、単体では迷路を脱出できない。しかし、多数のアメーバが集合すると、迷路を最短ルートで脱出できると言う学説である。もちろん、アメーバに脳は無い。しかし、一個一個のアメーバでは成し得ないことを、複数のアメーバが役割を分担し、それぞれ情報を伝達して、もっとも効率的な行動を成し得るのだとしたら面白い現象だ。今、コロナ感染拡大で新型コロナ・ウイルスのニュースばかりだが、ウイルスもやはり脳がないのに・・・と言うか細胞すらない、DNAの塊なのに・・・人間の体内細胞の種々の抵抗に対して新しい戦略でも立てたかのように進化&変化していくウイルス。この物語を読んで、そんな事を考えてしまいました。
ちょいと話が脱線したが、この物語のクライマックスは、スコット・カードが力技でまとめ上げる。ええ、そこ!?的な(笑)。
で、この話は、完結していない。このエンダーシリーズは、21世紀に入っても続いていて、現在15作もあるとか(汗)。僕が読んだのはまだ3作(計6巻)のみ。あと、日本語版では、この後に続く3作6巻が出版されているけど(「エンダーのこどもたち」、「エンダーズ・シャドウ」「シャドウ・オブ・ヘゲモン」の3作)、現在、中古(古本)でしか手に入らない。あとで「買っておけばよかった!」と後悔しないように、市場に存在するうちに救出しました(笑)。


★百人隊長物語

いつくかある僕のライフワークの内の一つが、今月完了しました。そして、自らもう一度最終遂行も兼ねて、読み直しました。
毎日、Web-Siteにて、1エピソードずつUPしてきました「百人隊長物語」、全2部・全8章・全78エピソードの連載終了~。数社に相談した出版のチャレンジは上手くいきませんでしたが、Webにて4月から連載開始して7月の13日、遂に完結。
構想を練って物語の骨子を固めてから、世界の歴史や地理、哲学、宗教、政治、経済、そしてローマ軍の組織体系や役割や任務、兵士の日常や退役後の生活などを、様々な資料を当たって集めて、忍耐強く10年の歳月をかけて、ようやく完成した小説です。
ローマの下町で、鍛冶職人の息子として育った少年クロディウスが、ローマ軍に入隊し、様々な経験を通して成長し、百人隊長となり、退役するまでの物語です。




古本まとめて注文/2020年7月13日

注文していた本が、3ヶ所から同時に届きました。
もはや新品では手に入らない本なので、古本が市場から消えてしまう前に探し出しました。 ネットで検索し、3つの古書店でバラバラに注文し、本日届きました。古本の価格は希少性に左右されるので価格がバラバラなのは仕方ないのですが、3ヶ所に注文したので、送料だけで1,800円ほどかかってしまいました(汗)。
積読書をようやく十数冊に減らしたのに、これでまた二十冊以上に増えてしまいました。今回届いた本を読み始めるのは、2年後ぐらいかな?(笑)




「百人隊長物語」連載終了/2020年7月13日

いつくかある僕のライフワークの内の一つが、本日完了しました。
毎日、Web-Siteにて、1エピソードずつUPしてきました「百人隊長物語」、全2部・全9章・全78エピソードの連載終了~。私自身も、最終推敲を兼ねて、全編再読しました。
⇒興味のある方は、こちらからお読みください。




2020年6月に読んだ本

★聖書(新共同訳)/日本聖書協会
新約聖書と旧約聖書を初めから終わりまで読み終えることを"聖書通読"と言いますが、毎朝のデボーション時に1章ずつ読んで、約4年半かけて通読を終えました。2015年の夏に旧約聖書の「創世記」からスタートして、本日6月25日、新約聖書の「ヨハネの黙示録」を読み終えました。
聖書は全部で66巻で構成され(旧約聖書39巻+新約聖書27巻)、新共同訳聖書だと1,982ページあります。今回で聖書通読は、11回目になりました。
日本でも色んな聖書が出版されていて、僕が通読した聖書は、日本聖書協会の「口語訳聖書」が2回、「新共同訳聖書」が5回、「アートバイブル」が1回、日本聖書刊行会の「新改訳聖書」が1回、「講談社版聖書」が1回、「徳間書店版聖書」が1回の計11回です。他にも種々の翻訳聖書が出版されていますが、これ以外はまだ読んでいません。
ちなみに漫画版聖書も、たくさん販売されています。意外と有名な方々が、漫画版聖書を描かれています。手塚治虫氏(代表作例:鉄腕アトム)、富野由悠季氏(代表作例:ガンダム)、ジョージ秋山氏(代表作例:浮浪雲)等々、他にも樋口雅一氏(僕と一字違いの映像作家&アニメーター!)版を初めとして漫画版ってけっこうあります。
話が脱線したので、元に戻します。聖書は、何千年もの時代に渡り、様々な環境下で、王様や医師や漁師まど様々な人々によって書かれたので文体も様々で、文学様式も歴史物語絵巻、詩、格言、手紙、黙示文学等とバラエティに富んでいます。なのに、創世記からヨハネの黙示録まで、テーマが一貫しているのがすごい所です。神との正しい関係から外れてしまい、多くの罪を犯し罪の中で生きる人間の、その罪からの救いと言うテーマで貫かれています。
自分の人生の成長度合いによって、同じ聖書の箇所が数年後にもっと深い意味で理解できるようになったりして、読むたびに新しい発見があります。明日から、人生12度目の聖書通読に入ります♪

★39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ1年間で(リバウンドなし)15kg痩せられたのか?
/日比野佐和子著/マガジンハウス

昔習った速読法を使って、短時間で一気に読みました(※速読は集中力を要するので脳がけっこう疲れます(笑))。
で、この本の内容はと言うと、作者の女医さんは子どもの頃から太っていて、拒食症や過食も経験されてます。そして、今までに39種ものダイエットにチャレンジして、ことごとく撃沈して、リバウンドを繰り返す人生。下着矯正や、油抜きなど、ダメダメなダイエット方法をいくつも試していきついたのが、結局は、低GIの食事を中心とした食生活と食後の運動(主にストレッチ)と言う王道の方法論。僕が色々試して行きついた方法論と、同じ結論だ(笑)。
最後の方には、日々の食事のメニュー(献立)をカラー写真でも紹介しています。
日比野さんは、食生活の改善と適度な運動で15kg痩せて、現在もリバウンドないそうです。分かるわ~、結局は食生活なのよ~!




7日間ブックカバー・チャレンジ(5月30日~6月5日)

FaceBookで、7日間ブックカバーチャレンジのバトンが回ってきたので、セレクトしてUPしました。

・読書文化の普及に貢献するための企画。
・1日1冊、好きな本の表紙写真をアップする。
・内容の解説はしない。
・1日1人FBの友人を招待しこの企画の襷を繋ぐ。


★1日目(5月30日):夏への扉/ロバート・A・ハイライン

★2日目(5月31日):捜査/スタニワフ・レム
★3日目(6月 1日):指輪物語10巻・追補編(完結編)/J・R・R・トールキン
★4日目(6月 2日):世界一貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉
★5日目(6月 3日):ムーミン谷の冬/トーべ・ヤンソン作&絵
★6日目(6月 4日):アッカンベー!! チャーリー・ブラウン/鶴書房・ピーナッツブック・第一巻
★7日目(6月 5日):チャーリー・ブラウン なぜなんだい?-ともだちが おもい病気になったとき―






2020年5月に読んだ本

読むべくして購入した本が山の様に積まれているんだけど、4月と5月は訳あって昔の本を読んだ(汗)。積読中の本が減らないどころか、増えるのみ。

★量子論を楽しむ本/佐藤勝彦監修/PHP文庫
20年ほど前に読んだのだが、今一度再読。
何故読んだかと言うと、息子は理系選択で受験勉強中なのだが、YouTubeで見たらしく(仮想実験の)「シュレディンガーの猫」の仮説が正しいのか、間違っているのかを聞いてきた。「現状、どちらとも言えない、と言うのが答えだと思うよ」と答えたのだが、もう一度「量子論」の本を読みたくなって読んだ。
この本は面白いのだが、量子論が完全に理解できるわけではない。量子論は、現代のコンピューターサイエンスの土台になっているのだけど、古典物理学とは相いれないものがある。ニュートンに代表される古典物理学は、再現性がある。昔も未来も変わらない。しかし、量子論は不確定性原理の世界。将来はこうだ!とは言い切れない、未来が枝分かれする世界。マクロの世界の物理学と、ミクロの世界の物理学をつなぐ統一理論は、まだ完成していない。
「粒子の性質」と「波の性質」の両方を併せ持つ不思議。「位置」を観測すると「速度」が測定できず、その逆もまた然り。矛盾する両面が補い合う「陰」と「陽」を併せ持つ世界。 理解できないのも無理はない。最も量子論を理解している物理学者ですら、「量子論を利用できる奴はたくさんいても、量子論を本当に理解している人は一人もいやしないさ」と言っているのである(笑)。

★ザ・マジック(The Magic)/33号

ザ・マジック(The Magic)の33号が届きました(^^)。速攻で読む!
過去、なんだかんだ数十万円注ぎ込んだディアゴスティーニ、久々に買いました~(笑)。
マジックが趣味と言う訳でも無い僕が、なぜこの号を買ったかと言うと、目の前で実演していただいた数々のマジックはもとより、手打ち蕎麦やワインやウルトラセブン(!)でお世話になっているマジシャンの中島弘幸(元トランプマン2号)さんが、マスターマジシャン(Master Magicina)として取り上げられているからです!(^^)
あと、メイガスさんによるテクニック講座の記事や、マジックの歴史などもあります(監修:マジシャン・メイガス)。マジック用のカードとDVDも付属してます♪




2020年4月に読んだ本

2020年4月に読んだ本。
3月までにCGの2,400ページのマニュアルを読破し、ようやく通常モードの読書となりました。

★流行性感冒/内務省衛生局編/平凡社東洋文庫
1918年1月から1920年12月まで世界中で5億人が感染し、死者数は数千万人(※2千万人から5千万人、ないし1億人までの諸説有り)の達した「スペインかぜ」。これに日本がどう対処したかが、内務省衛生局によってまとめらた。それが、この本。
「スペインかぜ」と言っているが、スペインが発生源ではないし(他国に比べてスペインの情報統制が甘かっただけ)、そもそも風邪ではなくインフルエンザによるパンデミックである。
文語体なので、たいへんよみにくい(汗)。この本では、「スペインかぜ」を「スパニッシュ・インフルエンザ」としている。マドリッドで流行する前に、仏戦線や瑞西(※フランスとスイスのこと/当時は第一世界大戦中)で流行していたと指摘する。ただし、発生源は不明とする。中立国であろうが対戦国であろうが、等しく爆発的に流行したと書かれている。英国領印度(インド)では20%を超える死亡率で500万人が死亡。
発生年の1918年(大正8年)には二度の流行をして、第一回目の春季の流行は合併症は少なかったが、2回目の夏後半から秋の流行では重症が多く肺炎の合併症が多かった。しかも「電撃性なるあり」…つまり急激に重症化すると言う事。その猛烈さは肺「ペスト」を思わせるくらい凶悪とのこと。
インフルエンザの病原体は、「陶製ろ過器」を通過するほど小さく(当時は)不可視性と思われた。病原の伝播方法も不明。予防、療法などの実験も不十分。そして、このインフルエンザ大流行は、社会的、経済的な大打撃を世界各国に与えた。各国とも研究に血眼になったが、徹底的解決は得られない。当時は戦時と言う事もあり、予防はより困難だった。住民の移動や軍隊の移動が、感染の拡大機会を増やしていると想像できる・・・と言った事を、世界の感染状況の資料を参照しながらこの本は述べていく。
では、各国の予防措置はどうか?仏蘭西(フランス)では、患者の隔離、入院、消毒、他の患者との厳重な隔離、栄養、保温などの必要を示す。回復期も軍隊の出入りを中止。また伝染は、密集生活において猛烈な事も了解していたので、密集を避け、換気をよくし、患者との接触を避け、鼻や口を消毒し、電車を消毒し、患者の長途の運搬を禁じ、病院は訪問を禁じ、患者を隔離し、マスクを励行する…等とと言うものだった。現代とあまり変わらない。その他、瑞西(スイス)、英吉利(イギリス)、伊太利(イタリア)、北米合衆国(USA)、独逸(ドイツ)、その他諸国の予防策を列挙。
そして、日本はどうかと言うと、第一回の流行から第三回の流行までに2千3百万人が発病し、38万人以上が亡くなっている。日本の予防策も、予防心得の印刷物を配り、マスクの使用を奨励し、劇場や寄席などの入場を制限し、電車や乗合自動車(バス)の適切な使用(対処)、衆合(集合)を避ける、異常ある時は速やかに受診、患者は隔離&外出を遠慮せしむこと、等々である。100年前も、今と大きくは変わらないのである。この本の中盤からは、各県の細かな対応状況を記録している。後半は、病理病原、治療等々について述べ、各国の研究成果を列挙する。
結局のところ、「インフルエンザ」の病原問題(※現在ではインフルエンザウイルスと分かっている)は、未解決のまま閉じられる。(※自分注釈:ウイルスが電子顕微鏡で可視化されるのは1935年以降である)。世界で猛威を振るったスペインかぜの流行からちょうど100年、コロナウイルスによる新型肺炎が世界で猛威を振るっている。スペインかぜは、1918年1月から流行が始まり、ほぼ収まったのが1920年12月。まるまる3年間かかっている。100年経っても、人間が対応できることにあまり変化はない。長期間に及ぶ辛抱強い忍耐が必要なようである。

ところで、誰だか忘れたが、ネットで「ペスト流行1720年」、「コレラ流行1820年」、「スペインかぜ1920年」、そして今回の「コロナの新型肺炎2020年」で、パンデミック100年周期と拡散シェアしていけれど、どこからもってきたデータなんだろ?どう調べてもそう言う資料が見つからない。
コレラは確かに1818年から1823年にかけて大流行したが、コレラ感染はそもそも昔からあったようで、1884年にコッホによってコレラ菌が発見されるまで、その後何度も大流行を繰り返している。そしてペストも、最大にが流行ったのは14世紀だし、その後も度々ペストの流行が頻発している。どこから1720年データを持ってきた?きっと、百年周期にこじつけた主張をしたかったんだね。そう言うのが、デマの糸口になるんだよな~。

★空想科学自然入門/アイザック・アシモフ著/小尾信彌・山高昭訳


久しぶりにこの本が読みたくなって、本棚から引っ張り出した。
読んだのは中学生の時なので、かれこれ40年ぶりの再読である。著者は、アシモフ博士(生化学者/ボストン大学教授/1992年死去)である。ローマ帝国衰亡史のSF版である「ファンデーション」シリーズや。ロボット3原則で有名な「われはロボット」に続くシリーズを書いたSF作家でもある。
当時からSF小説が大好きだったので、アシモフ博士の科学エッセイ本も読んでみた。SF小説ではないのに、とても面白い!文系人間の僕が、その後、科学雑誌のニュートンを創刊号から数年に渡って購読したり、アインシュタインの相対性理論を考えたり、量子論を読みシュレディンガーの猫の思索にふけったり、ホーキングの宇宙論を読んだりするきっかけになったのが、この本である。
この本には、エネルギーは高い所から低い所へ流れるエントロピーの法則をひっくり返すマクスウェルの魔物などの物理学のことや、生物学、化学、天文学などの事が本当に面白おかしく書かれていて、当時はまってしまった。
なぜ、この本を再読したくなったかと言うと、もう一度「ウイルス」について読みたくなったからである。
地球上の現存する動物(生命)で最も大きいのは、シロナガスクジラでしょう。では最も小さい生命は?細胞は小さいよね。細胞といっても大きさは、ピンからキリまである。アメーバは、420万立方ミクロン。人間の幹細胞はずっと小さく、1,750立方ミクロン。人間の赤血球は更に小さく、90立方ミクロン。最大のバクテリアが、7立方ミクロン。最小のバクテリアが、0.02立方ミクロン。相当に幅が広い。この0.02立方ミクロンしかないバクテリアの中に、どうやっての複雑な生命を押し込むのか?
1立方ミクロンの原形質は、400億個の「分子」を含んでいる。そう考えると、アメーバ1個は人間の脳細胞1個よりも、1,700万倍も複雑だと言えなくもない。逆に最小のバクテリアは、僅か8億個の分子で構成されていることになる、アメーバの0.00000047%の分子量しかない。
そして更に小さいウイルスを見ていく。ウイルス、これもかなりの幅がある。発疹チフスリケッチャの「原子数」は54億個であるが、口蹄病ウイルスの原子数は僅か7万個である。生命ギリギリの本質は、たった7万個の原子の中に詰め込まれているように見える。話を思い切り省くが、1880年、パストュールは狂犬病の研究をしていた。彼は、全ての伝染病は微生物によって起こされると言う説を主張した。しかし、狂犬病の微生物がどうしても見つからない。そこで、パストュールは「狂犬病の病原菌は存在するが、顕微鏡では見えないのだ」と主張した。そして、彼は正しかった。
小さいバクテリアでも通り抜けられない「陶製ろ過器」を、通り抜ける病原体が存在するのだ。その後、1931年にウイルスまでも捕らえる細かいろ過器が作られ、こうしてウイルスは一番小さい細胞と比べても遥かに小さいことが証明された。
さて、では、ウイルスは生命と言えるのだろうか?ウイルス粒子は、細胞を感染させ、細胞の物質を摂取し、吸収し、同化し、エネルギーを利用し、成長し、増殖する。しかし、ウイルス自体は細胞からできていない。例外なしに、分析された全てのウイルスは、核蛋白であることが証明された。あるものはDNAを、あるものはRNAを、あるものは両方を含んでいた。ウイルスが細胞を感染させる時、細胞の中に入るのは核酸部分だけである。核酸こそがウイルスの中枢部である。ウイルスは複製可能な核酸分子を持っているが、細胞の中に入らねば全く機能しない。ウイルスは、細胞の化学的なメカニズムを利用して酵素作用を支配し、タンパクを合成する。しかし、細胞の外では、ウイルスは生命の特徴であるような機能を何一つ行わない。細胞は生命の単位であると考えられるが、果たしてウイルスは生命と呼べるのだろうか?
ここからは、僕の論だが、どれだけ優れたプログラムも、それを機能させるハードウエアが無くては機能せず意味を持たない。ウイルスもDNA情報を持っていても、それを機能させる細胞が無くては意味を持たない。生命活動は自ら行っていない、このウイルスを生命と呼べるのか?もしウイルスを生命と定義できるのであれば、生命活動を行わないのに生体の機能を支配する核酸を持っているからなのか?
では、核酸が生命と言えるのか?核酸は酵素が無ければ活動できないが、酵素は道具に過ぎないし、もちろん誰も酵素を生命とは呼ばない。木こりは木を切るのに斧を必要とするが、使っている斧は道具に過ぎないのと同じである。斧が自分の物であれ、他人の物であれ、木こりは木を切り倒すことができる。だから、使っている酵素が他人の物であろうと何だろうと、ウイルスは生命であると考えられなくもない。
僕は、中学生の時に、このウイルスの話に魅了されてしまった一人である(笑)。書かれたのは40年以上前なので、内容の旧さは隠しきれないが、アシモフ博士は面白くて素敵な人だったと思う。




2020年3月に読んだ本

2020年3月に読んだ本。
1月から3月前半までは、3DCGのマニュアル2,400ページを読むだけでいっぱいいっぱいで、ほぼ力尽きて、他の文字は読む余力がほとんどありませんでした。本を読む気力が失われていたので、余暇はオンデマンドで海外ドラマを見るのに時間を割いていました。

★ゼノサイド・上巻 オーソン・スコット・カード/田中一江訳/早川文庫SF
「エンダーのゲーム」「死者の代弁者(上・下巻)」に続くシリーズ3作目。上巻だけで480ページ近くあるので、読破に時間がかかってしまいました。
1作目の「エンダーのゲーム」では、甲虫の様なバガー達との戦いを描き、「これは、ロバート・A・ハイラインの『宇宙の戦士』のの様なバグズとの戦いの物語なのか?」と思わせておいて、思いもよらぬ展開とショッキングなラスト。
それに続く2作目「死者の代弁者」は、バリー・B・ロングイヤーの「第5惑星(原題:わが友なる敵)」やアーシュラ・K・ルビンの「闇の左手」のような異種生命体の文化や彼らとの交流を描く。異種生命を絶滅させてしまった主人公エンダーの暗い心、その後の彼がどう生きるのかの葛藤を描くと同時に、生き残ったバガーの女王や、新たに登場する異種生命のピギーたちと植民地の人類との関りを描く。
そして、この3作目では、異種生命とのギリギリのせめぎ合いを、人間社会の在り方と共に描く。再び人類は(否、チンジャオは)、かつてのエンダーのように、植民世界の異種生命や人類、そして知性を持つAiを絶滅させてしまうのか?以下、下巻に続く。
この作品は25年以上前の作品ではあるが、ニカイヤ公会議以来の信仰論争から、変異を繰り返し環境に適合してしまう強力なウイルス、人類の恣意的な遺伝子操作、ビッグデータを掌握した知性を持つAi、異種他文明との共存など、今でも通用する幅広いテーマを本作は取り扱う。
どことなくダン・シモンズの「ハイペリオン」(以下シリーズは、「ハイペリオンの没落」、「エンディミオ」ン、「エンディミオンの覚醒」と続く)との近似性を感じるが、そこまで壮大なスペースファンタジーに寄り過ぎず、かと言ってアーサー・C・クラークの作品の様にハードSFに寄り過ぎないバランス感覚が心地良い。SFでありながらも、極端に奇抜な設定や斬新な技術設定などに徒に走らず、人間や文明や社会を描こうしているのが心地良く読める要因かな?下巻が楽しみ。

★LightWave3Dマニュアル/NewTek


1月から読み始め、機能を試しながら、3月上旬に2,400ページのマニュアルを読破完了・・・超しんどかった。
後は、実戦に適用できるように訓練を繰り返すのみです。




2020年2月に読んだ本

2020年2月に読んだ本。
1月は正月休みに風邪で寝ていたせいもあって本をけっこう読めたが、2月はほとんど読めなかった。3DCGのマニュアルを読むだけで、いっぱいいっぱいでした(汗)。

★LightWave3Dマニュアル/NewTek

設計思想をガラリと変え、大幅な進化を遂げつつある、誕生から30年も経過した3DCGソフト。
機能や使い勝手が大きく変わったので、僕自身がバージョンアップするために、2,400ページのマニュアルと格闘中~。単に読むだけでなく、「どういう意味か?」「どう機能するのか?」を逐一PC作業で確かめながら読み進めているので、なかなか前に進まない(汗)。
現在、1,400ページほど読み終わったところ。残り1,000ページちょい!




2020年1月に読んだ本

新年明けの正月休みは風邪で寝ていたこともあり、そこそこ本が読めました。

★強くなるオセロ  村上 健 著/ナツメ社
オセロが強くなりたいの買った本。著者は、3度の世界チャンピオンに輝き、最高段位の9段である村上健氏。
詳細は、以前書いたので省略。⇒こちらから読む

★紛争地帯の看護師  白川 優子 著/小学館
この本が発刊された時点で、8年間で17回、紛争地域に派遣された「国境なき医師団」の看護師、白川優子さんの手記。
イラク、シリア、イエメン、パレスティナのガザ地区、スーダンなどで経験したことを綴る。
なぜ、人の生存の最後の砦である病院を爆撃するのか?なぜ、武器を持たぬ一般市民が銃で撃たれ、爆撃され、強姦され、誘拐され、殺されるのか?国境を超えられないことで、なぜ幼い命が奪われねばならないのか?人の尊厳をこれほどまでに踏みにじるのか?
極限の状況下で、両親も手足も失って生きる子ども達。銃で撃たれると分かっていて、デモに出向く青年達。生と死の狭間で、こみ上げる怒り、悲しみ、憎しみ、恐怖。医療活動で戦争を終わらせ、平和を作り出すことはできない。日本で暮らす私たちは、世界で起こっているその現実に目を背けていると感じる。世界規模で大衆の意志が動かないと、この矛盾と不公正に満ちた紛争を終わらすことはできない。

★我が相撲道に一片の悔いなし・稀勢の里自伝  荒磯 寛 著/ベースボールマガジン社

草加市在住の大相撲の呼び出しの方にいただいた本。横綱・稀勢の里の少年時代から引退まで、とても読みやすく書かれていて、一気に読んでしまいました。相撲好きな人はもちろん相撲に詳しくなくても、相撲の世界や生活や技の事まで面白く読めます。
「心・技・体」が大切で、どんなに体が出来上がっていても、技を磨いても、心の安定や平常心が無ければ勝てない事が伝わってきます。良い事があっても悪いことがあっても、それを引っ張らずに忘れて、その日の出来事ははその日でおしまい。力み過ぎずに、常にフラットな状態で、常に70%ぐらいのテンションでいられるように心掛ける。なんか共感できます(^^)。
一つの世界の頂点に達した稀勢の里が学んだことは、まず「一生懸命やってみる」こと。2つ目は「逃げないこと。思うようにいかない事も克服するからこそ、達成感がある」と言うこと。3つ目は「周りで支えてくれている方達への感謝の気持ち」を持つこと。一生懸命努力していたら、必ず見ていてくれている人や応援してくれている人がいます。とても良い本でした。

★オール国産車&輸入車・完全アルバム driver版/八重洲出版
2003年から読み続けている車のカタログ的なアルバムMOOK本。
スーパーカー世代の車好きとしては、買わずにはおれません。
最初の12年間は、JAF出版バージョン。続く4年間は、交通タイムス社のカートップバージョン。
そして、昨年からのここ2年は八重洲出版のドライバー版です。



以上、1月の簡易読書感想記でした。