vol.83 2010年冬号
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52.ワインに関する用語解説②/ブティーユのサイズとその呼称
前回に引き続き、ワインに関する用語の解説をしていきます。
二回目は、ワインのボトル(Bouteille/ブティーユ)の各サイズの呼称(※)と容量について。
※シャンパーニュ地方での呼称、ならびにボルドー地方での呼称。
容 量 シャンパーニュ地方 ボルドー地方 1/4本 188ml Quart/キャール 1/2本 375ml Demie-bouteille/ドゥミ・ブティーユ Fillette/フィエットとも呼ぶ 1本 750ml Bouteille/ブティーユ 同左 2本 1,500ml Magum/マグナム 同左 3本 2,250ml 無し Marie-Jeanne/マリェ・ジェンヌ 4本 3,000ml Jéroboam/ジェロボアム Double-maagnum/ドゥーブル・マグナム 6本 4,500ml Réhoboam/レオボアム Jeroboam/ジェロボアム 8本 6,000ml Mathusalem/マチュザレム Imperial/アンペリアル 12本 9,000ml Salmazar/サルマザール 無し 16本 12,000ml Balthazar/バルタザール 無し 20本 15,000ml Nabuchodonosal/ナビュユドノゾール 無し
サンライズ・スパークリング・ブリュット
世界の色んなスパークリングワインを取り上げるシリーズの8回目。スペイン→フランス→フランス→スペイン→オーストラリア→ポルトガル→イタリアと続いて、今回はチリ!ご存知の方も多いとは思いますが、チリやアメリカ、オーストラリア、南アフリカetc.と言ったワイン新興国のワインも十分に実力が上がっています。
今回ご紹介するチリのセントラルバレー、コンチャイトロの"サンライズ・スパークリング・ブリュット"もたいへんコストパフォーマンスの高いスパークリングワイン。日照量の多いチリのセントラル・ヴァレーで育った葡萄を8割手摘みし、理想的なバランスでブレンド、タンク内で二次醗酵させたワイン。柑橘系の豊かなフルーツ香とすっきりした酸味のある辛口スパークリングワイン。ホームパーティーや、お祝いの席にも!
参考データ:葡萄品種 シャルドネ種 35% リースリング 35% シュナンブラン 30%
チリ/セントラル・ヴァレー
750ml 価格1,250円前後(消費税込)
コンチャイトロサンライズ スパークリング12度 750ml 【スパークリングワイン・チリ】
価格:1,236円
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映画 "この一本!"59 「ブレードランナー」
さてこのコーナーでは、隠れた名作映画を毎月一本づつ紹介していきます。賞を取ったのに興行成績が惨敗だった映画とか、一般には知られていないがカルト的に人気のある映画とか、海外では大ヒットしたのに日本でこけてしまった映画とか-いま一つ日の目を見ない不運な映画を取り上げていきます。
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今回は、僕の好きなSFを取り上げます。言わずと知れた「ブレードランナー」。ところがこの映画、1982年に日本で公開された時は大して話題にならなかったんです。それが、少しずつジワジワとマニアックと言うか、カルト的な人気が上昇してきて…僕もそんなマニアックなファンの一人で…、ビデオが物凄く売れたという珍しい作品なんです。僕も、まずビデオ買いました。それから、完全版だの、ディレクターズカットなどが出て、DVDも出たらそれもまた買ってしまって…そんなマニアックな作品。ルトガー・ハウアーのレプリカントのラストの台詞や表情を、昔物真似コピーして覚えました。
誤解を恐れずに言うと、ストーリー自体は大して面白くない。原作のフィリップ・K・ディックの原作(※"アンドロイドは電気羊の夢を見るか")自体もそんなに面白くなかったし(笑)。原作は、人間と人間に作られたアンドロイドの違いを見せつける。どんなに人間そっくりに作られたアンドロイドも、究極には人間とは同じではない…デッィクは作品でそれを描いていく。映画の結論は、むしろその逆かな?テーマが重いんです。"人間とは何か?"
ストーリーを最初に簡潔に述べると、宇宙での労働用に作られたレプリカント(人型アンドロイド)が地球に戻ってきて自分達の存在理由や秘密を探ろうとする。ハリソン・フォード扮するレプリカント狩りのプロ"プレード・ランナー"が、彼らを追いかける…だいたい、そんなストーリーです。
Imaged by JOLLYBOY
まあ、ストーリーはどこにでもあるような設定で、ある意味どうでも良く、この作品が凄いなぁ…と思うのは、その世界観のイメージ、と言うか雰囲気。シド・ミードが未来予測に従って描き提示した、徹底した暗い未来のリアリティ。"2001年宇宙の旅"が示した、科学の先にある明るい展望ではなく、徹底した暗さ!都市(L.A.)には酸性雨が降り続け、太陽は隠れ、その下で暮らす人々は格差社会の象徴のスラム街。金持ちは、とっくにもっと良い建物や宇宙に引っ越している。都市の造形は細部までこだわり、画面には登場しないであろう雑誌の表紙まできちんとデザインされていると言うこだわりよう。
この作品がマニアックなファンを大勢生み出した結果、僕は度々CG制作の過程で「プレードランナーのあの雰囲気を!」と、ディレクター達に何度言われたことだろうか(※僕の心の中の叫び…「制作と予算の規模もスケジュールも全然違いますよ~」。今だったら「ファイナルファンタジーのあの雰囲気を!」だが(※「だから制作と予算の規模が3桁も違うだろがぁ!!」←僕心の叫びその2)、昔は圧倒的にプレードランナーは映像ディレクター達に支持されていた。
監督のリドリー・スコットは、こう言うリアリティのある雰囲気を作らせると上手いね~。雰囲気が良い映画は、何度も観れる。ストーリーのどんでん返しが面白い映画は、(ストーリー命なので)そうそう何度も観れない。雰囲気が素晴らしい映画としては、僕の中ではこの"プレードランナー"が"バクダッド・カフェ"と並ぶ2トップなのである。
健康あれこれ・1 枕の巻(まき)
前回までのアウトドアグッズのシリーズを終え、今回からは健康に関するあれやこれやを取り上げます。その第一回目は、"枕"について。
僕は、長年…十年以上に渡り、肩痛や不眠そして悪夢に悩まされておりました。一晩に74回もの無呼吸症状(※→詳細はこちらをクリック!)、見る夢の9割以上が悪夢(※→詳細はこちらをクリック!)、そして肩こり専門院に毎週通う生活…なのである。
これらを解消ないし軽減して熟睡できるよう、枕を何度買い換えたことか…。下のはそのほんの一例だが、低反発ウレタン枕、チロー枕、ドーナツ型枕。いずれも、素晴らしい枕のふれこみにも関わらず結果は変わらず…。
そんな時に出会ったのが、昨年(2008年)に読んだ「枕革命」(山田朱織著/講談社α新書)と言う本である。筆者は、父も整形外科医と言う整形外科医であり、正眠研究をライフワークとしている方(→詳しくご覧になりたい方はこちらをクリック/http://www.makura.co.jp/)。この本で、快眠を得るための論理をはっきりと知った。今まで経験的に蓄積していた知識を、論理立てて説明してくれた感じ。毎日、整形外科の医療現場で患者さん相手にしているお医者さんなので、言っていることにも説得力がある。すぐに予約を取ったが、予約が1年以上つまっているとの事で、下記の写真のようにとりあえず自分で(本の中の作り方に従って)座布団枕を作ってみたりもした。
そして、オーダーメイド枕の計測を申し込んで予約を待つこと一年以上、2009年11月ようやく神奈川県内にある"山田朱織枕研究所"(16号整形外科/写真下)に行ってきた。山田先生の指導の下、担当スタッフが僕の肩周りの計測や僕に合う枕の高さと材質を微調整を行う。
そして、更に待つこと3週間、2009年12月1日、ついにオーダーメイド枕が届きました!(※下写真)
待つこと一年以上、長かった…。高さが今まで使っていた枕より随分と高く感じる"8cm"で、固め。しかし、寝返りがとても打ちやすい!ちなみに価格は、23,700円(計測料、枕カバー代、消費税、送料込み)。オーダーメイドなので価格は安くないが、僕の長年の肩痛&不眠&悪夢からの解放の願いが適うならば決して高くはない。いつか長期使用感想レポートを書こうと思います。
今月号の引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
(日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版 (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編 (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート (飛 鳥 出 版)
ワインの科学 清水 健一 著 (講 談 社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方 皆川 達夫 著 (主婦と生活社)
世界ワイン大全 (日経BPムック)
ワインの世界史 (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編 (西 東 社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて (日経BP社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる (日経BP社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ (日経BP社)
トスカーナ・ワイン紀行 (日経BP社)
ソムリエを楽しむ 田崎 真也 著 (講 談 社)
ワインものがたり 鎌田 健一 著 (大泉書店)
今日からちょっとワイン通 山田 健 著 (草 思 社)
私のワイン畑 玉村 豊男 著 (扶 桑 社)
夢ワイン 江川 卓 著 (講 談 社)
永井美奈子のベランダでワイン (主婦と生活社)
ワイン この一本 戸部民夫・清水靖子編著 (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド ジャンシス・ロビンソン (WANDS)
ワインの教室 (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識 (河出書房新社)
メルシャンワイン・ホームページ
プレードランナー完全版DVD (ワーナーブラザース)
聖書の言葉
「主は立って、大地を測り、見渡して、国々を駆り立てられる。とこしえの山々は砕かれ、永遠の丘は沈む。しかし、主の道は永遠に変わらない。」 (ハバクク書 2章6節)。