主はヨシュアに言われた。「恐れてはならない。おののいてはならない。全軍隊を引き連れてアイに攻め上りなさい。アイの王も民も町の周辺の土地もあなたの手に渡す」 (ヨシュア記8章1節) |
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エリコの近くにアイと言う町がありました。
ヨシュアは斥候(スパイ)を町に送って、その町を調べさせました。
その斥候はヨシュアに言いました。
「ヨシュアよ。あの町を征服するのは、簡単です。2万3千人の兵で十分です。」 |
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その言葉に従って、イスラエルはアイを攻めましたが、逆に愛の人々がイスラエルを負かせました。
2万人ほどで楽に勝てると思っていたのに負けてしまい、イスラエルの人々は不平を言いました。
「ああ、私たちはヨルダン川を渡って来なければ良かった。今にも、カナン人が攻めてくるに違いない!」
イスラエルを率いてきたヨシュアも、勇気を失くしてしまいました。しかし、イスラエルが負けたのには理由がありました。
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エリコを攻めた時、戦って得た物をすべて主の倉に納めないと、主はその者を「呪われる」と言われていたのに、アカンと言う人が主の命令に背いて、金や銀や美しい衣服を盗んだのです。
そして、それを自分の天幕の下に隠していたのです。
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ヨシュアは、全12部族の代表を集めて犯人を探し出し、アカンが犯人だと分かりました。アカンは、全て白状しました。アカンの天幕の下を掘ると、金や銀や衣服が出て来ました。
イスラエルの人々は、アカンが盗んだ物を谷に運んで焼き、アカンたちを石で打ち殺しました。
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神様は、その後再びアイを攻めるように命ぜられました。ヨシュアは、夜のうちに町の向こう側に3万人を隔しました。
ヨシュアたちは、正面から攻め込み、アイの兵隊全部に追われて町から逃げる振りをしている間に、合図して、隠れている兵たちが兵隊の空になったアイの町を攻めました。
その時、ヨシュアも向き直って再び戦い、イスラエルは大勝利を得ました。
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ヨシュアは、エバル山に主のために石を積み、祭壇を築きました。
そして、イスラエルや他の国々の人々に「律法の書」を大声で読み上げ、神の教えを伝えました。
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