土地を偵察してきた者のうち、ヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブは、衣を引き裂き、イスラエルの人々の共同体全体に訴えた。「我々が偵察してきた土地は、とても素晴らしい土地だった。もし、我々が主の御心に適うなら、主は我々をあの土地に導き入れ、あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださるだろう。」 (民数記14章6~8節) |
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イスラエルの人々は、エジプトを出てから水も食べ物もない砂漠の旅を続けます。神様の数々の奇跡をみてきたはずなのに、イスラエルの人々は、水や食べ物の事でモーセに不平を言いました。
モーセは、神様を礼拝できる素晴らしさを、彼らに教えなければなりませんでした。 |
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モーセは、カナンの地に近づくと、12部族の中から12人を選び出しました。そして、彼らに言いました。
「あなたたちはカナンは行って、その様子を見てきなさい。
その地の人々は強いか弱いか、
また町には城壁があるのか、ないのか、
土地はよく肥えているかどうか、
そして果物があれば取ってきなさい。」
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彼らは、カナンの南の方まで行き、40日後に見事な葡萄やザクロやイチジクを持って帰りました。
そして、イスラエルの人々に、その報告をしました。
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(紙芝居を半分抜く)
「ごらんなさい!カナンの地は。このような果物のある乳と蜜の流れる素晴らしい所です!」
「しかし、そこに住む人々は強く、街は堅固な城壁で囲まれています」。
それを聞いた人々は、がっかりしました。
(全部抜く)
しかし、ヨセフとカレブの二人は言いました。
「そこの住民は強いかもしれません。しかし、主が私たちを愛して下さるなら、おそれることはありません!」
しかし、不平不満ばかり言うわからずやの民は、ヨセフとカレブに石を投げ始めました。
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モーセは、民の不信仰をたいへん悲しみ、心から神様に赦しを乞いました。
イスラエルの人々が「カナンの地を与える」と言う神様の約束を信じなかったので、神様は怒り、イスラエルにこの地を見ることをゆるさない、とモーセに告げました。
モーセがそのことを民に語ると、人々は一晩中嘆いて悔い改めました。
神様は、人々の不信仰を直すため、この後更に38年も荒野の旅を続けさせます。
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