フォード・マスタング・マッハ１・１９７３年型

(2020年 8月10日記載)

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映画やドラマに登場する車の紹介７回目は、フォード・マスタング。
マスタングは、野生の馬と言う意味です。カーアクションにピッタリの名前で、様々な映画に登場します。特に、初代タイプの６７年型や６８年型は好まれています。普通にかっこ良いし。最も有名なのは、スティーブ・マックイーンの「ブリット」で６８年型が使われています(マックイーン自身の所有車だそうです)。
６７年型は、「ワイルドスピード×３(TOKYO DRIFT)」や、ニコラス・ケイジ主演のバニシングin６０のリメイク版「６０セカンズ」に登場。
２代目マスタングの７１年型マッハ１は、「００７／ダイヤモンドは永遠に」で、ジェームズ・ボンドがカーチェイスに使っています。いわゆるボンドカー。



色々な映画に登場するマスタングですが、僕が最も好きなマスタング映画は、１９７４年公開の「バニシングin６０」。１９７３年型のフォード・マスタング・マッハ１が登場します。スタントマン出身の監督によるカーアクション映画で、もはや伝説の作品。
特に、スーパーカー少年にはたまらない映画で、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、パンテーラ、ポルシェ、ロータス、ジャガー、ローススロイス、ベンツなど５２台の高級車が登場し、加えて４８台のパトカーが登場し、計１１６台の車が登場し、９３台の車がぶっ壊れるのである(笑)。
映画を簡潔に説明すると、車の窃盗団が、依頼された高級車を６０秒以内の早業で次々と盗むのだが、エレナ(ないしエレノア)と呼ばれる１９7３年型のマスタング・マッハ１だけは、どうしても盗むことができない。四苦八苦の末、ようやく黄色のエレナを盗むことに成功するのだが、パトカーの大群の猛追撃を受ける破目になり、マッハ１がボコボコになりながらひたすら逃げまくると言う、単純明快で超シンプルなお話しである。
もはや一般受けなど狙っていない、「付いて来れる奴だけ付いて来い！」と言うような、自己主張の激しい映画である。いさぎよし(笑)。



フォード・マスタングや、この映画のうんちくを語り始めると、とても長くなるので、ばっさり割愛。
⇒フォードマスタングについての詳細はこちら！
⇒バニシングｉｎ６０についての詳細はこちら！

僕らスーパーカー世代は、欧州車を中心としたスポーツカー(ロータスに、フェラーリに、ランボルギーニに、マセラティに、ポルシェなどね)メインで育っているので、ぶっといトルクで「直線は馬鹿っ速いですが、コーナーは曲がれませんぜ～、そこの旦那！」みたいな"マッスル・アメリカンカー"には食指が動かなかったのです。コンパクト・スポーツカーを謳いながら、全長４.８ｍもあるんです・・・「十分でけぇよ！」(爆)。
ですが、この「バニシングin６０」でアメ車が好きになった人も多いと思います。僕も、マスタングはもちろん、コルベットやトランザム、カマロなども好きになりました。最近は、ドッジ・バイパーなんか大好きです。
ちなみに、このフォード・マスタングのコンセプトを踏襲して大ヒットした日本の車が、トヨタのセリカ２０００ＧＴ・リフトバック(ＬＢ)です。大学の先輩が載っていて、載せてもらったことがあります。内装は紫のチンチラ生地の土禁車で、見た目ほぼヤン車でした(笑)。

マイミニカーコレクションより「１９６８年型フォードマスタング」


マイミニカーコレクションより「１９６５年型～２００５年型のフォードマスタング」
　

　

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