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政治について考える

1.はじめに          (2010年 7月25日記載)

 まず最初に一言。10年以上このホームページの更新を続けてきて、政治に関するページを作ろうと思ったことは一度もありませんでした。何故なら、僕は経済学部の出身であり経済については多少は語れますが、"学問としての政治"については"ど素人"だからです。そして世間一般には(特にこの日本では)、「人前で"宗教"と"政治"の話はよせ。もめるし、嫌われるから!」と、しばし言われることは皆さんも良くご存知のことと思います。僕は充分すぎるくらいに"宗教"の話をこのHPで展開しているので、更に"政治"の話まで展開しだしたら、誰もこのHPに訪問してくれなくなってしまうかもしれない(笑)。
 しかし、最近(と言うか長年そうだったけれど)、この国の政治はあまりに混迷している。あっ、この書き方は御幣があるなぁ~。"大不況"と言う背景(=つまり悪い政治状況を隠し通せるだけの高額の税収が無くなってしまった)の下、半世紀以上も旧政権下でひた隠しにされてきた様々な"不都合"や"疲弊"や"不正"が、一気に表面化してきた訳です。だから以前から目に"見えない形"で存在してきた混迷が、今"目に見える形"になったに過ぎない訳ですが、それが突如「えっ、こんなにひどかったの!?」と言う最悪の状況で私達の目の前に差し出されたに過ぎないのです。
 そう言う状況を作ってきた「"母屋"でお粥を食べ"離れ"ですき焼きを食う」官僚が最も悪いのですが、官僚と馴れ合ってそれを許してきた政治家も悪い。そして、そんな政治家を選び続けてきた私達国民もやはり悪い。今の日本、身の回りの利害を調整する"政治屋"は多いけれど、日本国全体の未来を考え、国民全体の福祉のために骨身を削る"政治家"のいかに少ないことか…。中には、日本国憲法の全文を読んだことすらない政治家や、憲法の成立過程もきちんと把握していない政治家もいると聞きます(…本人が認めることは絶対無いでしょうけれど)。正に、日本の"今そこにある危機"です。その国の政治のレベルの低さは、国民の政治熟成レベルの低さの表れだとも言われます。だから、私達国民一人一人が"政治"と言うものをしっかり学び、政治としっかりと向き合わねば、この国の未来は今まで通りに「暗い」ままでしょう。私は政治学の専門家ではないので、政治制度の歩んできた歴史や関連する諸問題を理路整然と語ることはできませんが、枝葉末節にはあまり踏み込まず、理想とすべき政治の原理・原則と言うものにターゲットを絞りながら学び、考え、このシリーズを少しずつ進めていきたいと思います。また、学者のように難しいことを難しく説明するのではなく(※学者の中は、簡単な事を難しく説明している人もいるかな?)、なるべくシンプルかつ分かりやすく書き進めていきたいと思います。

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