主の霊がエフタに臨んだ。彼はギレアドとマナセを通り、更にギレアドのミツバを通り、ギレアドのミツバからアンモン人に向かって兵を進めた。エフタは主に誓いを立てて言った。「もしあなたがアンモン人をわたしの手に渡してくださるなら、わたしがアンモンとの戦いから無事に帰るとき、わたしの家の戸口からわたしを迎えに出て来る者を主のものといたします。わたしはその者を、焼き尽くす献げ物といたします。」こうしてエフタは進んで行き、アンモン人と戦った。主は彼らをエフタの手にお渡しになった。 (士師記11章29~32節) |
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イスラエルのギレアドに、エフタと言う強くて頭も良い勇者が住んでいました。しかし、お父さんの奥さんでない別の女性の子供と言う事で、家族から蔑(さげす)まれていて、エフタを家から追い出しました。
エフタは、別の地に逃れて、ならず者たちと行動を共にするようになりました。
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その頃、アンモン人がイスラエルに攻めてこようとしていました。そこでギレアドの長老たちは、勇者エフタを連れ戻そうとしてやって来ました。
「エフタさん。兵たちの大将にするから、アンモン人と戦ってください。」
「神の御前で約束してくれるならば、戦いましょう。」
こうして、エフタは兵達の大将になりました。
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エフタはアンモンの王に使者を送って、エフタの言葉を伝えました。しかしアンモンの王は、エフタの言葉を聞こうとはしませんでした。
こうして、イスラエルのギレアドとマナセの兵たちは、アンモン人と戦うことになりました。
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この時、エフタは神様に愚かな約束をしてしまいました。
「神様、私がアンモン人と戦って勝ち、帰って来た時に最初に出迎えた人を、焼き尽くす献げ物とします。」
そしてエフタの軍は、アンモン人に勝ちました。
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そして、最初に出迎えたのは、なんとエフタの一人娘でした。
神様は、対価としての犠牲など無くても大きな恵みをくださるのに、エフタは愚かな約束をしてしまったのです。
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