医療事務管理士への道

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2.医療事務の勉強開始  (2011年10月 9日記載)

 前回、私が"医療事務管理士を勉強する道"を選んだ理由を書きました。これなら日中は仕事を続けながら、通信教育で夜間や休日に勉強ができるからです。次の問題は、どの会社の通信教育を選ぶかと言う事です。今、テレビでも様々な通信教育のCMが流れています。インターネットで検索すると、"医療事務管理士"資格取得のための講座が色々と出てきます。医療業界に詳しい訳ではないので、どれを選べばよいのか分かりません。色々と調べ、

・実績(伝統)のある教育講座…勉強や対応の質を求めて

・資格取得後の就職のサポート体制が良い会社…将来の求人を考えて

・通信教育の費用が高すぎない講座…経済的にカツカツなので

を選択基準にし、結果"日本医療事務センター"の"ニック教育講座"を選択し、申し込みました。
 後日、教材が自宅に届きました。開封すると、色んな教材が同封されていました。まず、最も分厚い
"医科診療報酬点数表"です。その厚さは、もはや辞典

医科診療報酬点数表
←コレが"医科診療報酬点数表"

 そして、テキスト、レセプト実技練習のトレーニングブック、サポートブック、医科点数表索引、レポート集などが同封されていました。

テキスト テキスト
 テキストその他

 さて、いよいよ勉強開始!

 僕の勉強法は、通常「ノート作り」から始まります。ソムリエ協会のワインエキスパート試験の時もそうでした。とにかくテキストや資料が分厚くて電車の中などで読みにくいため、ノートに分かりやすくまとめるのです。しかし、今回はノート作りは後回しにしました。理由は「現在、電車通勤ではなく、自宅で勉強するため」、「受験生の様に勉強だけしていればよい身分ではないので、限られた勉強時間で結果を出すため、ひたすら"理解"と"暗記"に時間を割く」という二つの理由からです。
 通信教育は、本人のやる気と根性だけが頼りです。色々と言い訳を考えて、さぼろうと思えばいくらでもさぼれます。計画をして、きっちり勉強することが必要です。勉強時間は次のように設定しました。平日は1~2時間(※どんなに疲労している時も必ず30分は勉強する)。休日は、3時間以上勉強する(※実際、休日は5時間~7時間勉強することも多かったです)。とにかく言い訳して、勉強を先延ばしにしないこと!ワインエキスパート試験で(通信教育を完遂して)試験に1発で合格した経験があったので、通信教育に対する"根性のコツ"みたいな精神状態を体感として持っています。"1発で合格する!"と言うモチベーションを維持していないと、勉強の貫徹や試験の合格は難しいと言うことを感覚的に持っています。「試験はそのうち合格すればいいや」と言う態度で勉強を続けたら、何年経っても絶対に合格できないでしょう。

 通信教育は、順調に進めていけば6ヶ月で終わるように組み立てられていますが、忙しい社会人の方のために1年までは学べるアローワンスがあります。勉強の内容は、「医療や保健制度に関わる全般的・包括的な知識」と、実際の実務である「カルテからレセプトを作成するトレーニング」です。さて、医療事務の勉強を開始して思ったのは、僕が予想していた以上に"めんどくさい"内容であるということです。
 ここに細かく一つ一つに事例を全て書くことはできませんが、分かりやすい例を挙げると、同じ薬剤に関する点数でも使用される状況によって15円以下で点数が算定できる場合と、できない場合があったり…。また、薬剤が五捨五超入なのに、医療材料が四捨五入だったりと計算方法に一貫性がない、等…と言うように、枚挙に暇がないくらい込み入っていて、内容がとにかく細かいそして、計算のもとになる点数表が、辞典並みに分厚い。ここから必要な項目を探し出し、決められた細かなルールに従いレセプトを作成していくのです。困難さがお分かりいただけると思います。
 毎月レポートを提出するのですが、どんなに頑張ってレセプトを作成しても100点にならない!正解は8~9割程度…つまりどこか間違ってしまう訳です。レポートを通して100点はたったの1回だけ!たかが練習のレセプトでこれだけ間違うのだから、「実戦の医療現場で間違わずにレセプト処理できる人なんているの!?」と言う疑念さえ湧いてきます。医療事務管理士になったとして、現場できちんと働けるのだろうか…と。「まあ、現場は手書き・手計算ではなくコンピューター計算なので成り立っているのだろうなぁ~」と、勉強段階では推測するしかない訳ですが。
 テキストは、月を追うごとに難しくなっていき、込み入っていきます。日々の仕事や家事・育児をこなしながら勉強の内容を理解していくのは、どんどんハードになっていきます。ここで挫折するかしないかは、先ほど書いた"モチベーションが維持"できるかどうかにかかっています。僕は必要上の"必死度"が高かった(※どうしても医療事務管理士の資格が必要だった)ので、最後まで乗り越えることができました。余談ですが、勉強に対するこの根性を高校時代に持っていたら、「2勝4敗」で惨敗だった大学受験も、もう少しは良い結果を残していたかもしれません(笑)。
 さて、初めはきっちりと6ヶ月で終わらせるつもりだった通信教育ですが、仕事の冬の超繁忙期と大地震による事務所の機器の破損などに見舞われ(予定より2ヶ月オーバーの)8ヶ月かかりましたが、すべてのレポートは合格となり、無事"医療事務講座"を修了することができました。

講座の修了証
 講座の修了証

 次回は、"医療事務管理士"の認定試験への僕の対処法(勉強法)について書きたいと思います。


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