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娘の宿題その2:正多面体が5つしかない理由  (2018年1月24日記載)

 昨夜、娘にまた宿題を教えてくれ、と言われる。数学であれ、社会であれ、英語であれ、難しい宿題は、ママでなく何故か全部パパ(汗)。
 数学は、夏の「円周率を求めよ(なぜ3.14なのか?)⇒詳しくはこちら!」に引き続き、今回は「正多面体が5つしか存在しない理由を書け」である。ええ~!?そんな問題、僕の中学生の時にあったかぁ?
 娘の教科書を見ずに、また脳みそ絞りましたよ~(汗)。 パパは、文系出身ですよ?突っ込みどころ満載かと思いますが、皆さま見逃してくださいm(__)m



上の内容をざっくりまとめると、
①まず正多面体は、頂点に接する面が3つ以上ないと成立しない。2つだと折り畳むと平面になる。
②正多角形が頂点に接する角度は、全部で360度より少ないと正多面体は成立しない。360度だと完全な平面なので折り畳めない。(※360度を超えてしまうと、正多角形を曲げない限り多面体にすることはできない)。
③この条件で考えると、正六角形以上は3つの角度の和が360度以上になってしまうので、正多面体を構成するのは、正三角形と正方形と正五角形だけである。
④正三角形が、頂点に接した角度の和が360度以下になるのは、3枚と、4枚と、5枚の3種。正方形と正五角形では、それぞれ3枚の1種のみ。つまり全部で5種しかないと言うことである。

以上だけど、これはまだ正多面体を構成する要素が3タイプの正多角形で5種しかないことを示すに過ぎない。正多面体は、仕事のCGなら5つとも簡単に作れてしまうけど、それでは意味がないので。それぞれ何多面体になるかは、学校で習った公式に当てはめて計算してもらいます。
ちなみに正解は、正4面体(正三角形で構成)、正6面体=立方体(正方形で構成)、正8面体(正三角形で構成)、正12面体(正五角形で構成)、正20面体(正三角形で構成)です。



で、3DCGで正多面体をモデリングしたのですが、

正三角形でも正6面体ができてしまった。
私は間違っているのだろうか??


2018年1月24日追記:友人より次のコメントをいただいて納得!腑に落ちました(^^)

正三角形の正六面体は「すべての頂点において接する面の数が等しい」にあてはまらないから正多面体とみなされないのでは?