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ガザに平和を! (2023年12月25日記載/2024年1月26日追記)

クリスマスの夜に書いています。
長年、貧しい者や子ども達のために活動してきたガザの友人は、家は破壊され、友人も殺され、家族と南に逃げました。
12月4日にネットの連絡が途絶えました。
十日後に、無事の書き込みがありました。
更にその十日後のクリスマスの彼のメッセージは悲痛なものです。
その翻訳です。

「国連、安全保障理事会、人権団体、赤十字、そしてガザにおける私たちに対する大量虐殺に黙っていた各国政府。皆さんに言いますが、皆さんはこの凶悪な犯罪の共犯者であり、皆さんの手はガザの子供たちの血で汚れています」。

彼の怒りと悲しみと苦しみはいかほどのものでしょうか?
私が黙っていれば、代わりに路傍の石が叫び出すでしょう。
数十年に渡って、このパレスチナ問題を、利害関係のないこの日本で、色眼鏡無しで学んできた私が言います。
非は完全にイスラエルにあります。
以前も別のページで書きましたが、19世紀には2%しかおらず、1947年ですら31%だったユダヤ人に(アメリカの裏工作で)勝手に建国を宣言され、その後、大虐殺によって故郷を追われ難民となり、ガザの周囲を壁で囲まれ、水も電気もガスもコントロールされ、子ども達は誘拐され、市民は理不尽な暴力と殺戮を受け続けてきました。
西岸地区でも、民兵と化した入植者の極右集団により今現在も、家を壊され領土を奪われ多くの人々が殺されています。

「ホロコーストを経験したユダヤ人が、なぜこんな非道なことを続けられるのか?慈悲はないのか?」と思うかもしれません。
極右なイスラエルの人々は、そもそも「ホロコーストに甘んじた弱いユダヤ人」を「軽蔑の眼差し」で見ているのです。はっきり分かっているのは、建国以来彼らの悲願は、パレスチナの人々を殲滅して、強力なユダヤ人だけの国家を作る事なのです。「民族浄化」なのです。だから世界の人々が非難しても、決して止めないのです。
イスラエルの歴代首相や大物政治家たちは、こうした理念を持って数々の虐殺や戦争に手を染めてきた元軍人たちなのです。
力でパレスチナは抑えられないと悟りオスロ合意を成したラビン首相は、1995年に暗殺されました。

現首相のネタニヤフに触れておくと、彼の公約は「パレスチナ占領地での入植は止めない」「パレスチナ国家は認めない」「エルサレムは永遠にユダヤ国家の首都であるので交渉の対象としない」のないない尽くしで、和平の交渉の余地など全く無いのである。彼らの悲願は、パレスチナを永遠に葬り去ることです。

イスラエルではそう言う教育が幼少の頃から行われ、現在ガザでは2万人以上の死者が出ているにも関わらず、イスラエルの世論の8割以上が現在の戦闘において「ガザ市民の犠牲を考慮する必要がない」と答えています。それ以外のことを訴える市民は、戦前の日本で言う「非国民」扱いとなります。
私はこう言う書き方はしたくなかったのですが、もう限界です。無理です。
イスラエルが半世紀以上、長年に渡って行ってきた非人道行為は
「ホロコースト」や「アパルトヘイト」と同様、「人類の汚点」・「悪魔の所業」として歴史に「確実」に刻まれます。
世界は、そしてこの日本も、声を上げてください!

⇒パレスチナ問題の詳細は、ぜひこちらでお読みください。




2024年1月5日追記:ガザの友人の近況
7年来のガザの友人は、家を失い友人達を失いましたが、家族と共に逃げて生き延びています。
爆撃は止まらず、インフラは破壊され、全ての物資が不足している究極的に困難な状況です。 この最も愚かで馬鹿げた戦闘行為の一刻も早い終了を強く望みます。
ガザはイスラエルによって周囲を壁で囲まれた牢獄の様な地域ですので、ガザから出ることも逆に入ることもかないませんが、いつか生きて彼や彼の家族や友人にあえることを切に願っています。今は祈ることしかできません。
貧しい人々や孤児たちのために、長年地道な大切な活動をしてきた青年が、このような目に合うのは理不尽過ぎます。
※イスラエルの極右組織や民族浄化を望む原理主義思想の人々によって、彼のアカウントがハッキングを受けたり、誹謗中傷を受けることがないように、彼の名前やアカウントは表示しません。




2024年1月25日追記:友人のいるガザの病院が攻撃される
どうして黙っておられようか。
今日の日経新聞の記事。ガザの病院が攻撃を受けています。
度々このFaceBookで書いている、家を破壊され友人を殺されたガザの友人は家族と共に南に逃げましたが、今彼のいる病院が戦車隊に包囲されています。
病院を逃げ出そうと試みた武器を持たぬ市民は狙撃されて、多数殺されています。もはや戦争ではなく虐殺の連続です。
イスラエルとハマス間ではもはや解決できないので、パレスチナ自治政府首相は日欧米を含む国際社会が介入する国際会議を望んでいます。
友人は、孤立無援の絶望の中にいます。
南アフリカのアパルトヘイトやナチスのユダヤ人大虐殺のように、このイスラエルの半世紀以上に渡る残虐行為と民族浄化思想もいつか歴史が裁くでしょうが、そんな悠長なことは言っていられません。もはや一刻の猶予もありません。
孤児や貧しい人のために長年尽力してきた友人を殺させないでください!
国際社会は協力して、このひどい状況を止めてください!
イスラエルの義の無い理不尽な建国に尽力し、イスラエルを支持し大量の武器をイスラエルに送っているアメリカ合衆国の市民も声を上げてください!