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(2023年7月12日掲載)
91.ラフィットロートシルト(1997年)を飲む会開催♪
今日は、マジックがプロ並みに上手い人と演奏がプロ並みに上手い人とCG制作がプロ並みに上手い人3人の、なんとなく続いているランチ会♪
今日のランチは、蔵のあるお店「よろずキッチン恵登屋」にて、ラフィット・ロートシルト(1997年)を飲む会。
ワインエキスパート試験に合格した記念に、人生で何かを成し遂げた日に飲もうと思って買ったボルドー・メドック1級のラトュール、ムートン、ラフィット計3本の最後の一本!
開業20周年に飲むつもりだったのに、コロナ禍で集まれなくなり3年後の今日となりました!
セラーで26年熟成させたワイン、酸敗していないか、朽ちたコルクを無事抜栓できるかなど、色々ドキドキ!
無事、コルクがボトル内に落ちることなく開けられました( ≧∀≦)ノ 四半世紀の様々な想い出と保管の手間とセラーの電気代(笑)を胸にいただく!
★本日のメニュー
・アペリティフ:カヴァ・ロゼ
・Mさんお土産のロートシルトのトリフ入りチーズ
・前菜・チーズと生ハムの盛り合わせ
・カルパッチョ
・赤ワイン:ラフィット(1997年)
・メインデッシュ:フィレステーキ
・タラコクリームパスタ
・食後:神戸珈琲
滅茶苦茶楽しいランチタイムでありました( ≧∀≦)ノ
恵登屋さん、美味しい料理と場所の提供ありがとうございます!感謝m(__)m
#誤解があるといけないので書きますが全員プロです
#シャトーラフィットロートシルト #1977年 #よろずキッチン恵登屋
#ChateauLafiteRothschild
シャトー・ラフィット・ロートシルト (1997年)
このワインは2000年に一度取り上げていますが、23年前なので再び取り上げます。
メドック地区1級ワインの中でも、今日に至るまで揺るぎ無い王座にあるワイン、つまりナンバーワン・ワインが、この"シャトー・ラフィット・ロートシルト"です。
ルイ15世の時代に、ヴェルサイユ宮殿で王の寵愛を一心に集めていたのがポンパドゥール夫人でした。彼女は、王の歓心を得るために、ブルゴーニュの銘酒"ロマネ・コンティ"(一本数十万円もする世界で最も有名なワインです)の畑を手に入れようとしましたが、彼女を苦々しく思っていたコンティ公によって畑は奪われてしまいました。彼女は悔しかった分けですが、かつてポンパドゥール夫人をののしりボルドー地方に飛ばされたリシュリュー男爵(彼は何とか夫人に取り入って失地回復をはかりたかった)は、ボルドーに素晴らしいワインがあることを彼女に教えました。それが、この"シャトー・ラフィット"でした。
この偉大なぶどう園は、1355年に開設された歴史のあるシャトーです。ラフィット(Lafite)は、小高い丘(La Hite)にあったのがその名の由来。
当時は、名門セギュール家の物でしたが、フランス革命時に、このシャトーは国に没収されて競売に掛けられました。19世紀に、大富豪ロートシルト家の5男ジェームズがこのシャトーを入手し、以後"シャトー・ラフィット・ロートシルト"と名付けられました。
「メドック地区の格付け」1級の誇りにかけて、ラフィットはとても贅沢なワイン造りを行っています。吟味して剪定を行い、収穫量を抑え、一本の木からたったの200ccしか作られない(!)のです。そしてワインの熟成は、必ず新しいオークの樽で行われます。「ボルドーでもっとも絢爛たるワイン」という名声は、こうした厳しい努力によって維持されているのです。
1997年ビンテージは、買った当時は2万円ほどでしたが、今は10倍以上の価格になっています。26年間の保管の手間やセラーの電気代や店舗の家賃などを考えると妥当な金額ですね。
参考データ:ぶどう品種/赤/カベルネ・ソーヴィニョン種、メルロー種
(2023年時点の参考価格/1997年もの=24万~27万円前後)
引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
(日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版 (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編 (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート (飛 鳥 出 版)
ワインの科学 清水 健一 著 (講 談 社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方 皆川 達夫 著 (主婦と生活社)
世界ワイン大全 (日経BPムック)
ワインの世界史 (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編 (西 東 社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて (日経BP社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる (日経BP社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ (日経BP社)
トスカーナ・ワイン紀行 (日経BP社)
ソムリエを楽しむ 田崎 真也 著 (講 談 社)
ワインものがたり 鎌田 健一 著 (大泉書店)
今日からちょっとワイン通 山田 健 著 (草 思 社)
私のワイン畑 玉村 豊男 著 (扶 桑 社)
夢ワイン 江川 卓 著 (講 談 社)
永井美奈子のベランダでワイン (主婦と生活社)
ワイン この一本 戸部民夫・清水靖子編著 (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド ジャンシス・ロビンソン (WANDS)
ワインの教室 (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識 (河出書房新社)
カクテル123 (日 本 文 芸 社)
男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)
など