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(2016年 9月 3日掲載)

76.シャトーカミヤに行きました

 国内のワイナリー巡りは、ここで3ヶ所目です。自転車で行ったのは、足利のココファーム以来2件目で、シャトー・カミヤは以前から「行きたい!」と思っていましたが、自転車で「牛久一周ライドをする!」と決めてから、シャトーカミヤも目的地に加えました。
 で、9月3日朝5時に埼玉県草加の自宅を出発し、ひたすらこいで千葉県我孫子市から茨城県に入り、8時前には牛久沼に到着。牛久沼をぐるりと回って、シャトーカミヤについたのは9時過ぎ。



 まだ、ワインショップは開いていませんでしたので、シャトーカミヤ内を散策することにしました。

 
一枚、自撮りしときました(笑)

 シャトーは美しいですね。国の重要文化財ですよ!園内も、きちんと手入れがなされています。下記の園内案内図を見ていただくと分かりますが、シャトーの本館以外に、記念館、レストラン、お土産店、ワインショップなどがあります。



 シャトーカミヤは、神谷傳兵衛氏が自ら努力して切り拓いていったワイナリーです。幼いころから、周囲の裕福な酒造家を見て酒造家になることを夢見ていたようです。神谷が洋酒醸造所で働いていた17歳時に腹痛に見舞われましたが、見舞いの葡萄酒を毎日飲用しているうちに滋養効果で病気は治ったそうです。24歳で独り立ち(みかはや銘酒店)し、輸入葡萄酒から甘~い葡萄酒を製造。まだ、ワインが一般的に馴染みがなかった頃、ワインを普及させようと努力し日本人の口にあうように改良しました。その後、葡萄園を開設し、婿養子を研究と修行のためボルドーに派遣。1898年、稲敷郡岡田村の「神谷葡萄園」は成功し、牛久進出を決定。そして、1901年に本格的なワイン醸造所「牛久醸造所(現シャトーカミヤ)」建設に至り、1903年開設します。
 2003年に100周年を迎え、2008年には本館(現事務室)、醗酵室(現神谷傳兵衛記念館)、貯蔵庫(現レストラン)が国の重要文化財に指定されています。

 
神谷傳兵衛記念館(元醗酵室)

 園内の奥に進むと、竹林や葡萄畑があります。今回、葡萄畑には近づきませんでしたが、ざっと見る限り葡萄の栽培方法は、垣根つくりないし棚つくり方式でしょうか?(棒つくりじゃないよね?)。ブドウ品種は、まったく分かりませんでした(汗)。
 FaceBookページを見たら、8月30日に台風が来る前に「メルロ」を収穫したとありました。これは、「牛久葡萄酒メルロ2016」として来年発売の予定だそうです。次回行った際は、もっと畑の近くに寄って観察したいと思います。

 

 そうこうしている内に10時となり、ワインショップがオープンしました。牛久で作ったワインの他、フランスの銘醸ワインもたくさん!
 僕のサイクルジャージのバックポケットには、ハーフサイズボトル一本入れるのがやっとなので、厳選して「牛久ワイナリー・葡萄の城」のロゼを買いました。ちなみに、お店のお姉さんが僕がそのワインをジャージの後ろのポケットにしまったので、マジ驚いてました。リュックサックか何かに入れると思ったそうです…まさか服のポケットにワインを入れるとは!(笑)

 

 ワインを買った後、ワインショップを後にして、僕のシャトーカミヤ訪問は終わり、帰途につきました。こうして僕の牛久往復100km自転車の旅は、無事終わりました。


牛久ワイナリー・葡萄の城・ロゼ

 上記のように。サイクルジャージのバックポケットには、ハーフボトルが1本しか入らないので、厳選してえらんだのが、この「牛久ワイナリー・葡萄の城・ロゼ」です。
買ったばかりですのでまだ飲んでないですが、説明文によると「淡いピンク色、ラズベリーやオレンジを思わせるさわやかな香り。ジューシーな甘味とほのかな酸味が心地よく感じられます」との事。甘口ロゼなので、渋い赤ワインが苦手な人も飲めそうですね~。マリネやスモークサーモンにあうそうです。

参考データ:葡萄品種 ----
      産地:輸入&国産葡萄果汁
      価格:360mℓ/677円(税込み)


引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
                        (日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版     (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編            (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック              (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート              (飛 鳥 出 版)
ワインの科学          清水 健一 著   (講  談  社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン         (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方       皆川 達夫 著   (主婦と生活社)
世界ワイン大全                  (日経BPムック)
ワインの世界史                  (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編   (西  東  社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて            (日経BP社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる       (日経BP社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ     (日経BP社)
トスカーナ・ワイン紀行                 (日経BP社)
ソムリエを楽しむ        田崎 真也 著   (講  談  社)
ワインものがたり        鎌田 健一 著     (大泉書店)
今日からちょっとワイン通     山田 健 著   (草  思  社)
私のワイン畑          玉村 豊男 著   (扶  桑  社)
夢ワイン             江川 卓 著   (講  談  社)
永井美奈子のベランダでワイン            (主婦と生活社)
ワイン この一本    戸部民夫・清水靖子編著  (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ      マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド   ジャンシス・ロビンソン    (WANDS)
ワインの教室                   (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識         (河出書房新社)
カクテル123                  (日 本 文 芸 社)
男と女のワイン術              (日経プレミアシリーズ)
シャトー・カミヤHPとFaceBookページ         など