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(2013年 4月 7日掲載)
66.カクテルに挑戦!5.キール(&キールロワイヤル)
ワインを使ったカクテルの4回目は"キール"です。
キールは、主に食前酒として飲まれます。キールは(キールが誕生したブルゴーニュの)辛口白ワインと、クレーム・ド・カシスを使用します。用意するのは、白ワイン(※今回は練習用にブルゴーニュ産でなく、福島のシャルドネ種の地ワインを使用/1,200円)と、クレーム・ド・カシス(※698円で購入)。
氷を使わないので、良く冷えたフルート型シャンパングラスを使います。僕は、今回"クルスタルグラス"のフルート型グラスを使いました。これに、クレーム・ド・カシス1/5を入れ、次に白ワインを4/5入れて、軽くステアして完成。
白ワインをシャンパンに替えると、「キール・ロワイヤル」になります。でも街中の飲み屋の多くは、(ミモザでも書いたけど)シャンパンじゃなくてスパークリングワインだと思う。コスト的に、一杯500~700円で飲める訳ないもの。ちなみにキールの創案者は、ブルゴーニュのデジョン市のキール市長です。市の公式行事の際は、必ず飲まれていたそうな…。
サラ・ビベ・ブリュット
前回まで10回に渡って日本のワインを取り上げてきましたが、今回からしばらくは世界各地のワインを徒然に取り上げていきたいと思います。
今回は、なんとメキシコのワイン!生まれて初めてメキシコのワインを買いました。南米ワインと言えば、チリワインやアルゼンチンワインはワインスクールでも学びましたが、メキシコのワインは学びませんでしたし全く分かりません(笑)。
この「サラビベ」の名前は、僕の好きなスペインのフレシネ社の創業者"ペドロ・フェラー・ボッシュ"の妻で、創立に大きく貢献した"ドロレス・サラビベ"に由来するそうです。このスパークリングワインは、葡萄の搾汁の一番搾りを50%使い、シャンパンと同じ瓶内二次発酵され、18ヶ月間も熟成されます。ルミュアージュ(※瓶を定期的に回す)も、熟練した職人により行われる…というとても贅沢なワインです。
780円で購入したのですが、この丁寧で手間のかかった造りで、しかもパーカーポイント87点と言う高得点で、この価格は僕の中ではちょっと有り得ません(…有り得ているけど)。まだ飲んでいないのですが、これで飲んで美味しかったら、わが家の日常のみスパークリングとして十本ぐらい買ってもよいかも…。(シャンパンを除く)僕の中の好きなコストパフォーマースパークリングとして、フレシネ・カヴァ、アルテラティーノ・カヴァ、ロジャーグラート・カヴァ、クックス・ブリュット等の仲間入りとなるか、否か…楽しみ。
参考データ:葡萄品種 マカベオ種、シュナンブラン種、ピノノワールのブレンド 70%
サンテミリオン(ユニ・ブラン)種 30%
メキシコ産 750mℓ/価格:780円
引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
(日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版 (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編 (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート (飛 鳥 出 版)
ワインの科学 清水 健一 著 (講 談 社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方 皆川 達夫 著 (主婦と生活社)
世界ワイン大全 (日経BPムック)
ワインの世界史 (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編 (西 東 社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて (日経BP社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる (日経BP社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ (日経BP社)
トスカーナ・ワイン紀行 (日経BP社)
ソムリエを楽しむ 田崎 真也 著 (講 談 社)
ワインものがたり 鎌田 健一 著 (大泉書店)
今日からちょっとワイン通 山田 健 著 (草 思 社)
私のワイン畑 玉村 豊男 著 (扶 桑 社)
夢ワイン 江川 卓 著 (講 談 社)
永井美奈子のベランダでワイン (主婦と生活社)
ワイン この一本 戸部民夫・清水靖子編著 (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド ジャンシス・ロビンソン (WANDS)
ワインの教室 (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識 (河出書房新社)
カクテル123 (日 本 文 芸 社)
コルドンヴェールHP など