チタニウム・ソーラーウォッチ 4本比較
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さて、さて、過去5本のソーラー発電腕時計を買いました(※カシオGショックは紛失したので現在4本)。その内の4本が、チタニウム合金のバンド。やや皮膚アレルギー気味なので、チタニウムバンドは高価だけど助かるのである。腕時計の耐久性とかは、1年やそこらじゃ分からない。10年以上使ってようやくその素性の良し悪しが分かると思う。買った時に「カッコいい時計だ!高性能だ!」と思ってみても、1~2年後にぶっ壊れているんは話にならない。
僕は、たまたま長年使用している、チタニウムソーラー腕時計が4本あるので、この4本を比較しつつ、ソーラー腕時計と言う製品の特質やそれぞれの耐久性能やその他パフォーマンスについて見てみたい。「ソーラーウォッチは電池交換が必要なく半永久的に使える!」的な謳い文句で買ってしまった人も多いと思うが、はたしていかに?
①シャルルホーゲル・チタニウムソーラー
これが初めて買ったソーラーウォッチ。スイスのシャルルホーゲル製。当時の購入価格は19,800円(定価はとんでもない高額だった…笑)。この価格で、チタニウムバンドでソーラー時計は即買い!しかもこの薄さで、100m防水なのである。カレンダー機能すら付いている。
さて、ソーラー時計は電池交換が必要ない・・・と言うのは、結論から言うと嘘である。太陽電池パネルで発電した電気を蓄えておく、二次電池(※充電用ボタン電池)が必要なのである。電池である以上、寿命がある。電池は次第にへたって良き、ある時、突然充電できなくなり、時計が停止するのだ。
ところがこのシャルルホーゲルは、1996年に購入してから電池の交換なしに2014年まで18年も動き続けたのである!ヨドバシに電池交換に持っていったら、電池交換に1万5千円かかると言う。清掃や防水テストをするのと、充電用ボタン電池は通常のボタン電池より高価なのである。2万円ほどの時計に、1万5千円の電池交換費用は微妙・・・。
なので、自分でやることにしました(⇒電池交換記はこちら!)。使用されているボタンは、パナソニックのMT920と言う電極付きの充電型ボタン電池で、3種の電極の型があるようです。価格は、ボタン電池としては高い2600円!そして、今回の電極の型の販売がNET中探しても見つからない。そりゃ電池交換に1万5千円もかかるわけだ!僕には対応できないな。シャルルホーゲルは、きっぱり諦める事にしました。この時計、ホントによく動いてくれました…18年、十分に満足です。なので、この時計は引退。お疲れ様~!
②エルジン・チタンデイデートクオーツ
シャルルホーゲルの次に買ったのは、エルジンのソーラーウォッチ。(エルジンは元々はアメリカのメーカーだが、今は商標権を買い取った日本のメーカーが作っているらしい)。
これも当時1万9,800円で買った時計(※定価には10万円以上の価格が付いていた…笑)。この時計は気にいった!デザインが良いだけでなく、タフなのである!なんと200m防水!事実、僕はこの時計でサイパンの海に潜ったりプールで泳いだりしているが、びくともしない。で、肝心の2次電池ですが、1997年に購入し2004年に遂に停止。電池寿命は、7年だった。
電池交換の相談でエルジン代理店に電話したら、「代替部品が手に入らない」と言って断わられた。それでもあきらめきれずに、2007年に駄目モトでヨドバシに持ち込んだ。そうしたら、今度は2次電池の交換&防水テスト代1万円で無事戻ってきて、復活!どうなっているのだ、エルジン代理店!?まあ、取り敢えず今も現役で、メインの腕時計として駆動中~。電池交換に1万円・・・安くないな~。
2018年2月17日追記:2秒ずつ進む症状。つまり2次電池の寿命である。前回の交換が2007年だから、10年ももった計算。良い方だろう。でも、電池交換に1万円かかるからなぁ~。1万9,800円の時計に、電池交換2回で2万円はどうなんだろうなぁ~?
③カシオ・ウェーブ・セプター
2003年の末、仕事をはじめとしてがんばった自分へのご褒美として、念願のウェーブセプターを購入(…とは言っても、お小遣いをコツコツと貯めていたに過ぎないのだが…笑)。購入価格27,800円(税別)。ソーラーでチタニウムバンドで50m防水で、しかもこれは電波時計!自動的に時刻を正しく合わせてくれる。液晶のデジタル表示付きで、ストップウォッチやらアラームやら、至れり尽くせり。2次電池を一度交換しているが、いつ交換したかのメモを忘れたので、2次電池が何年もったのかは分からない。
ちなみに、(紛失してしまったが)同じカシオのGショックのタフソーラーは、5年弱で2次電池が消耗した。電池交換代は、技術料や防水検査込みで2,520円だった。エルジンの1/4の電池交換料。ウエーブセプターも、電池交換は高くなかったと記憶している。こう言うのは、やっぱり国産メーカーは良心的で安心。
この時にお店で聞いたのだが、充電用の2次バッテリーの寿命はだいたい5年から、最高で7年ぐらいとの事(※そう言った意味で、前述のシャルルホーゲルの18年の長寿命は、もはや奇跡と言って良い寿命!さすがスイス製!なのか、もしくは国産の電池性能のおかげなのか・・・?)。
2017年11月29日追記:2度目の2次電池交換をアキバのサービスセンターにて行いました。チタンバンドが磁気を帯びてアナログ針が狂ってきたので、ついでに磁気抜きもしてもらいました。
④エルジン・ソーラードライブ(エルジン社140周年ウォッチ)
お気に入りのエルジンのチタニウムデートクオーツが一時的に動かなくなり、修理不能と言われて落ち込んでいた時に、エルジンから140周年記念モデルのソーラーウオッチが出たと言うので、2005年に購入。チタニウムでソーラーで100m防水に加え、電波時計!針の動きによるカレンダー機能も付いている。いたれりつくせり。定価58,000円のところ、(僕が会員になっている某サイトで)特別価格14,800円(税別)。チタンでソーラーで電波で100m防水でこの破格…いくらなんでもちょっと怪しい(笑)。
で、怪しいと思ったのが当たっていて、こいつががとんでもない食わせ物だった。購入から1年半で停止。2次電池の消耗にしても、ちょいと早すぎる停止。ヨドバシで修理に出したら、なんと10,500円もかかった!しかも盤面のソーラーパネルが明らかに違うのに交換されている!どう見ても、最初のオリジナルよりもチープなソーラー盤面!もしかして、初めからパネルに不具合があったような、本来ならばリコール商品だったのではないか?と言う疑問がふつふつと頭にわいてでた。
それから7年。またこの時計、停まった。2次電池云々ではなく、故障らしい(なぜならば、わざわざ高い2次電池を注文購入して入れ替えたがやはり動かない)。前回の早すぎる故障の修理からわずか7年!14,800円の時計の修理費に、前回10,500円もかかっている!もう2度目の修理にプラス1万円以上はあり得ない!もう直さない。駄目だな、こいつ。エルジン…もう見限った。なので、この時計は、強制引退!
せめてこのチタニウムバンドだけでも他の時計に流用できれば良いのだが…留め具の形状があわん。
チタニウムソーラー時計4本の比較 時計 タフさ 電池の持ち 維持費(電池交換&修理費) シャルルホーゲル・チタニウムソーラー 〇 ◎ △ カシオ・ウェーブ・セプター 〇 〇 ◎ エルジン・チタンデイデートクオーツ 〇 〇 △ エルジン・140周年ソーラードライブ ×(論外) 電池云々以前のレベル ×(論外)
こうして見るとチタニウムソーラー腕時計も、車や家電と同じで、コスパや維持費が安いのは日本の国産製のカシオ。電池交換は高くつくが、総合的な高性能&タフさをもっているのがスイスのシャルルホーゲルだった。アメリカ製(とはもはや言えないが)エルジンは、最初に買ったチタンデイクォーツはなかなか良かったが、140週周年記念のチタニウム電波ソーラーウォッチがひどいていたらく。今後はエルジンの時計は恐いので絶対に買わない。てか、ソーラー腕時計は電池交換に1万円とか1万5千円とかかかるので、カシオ以外はもう買わない。
番外編:チタニウムバンドでないソーラーウオッチ
2018年2月23日追記:息子の高校合格祝いに、ウエーブセプターのクロノグラフ、WVQ-M410-2AJFを購入しました。僕が使いたいくらい超クールです(^^)。電波&ソーラーで、100m防水!その他機能も満載!
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2018年3月29日追記:僕が2010年に御宿でタフソーラーGショックを紛失してから丸8年が経過。ようやくGショックを買いました。こだわりは完全アナログで秒針付き+タフソーラー電池+電波時計+200m防水。デザインは、超カッコいいです!
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