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スナフキンの東京23区内名山登山 (2020年12月3日)

10月5日に、ふと思いついた東京23区内の名山登山。計画は完璧だ。いよいよ今日が、その実行日である。
だがしかし、僕が忙しいので代わりに友人のスナフキンに行ってもらうことにした。
レポートは、僕に代わってスナフキンが行います。


(登山ルート計画図)

草加駅到着
登山の朝は早い。日の出前、草加駅周辺はまだ真っ暗である。
おさびし山よ、我に語れ。今日の登山は、無事に終えられるだろうか?
リュックを背負い、帽子を被り、マフラーも忘れずに身に着けた。気温は5℃・・・寒し。
今日の縦走を乗り切るため、装備を軽くした。雪は降らないようだから、ビバーク用の軽量登山テントは家に置いてきた。
山で温かい珈琲を飲むべくガスバーナーを携行したかったが、東京のど真ん中でガスバーナーを着けると、職質受けるか、通報されそうなので、これも家に置いてきた。
さていよいよ、現代文明のトレインなる珍しき乗り物に乗って、上野へと出発す。



上野にて登山スタート
さて、上野に到着した。空はやや白んできた。夜明けは近い。
雪は降っていない。良かった・・・アイゼンも家に置いてきたのだ。冬山での遭難は、なんとしても避けたい。
さて、いよいよ登山開始だ。まずは、この階段を登る。



上野恩賜公園の最初の階段を登ると、西郷隆盛・・・せごどんの銅像があったので、記念撮影などしてみた。



①摺鉢山 標高24m
まず一座目は、上野公園にある摺鉢山だ。いきなり標高24mと言う過酷な登山だ。ここで、体力を使いきってしまわないようなしないと。
摺鉢山は、古墳である。つまり人工の山である。かつては他にも古墳群があったらしいが、現代はいずれも消滅している・・・私のせいではない。
この登山の難所は最初の上野公園に登る階段だった気もするが、無事山頂に到着。山頂から、下界を見下ろしてみた。

 

摺鉢山を下山し、上野恩賜公園も降りると、カエルが口から水を吐き出していた。
何故だろう?ムーミン谷には、あんなカエルはいない。不思議なカエルだ。



本来なら、このまま2座目に向かうのだが、この登山計画を立てたジョリ氏に頼まれた物があり、それをまず某社に届ける。大きく寄り道をして、佐竹商店街を通過。



某社へのお届け物を完了し、三笠山へと向かう。
途中、大きなビルの谷を通過したが、あまりに巨大でめまいがしたほどだ。流石に東京は大都会だ。



そんなコンクリートジャングルの中ではあるが、ピーターラビットたちに会えて、ほっこりした。



その後、日本に来た記念に東京駅にて記念撮影。私は、以外にミーハーなのだ。



②三笠山 標高9m(人工の山)
長い距離を歩いて、日比谷公園の三笠山の登山口に到着。
標高9mの標高は、地元そうか公園にある所謂"そうか山"の標高(14.9m)よりも低い低山である。低山中の低山である。ちなみに、日本一低い山は秋田県の大潟富士と言われている。富士山の千分の一のスケールで作られた山だが、そもそも干拓地の海抜下の土地に作られた山なので、山なのに標高は0mだそうだ。蘊蓄はここまで。



そして、三笠山登頂に成功!山頂より、池と庭園を見下ろす。人々が、まるで豆粒の様に小さく見える。
この山に登るよりも上野から日比谷まで歩く距離の方がしんどかったのは、きっと気のせいだろう。



三笠山から無事に下山すると、またもやペリカンが口から水を吐き出していた。
不思議だ。東京の生き物は、口から水を吐き出す習性でもあるのだろうか?帰ったら、ジョリ氏に聞いてみよう。



③愛宕山 
標高25.7m(自然の山としては最高峰)
三笠山の次に目指す3座目は、自然の山としては23区内最高峰の愛宕山である。
登山道の入口で、階段を見上げる。86段あるこの階段はなかなかハードだ。
脚はもつだろうか?つらないだろうか?ちなみにこの階段は「出世の階段」と呼ばれているらしい。
流離人の私には、関係の無い話だ。



なんとか階段を登り切り、無事山頂に到着。登るよりも降りる方が恐そうだ。



山頂には、いくつかの顔だしパネルがあった。西郷隆盛と勝海の江戸城無血開城の会談があった場所だそうだ。
せっかくなので、私も顔をだしてみることにした。そうしたら、顔どころか全身が入ってしまった。
せごどん、顔がそんなに大きいのか?なんにせよ、今日はせごどんと縁のある日だ。



地下鉄移動/神谷町⇒中目黒
東京には、地下を巡っているメトロなる不可思議な鉄道の網があるらしい。
私は、神谷町と言う入口から入り、中目黒と言う出口までワープした。便利な世になったものだ。



④西郷山 標高37.8m
次に目指した4座目は、西郷山と言う標高が38m近い山だ。愛宕山よりも、更に高いではないか!
何という過酷な縦走なのであろうか。ここいらの土地は、西郷隆盛の実弟の従道が兄の再起を願って購入したとか。
西郷つながりの場所、本日で3ヶ所目である。今日は、せごどんデーである。取り敢えず、登山道入口に到着。
愛宕山の階段数よりは少ないが、頂上まで70段ぐらいはありそうだ。



息を切らしながら登り、山頂に到着。冬の快晴日には、展望台から富士山が見えるらしい。
残念ながら今日は曇り&小雨で、富士山は見えず。



ここの山頂の脇のGreenCafe・・・何語だ?・・・日本語で「みどり茶屋」と言う意味らしい・・・フィンランド語でも書いてほしい。
ここで休憩するはずだったが、予定より早く着き過ぎてしまい、今回はここでの休憩はパス。



⑤代官山 
標高27m (渋谷駅との高度差43m)
次に目指した5座目は、代官山。登山関係者の間では、ここでの遭難はもっとも恥ずかしいこととされている。
そう言えば、こんな都市伝説があるらしい。地方から出てきた女子大生のお話し。新入生歓迎コンパで「代官山駅に集合ね」と言われて、ハイキングかと思った当該女子大生は、当日「登山の恰好」でリュックを背負って代官山に現れたのである。これはジョリ氏がかつて成田山に行った時に、成田山と言う山を探してしまった心境と似ている。
どこが本来の登山口かは、まったくもって不明だが、取り敢えず登る。



代官山は、なんなく登頂成功。だが、どこが山頂なのか、今一つ不明である。あちこち歩いたが、三角点や山頂標識がどこにも見当たらなかった。通りすがりのお洒落なファッションの通行人達(山を歩く彼らは全員ハイカーなのか?)に、「山頂はどこですが?」と聞くのは、何故かためらわれた。



地下鉄移動/代官山⇒渋谷⇒表参道
ここで、再び便利なワープ装置を用いて、代官山から入り、渋谷で乗り換え、表参道に移動する。
途中から地下。地下なので、地上の世界が見えない。不安だ。ムーミン谷に、地下鉄と言うものはないのだ。
どんな装置を用いて、人類はこのような広大で複雑な地下迷宮を築いたのであろうか?。



⑥鳩森富士 標高6m (現存している富士塚の一つ)
表参道から、6座目の富士山を目指す。
なんと、都内縦走中に富士山を登ることになろうとは・・・。都内に現存している数少ない貴重な富士塚の一つである。
ジョリ氏は、かつて富士山に登ったことがあるそうだ。私は、初めてである。
脚は、体力は、心肺は、果たしてもつのだろうか?富士山の登山道入口に到着。



遭難しないように登山ルートをしっかりと確認した。



20秒後、5合目に到達。息切れがしている。きっと酸素が薄いせいだろう。



そして、40秒後には山頂に到着!人生初の富士山登頂である。
帰宅したら、富士山を登った事があると言うジョリ氏に自慢してあげよう。



富士山の山頂からは、広大な関東平野の一部が見渡せる。



新宿御苑センターにてランチ
富士山を下山後、緑豊かな新宿御苑を目指す。
新宿の御苑センターのレストラン「はなのき」にてランチタイム休憩をするためだ。無事、到着。



ジョリ氏は、ここで過去3回カレーを食しているそうだが、何故か執拗にここを勧めてきた。
理由を聞いてみると、なんとここでは「山のカレー」を食べられるからだと言う。
ご飯の盛り付けを山の形にしているのだと言う。登山家には最適なカレーだ。
ジョリ氏によると、以前は「富士山」の形のカレーがあったそうだが、今日のカレーは「磐梯山カレー」だった。



西郷山山頂の「グリーンカフェ」でのお茶休憩をパスしたので、ここでホットコーヒーを注文した。
私には、コーヒーカップは大きすぎるようだ。目玉のオヤジよろしく、カップがお風呂化してしまう。
溺れないように少しずつ飲む。



⑦箱根山 標高44.6m (人工の山/23区内最高峰)
ランチ休憩を終えた私が向かうのが本日最後の7座目、山手線内で最も高い標高44.6mの箱根山である。
ここまで脚を酷使した私に、この難易度の高い山を登れと言うのか!よし、そのチャレンジを受けてたとう!
何故、そんな苦しい思いをして、山に登るのかって?そんなことは、前を歩いている奴に聞いてくれ。
取り敢えず、登山道入口に到着。



そして、遂に山頂へ!23区名山7座、縦走貫徹!クールな私でも、目にうっすらと涙が。



23区内で一番高い山からの眺望。教会が建っていた。
眼下の風景の雰囲気が、ムーミン谷を想起させた。郷愁の念にかられる。



早稲田駅から草加へ帰還
飛鳥山(25.4m)やおとめ山(36.6m)や柳森富士塚など、他にも名山はいくつもあるが、ジョリ氏が今日の縦走計画をこの7座に絞っておいてくれたのは正解だった。意外とハードだったのだ。
箱根山を下山し、早稲田駅からトレインなる文明の器に乗って銀座に移動し、ギャラリーで美しい絵を鑑賞し、その後無事草加に帰還。こうして、私の東京23区内名山登山縦走の旅は無事に終わった。



東京23区内登山データのまとめ
以上、スナフキンの登山レポートでしたが、今日のデータはスナフキンに代わって僕がまとめます。
ガーミンウォッチをメインに計測しましたが、途中でのハードやアプリのハングに備えて、スマホのストラバアプリでも同時に計測しました。結果、どちらもトラブルなく最後まで稼働し、どちらもほぼ同じデータ数値を計測しましたので、ほぼ正確な数値と考えて良いでしょう。今回は、ガーミン先生のデータを採用します。
今日の累計獲得高度は、
354m。栃木県の大平山の標高を超えました。
歩行移動距離は、
28.1km。これは6年前の「陣馬山―景信山―城山―高尾山」縦走よりも、10km長い距離です(汗)。
(ちなみに、GPSの電波が届かない地下では、アプリをオフにしていますので、地下鉄のコンコースやホームでの歩行移動、階段の上り下りの獲得標高は計測外です。)。
総歩数は、
37,612歩・・・なかなかえげつない歩数です。消費カロリーは、2,346calでした。
ジョークのつもりで気軽に始めた「23区名山登山縦走」でしたが、当初の予想以上にハードでした(笑)。
代理で行ってくれたスナフキン、お疲れ様!



おまけ
トレッキングの疲れをいやすため、コーヒーカップのお風呂に入るスナフキン。




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