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私が宇都宮を嫌いになった理由(わけ)
(2008年 8月29日記載)
日頃は、本HPでは愚痴や不満を、極力書かないと決めているのだが、今回はかなり頭に血が上ったので、フラストレーション発散、ストレス解消のため敢えて書く!!題して"僕が宇都宮を嫌いになった理由(わけ)"。否、厳密には、"宇都宮警察を嫌いになった理由"か、"宇都宮警察が治安を預かる宇都宮を嫌いになった理由"が、より正しく本質を言い表している。予めお断りしておくが、僕には正統な弁解の余地のまったく無い半分"逆切れ"記事である(笑)。あっ、こう言うのが苦手な人は、この先は読まないでね
皆さん、覚えておいでだろうか?昔、栃木県の宇都宮市内で、男性が散弾銃で隣家の主婦ら二人を殺傷した事件だ。被害者は、日頃から男性の嫌がらせに苦慮しており、各種機関に相談したり防犯カメラも設置していた。宇都宮警察が、住民の声にきちんと耳を傾けていたら、男性の銃所持も不許可になっていたであろうし、最悪な事態も防げただろう。そう言う背景がある事件だった。
僕が、6年前に仕事の打ち合わせのために宇都宮市内の会社に打ち合わせに行ったのは、その事件直後の2002年7月のとある日だった。宇都宮市内は道が入り組んでいて一方通行が多く、どう走ってもその会社に辿り着けない。まだカーナビを持っていない頃だったので、地図帳を頼りにゆっくりと市内を走っていた。通りを走る車は少なかった。打ち合わせまで、もう時間がない。その時、お巡りさんの後姿が僕の視界に入った。ちょうど、違反車両のドライバーに違反切符を切っている最中だったのである。
僕は、そのお巡りさんに道を聞く事にして、交差点を右折した。交通量はとても少なく、僕の車と違反車両以外の車は、その通りにはいなかった。
僕は、お巡りさんの後姿に声をかけた。
「すみません…埼玉から来て道が分からないので、お聞きしたいのですが。」
すると、間髪入れずにお巡りさんは言った。お巡りさんは、違反者に相対しているので後ろ姿のままである。
「今、そこの交差点、右折して来たんでしょ?そこの右折禁止の標識、見えなかった?ちょっとそこに車寄せて!」
僕は、目が点になった。
「今、こっちのが終わったら、そっちの処理するから!」
おいおい、後姿で、どうして僕の違反が分かるんだ?この時点で、僕の中で"お巡りさん"は"警察官"に変質した(以後、警察官と言う表記にする)。僕は、遥々と宇都宮までやって来て道に迷って、警察官を頼りにして曲がってきたのに、何故そんな仕打ちをするの?
黙々と、違反切符の書き込みをしている警察官。最初の違反者の切符の処理を終えると、今度は僕の違反切符(※正式には交通反則告知書)の記入を黙々と始める。その間、一度も僕の目を見る事は無かった。ドライバーが違反する地元の箇所をよく知っていて、ひたすら違反切符を切る事に心血を注ぎ、一日のノルマを達成している…そんな印象を受けた。と言うか、それ以外の印象を浮かべる事が不可能だった。
彼は、切符と反則金の納付書を僕に渡すと、ようやく地図を開いて目的地を示して、彼は自分の業務に戻った。最後まで僕と一度も目を合わせる事無く、「安全運転で行ってね」の一言も無かった。市民の役に立とうとか、そう言う姿勢はまったく見えなかった。警官としてどうこう言う以前に、社会人としての人間性を疑った。人間的な日常会話のできない警察官って…数日前に起ったばかりの猟銃発砲事件と、僕の脳内でリンクした。僕には、その警察官が精神的に追い詰められた機械のように見えた。もう、宇都宮では警察官には道を聞かない。
当然、打ち合わせには遅刻してしまった。それ以降、宇都宮での打ち合わせには、すべて新幹線で行っている。
あれから、6年経ったこの夏、再び宇都宮市内を5分だけ走った。このたった5分間が、魔の5分間だった。3年連続、那須や鬼怒川と言った栃木方面に夏の観光旅行に出かけているのだが、ずっと高速道路で通過するだけだったので、たまには下を走ってみるのも良いかな~と、カーナビを見ながら"ふと"下道へ降りたのである。それが間違いだった。
高速を降りてすぐの、近くのとあるT字路に差し掛かった。前後左右500mぐらいは、一台の車も走っていない。T字路でブレーキを踏んで徐行し、左右も黙視でしっかり確認し、右に曲がった。日頃から安全運転をしているが、取り分け家族を乗せている時は物凄く慎重な安全運転をしているのだ。
ところが、突然後からパトカーがやってきて、左の駐車上に停めろと言ってきた。僕は、子供の見ている前で、パトカーの後部席に載せられる破目になった。
「あそこ一時停止だったんだけど、気が付かなかった?」
その時の正直な気持ちを言うと、"しまった!"。
「徐行をしましたし、左右の安全はしっかり確認しましたよ。」
「うん、見てたから分かるよ。徐行もしてたし、左右も確認してたね。でも、一時停止なんだよ。」
これ移行の会話はずっと「あそこは一時停止だから」の一点ばり。悔しくても僕に弁解の余地はない、だって一時停止ヶ所なんだから。二人の警官は、違反切符に黙々と記入し、違反切符と反則金納付書を渡した。警官は僕ら家族4人が旅行で栃木まで来ている事を、もちろん知っている。と言うか、逆に、旅行者がそこで最も違反しやすい事を知っていて、ずっと張り込んでいるのだろう。
そして別れ際、またもや「安全運転で行ってね~」の一言もなかった。その一言があるだけでも、随分と気持ちも和らぐのに。僕は、宇都宮で下道に降りた事を"ものすご~く"後悔し、すぐに高速道路に戻った。宇都宮で下の道を走ったのは、わずか5分。
今回の件で、6年前の黙々とノルマ(?)をこなしていたあの"目を決して合わせない警察官"を思い出したのは言うまでも無い。あの時も今回も、警察官達は、黙々と"切符が切れる確実な地点"で黙々と業務(ノルマ?)を忠実にこなしていただけ。そう言う意味では、業務に落ち度は無いだろう。でも、本当に心からの交通安全や市民の安全を願って業務に当たっているのだろうか?そもそも法の理念をどこまで理解しているのだろうか?あの警官たちは、僕が安全運転をしているしている事を間違いなく知っていた。無謀な運転をしていない事も知っていた。そして、意味の無い抵抗をせず切符を受け取り、確実に反則金を支払う事も知っていた…何故なら非は一方的にすべてこちらにあるからだ。今の時代、高額な反則金の支払いだってたいへんなのだよ。夏休みのこの旅行だって、日頃の節約の上に成り立っている。たぶん、人の生活の痛みを理解する人情なんて、もう消えちゃっているのだろう~な~。
交通法規の背景にある理念…大事なのは安全を確認し実行すること、そのための交通法規であり各種標識である。決してその逆ではない。楽しい夏休み旅行の出鼻をくじかれ、とても暗い旅行のスタートとなってしまったのは言うまでも無い。
僕は、法の成立した根本原理を学んでいる。名文化されていなかった太古の法から、現代の名文法までの成立の理念を学んでいる。だから、社会で施行される法は、万人に平等に施行されなければならない(…例え悪法であっても甘受せねばならない)。だから、僕が交通法規に違反した事に関しては、言い逃れはできない。地元の有力者や暴力団や右翼関連の人々の違反が見逃されていると言う事実は知っていても、自分も同様に見逃されるべきだとは思わない。だから、宇都宮での二つの交通違反については、弁解の余地が無い。「ごめんない。以後、気をつけます」。
しかし、法の適用には程度問題がある。ゴールド免許を持っている人は、"無事故・無違反"だと言われるが、実はそうではない。正確には、"違反無発見・無検挙"である。車を運転しないドライバーならともかく、交通法規に100%違反しない事はほぼ不可能だ。制限速度40km/hの道路を40kmで走ると固く決心しても、コンピューターが運転している訳では無い以上、実際にはいつの間にか43km/h、45km/h…と出てしまう。これも厳密には交通違反であり、ただ単に違反が見つかっていないだけである。事実、40km/h制限の道路で40km/hで走っているパトカーなんて見たことが無い。パトカーがバックミラーに写ると、誰もが制限速度に注意するが、不思議な事に制限速度を守っているはずのパトカーがみるみるうちに近づいてくる(笑)。
制限速度40kmの道路で、「はい、あなた今5キロオーバー。はい、違反切符切るからこっち来て」。
停止線を5cmはみ出して、「はい、あなた今停止線オーバーしました。はい、こっち来て」。
道路脇の花に目を向けて、「はい、あなた今脇見運転しましたね。安全運転義務違反だから、こっち来て」。
…などと言う事は、法的には可能である。どれもこれも、違法は違法である。違反していない車はほぼ皆無だから、(インネンを吹っかけて金を脅し取るヤクザのように)捕まえようと思えば全部の車を停めて、切符を切り、反則金を取る事は可能ではある。しかし、現実には、そう言う事はしない。社会一般の生活が混乱し立ち行かなくなるからだ。社会通念上、どれも軽微な違法ではあるが、黙認している状況だと言える。
自分の名誉のために言うが、この10年間、違反切符を切られたのは、この宇都宮での、この2回だけである。この10年間に2回しか走らなかった宇都宮の公道での2回の違反である。検挙率100%…さすがぁ~、宇都宮警察!
地元では年がら年中走っているし、他の都県にも頻繁に行っている。その間、事故や違反はゼロ(※正確には違反無発見)である。ちなみに、あと一ヶ月でゴールド免許だった。と言うか、このたった2回、宇都宮さえ走らなかったら、2期連続でゴールド免許だった。
半分逆切れする気持ちが、5%ぐらい理解してもらえるだろうか?
僕は、そんな訳で、宇都宮(の警察)が大嫌いになった。僕の頭の中では、散弾銃発砲事件に至ってしまった警察の不適切な対応と、あの目を合わせない機械のような不親切なノルマ(?)警察官の姿がリンクして、ずっとずっと脳裏に刻まれているのだ。よほど素晴らしい宇都宮の警察官に出会わない限りは、この先もこの"負のイメージ相関リンク"は壊れそうに無い。たまたまそう言う警官に巡りあってしまっただけなのか、警察のシステム自体の問題なのかは知る由も無いが、金輪際もう絶対に車で宇都宮に行かないと心に誓った。2度行って2度捕まったのだから、3度目のドライブでもどんなに慎重に運転しても、彼等はどこかの大漁検挙の見込める穴場で張り込んでいて、こちらの不手際を上手に指摘してくれるに違いない(爆)。3年連続で栃木観光をしたが、今後はもう宇都宮を通るのはこりごりである(笑)。
以上、ストレス発散のための"半逆切れ"記事でした。
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2008年9月4日追記:
今回、免許の更新に行きました。初めて、ゴールド免許となりました。上記の違反は、次回の更新時に適用されます。つまり、今から5年間無事故・無違反で過ごしても、次回更新時はゴールデン免許には、絶対にならないと言う事です