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草加の自慢か非自慢か微妙な点１・一人当たりの行政費用
(記載：2006年11月12日)
先週のニュース報道で、各市町村の一人当たりの行政費用(※平成１６年度)のランキングを知った。１位は千葉県の流山市で、一人当たりの行政費用は１９万円台！けっこうがんばって効率化しているらしい。対する最下位は、大阪市で５６万円台。流山市の３倍近いコストがかかっているのだ。無駄はないのか？
さて、わが草加市は何位かと言うと、なんと全国第三位(!)なのである。埼玉県で３位じゃないよ、全国で３位！一人当たりの行政費用は、２０万円台。さあ、これを｢市の効率の良い運営の成果｣と、手放しで喜んで良いのか、どうか。実は、これが微妙な点なのである。
実は草加市に住んでいる多くの知人・友人から、医療や教育に関する数々の不平不満を聞いている。例えば、私立病院に産科が無い！立派な建物は建ったと言うのに、内容が伴っていない。また、保育園に入りたくても入れない待機児童が数多くいる。子供を保育園に入れるため、母親がパートに出かけるなんて本末転倒な事態も起こっている。ちなみに草加市内には、公立の幼稚園は一つも無い。うちの子も、それなりに高額の私立の幼稚園に通っている。あと一年もすると下の子も幼稚園に上がるので、その負担たるや相当なもので家計を極度に圧迫する。また、最近市内に暴力団や風俗が増え続けて治安が悪化している。…と、数え上げればきりが無いのである。
福祉や安全を斬り捨てて効率全国３位なら、まったく自慢にならん。先日、市議会選挙が終わったばかり。新市議会に期待したい。
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