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草加の隠れた名産品3・くわい焼酎
(記載:2004年 2月15日)
草加には、煎餅や浴衣や皮革製品以外にも、名産品がある。草加市民にもあまり知られていなかったりするのだが、その名産品は"くわい焼酎"である。
草加くわい焼酎のパッケージ
クワイ(慈姑)は埼玉の特産物であり、全国一の出荷量を誇っているのだ。しかもその7割は、草加を中心とする綾瀬川流域で生産されているのである。草加の特産くわいは、明治初期から本格的に栽培が始った。長い立派な芽が出るので、めでたい(芽出たい)縁起物として、正月のおせち料理や祝い料理に欠かせないものとなったそうである。草加のくわいは、6月下旬に植え付けられ、11月下旬から2月にかけて収穫される。水田の地下15センチほどの泥の中に埋まっているので、冬の収穫はとてもたいへんな作業らしい。
草加くわい焼酎
その「田の栗」のくわいから、手造りの焼酎が生まれた。泥中の珍物から生まれ出た木綿ごしの地酒が、このくわい焼酎。アルコール度数は、25%。決して高級な焼酎ではない(高級感を期待しないで下さい。失望します)。僕も、元旦にこの焼酎を飲んでみたが、おせち料理や刺身や天ぷらと言った和料理などに合いそうかな。素朴にして純な味わい…これが草加のくわい焼酎である。
PS.これがくわい(※調理済)である/…母が作った料理。
PS.その2/本当につい最近知ったのだが、くわい焼酎のパッケージの説明書きは、うちの親父が書いたのだと言う。うちの父は元消防士で、その後市役所の市史編纂責任者となり、草加の歴史や事情に異様に詳しい。そんなわけで、(昔の元)市長に"くわい焼酎"のアピール文章を頼まれたらしい(実はいろんな所にそう言う類の親父の文章があるようだ…僕は、今回と同様まったく把握していないが…)。このページの記事を書くにあたり、知らずにうちの親父が書いた説明文をベースにしていたと言うわけだ…何と言うか、こっ恥ずかしい。でも、他に資料が見つからなかったんだよね…。
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