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シルクスクリーン印刷にチャレンジ!

 

サイクルジャージ&Tシャツにキャプテンカタヤキをプリント! (2017年7月1~22日制作)

無地のサイクルジャージやTシャツにオリジナルデザインをプリントしたい!と言う事で、シルクスクリーン印刷に挑戦しました~。何の知識もないので、ググって下記のサイトを参考にしました。

パンツさんの「ほぼ100均で揃う!簡単なシルクスクリーンプリントの方法教える」のページです。

 僕のこのページは単なる試行錯誤の奮闘記ですので、「シルクスクリーンとは何ぞや?」とか「作り方の基本」などをちゃんと知りたい方は上のページを参考にすると良いと思います。僕の文章はつまらないですが、パンツさんの文章は優れていて面白いので、読むだけでも楽しいです。


①デザイン
さて、では早速制作に入ります。プリントの実作業に入る前に、デザインをしておきましょう。デザインが決まらないと、必要案絵具の色とか、フレームの枠サイズとかが分からないのですからね。今回のデザイン案は、プリント開始の2週間前(7月1日)に作りました。キャプテンカタヤキのデザインです!これを基に、必要な物の買い物。取りあえずは、黒と青の無地のサイクルジャージを1枚ずつ、Tシャツを数枚購入~。

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②買い物
シルクスクリーンの材料は何一つ持っていないので、ゼロから全部買い揃えます(笑)。
★ナイロンメッシュ ※目の細かさを選びますが、初心者なので#100を選択しました。
★カッティングシート
★フレーム 
フレームは、100均で必要な大きさのを必要枚買いました。
★のりスプレー
 のりスプレーも100均で買いました。

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★アクリルガシュ絵具
 100均で6色買いました。12色以上とかまとめて買うならネット購入もお得です。
★シルクスクリーンメディウム
★お菓子用スケッパー
 100均で買いました。
★木製ボード 100均で150円+税で買いました。
★A4クリアファイル、タッパー、プラ製スプーン 全て家にあったものを使用。
★カッター、定規など 今回、円型に切り抜く必要があるので100均でコンパスカッターを買いました。。

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③木のフレームにメッシュ生地を貼る
材料や道具が揃ったら、木製フレームに
メッシュのテトロンスクリーンを貼る作業です。
まずは、写真フレーム裏の余計なパーツやねじを外して、フラットにします。



フレーム裏面がフラットになったら、メッシュのテトロンスクリーンを貼ります。どこか角の一か所をホチキスで留めたら、対角線上に引っ張って留め、それぞれ角を留め、外周を張りながら留めます。木枠が固いとホチキスが刺さらずぐにゃりを曲がってしまいましたが、根気強く何度もトライして留めました。これをデザインに必要な枚数分繰り返します。




④カッティング&メッシュへの貼り込み
デザインにあわせて、
カッティングシートをカットする作業です。
今回はPC上でデザインしたものをプリントアウトしましたが、紙にペンで描いたものでも良いと思います。
デザインされた用紙を、のりスプレーでカッティングシートに貼り、デザインカッターなどできれいにカットしていきます。
今回、僕は円に切り取るカッターを使ったので、コンパスのセンターに穴が空くのでテープなどで穴をふさぎます。



カッティングシートの切り抜きが終わったら、メッシュを貼ったフレームにカッティングシートを貼り込みます。
僕は、今回、黄色と白の多色刷りに挑むので、白用と黄色用の2枚に分けて作成しました。
下記の図は、表の胸部分の完成品です。

 
悪い例:あっ、ミスった・・・(汗)

ここで、僕は重大なミスに気がつきました!

メッシュの絵具を載せる側の面に、カッティングシートを貼ってしまいました。これでプリントできなくはないですが、ミスです!本来、
デザインは反転してカッティングシートに貼り付けて切り取り、メッシュの裏側(※木枠のフラットな面)に貼り付けるべきです。手描きのデザインも同様で、左右反転コピーしなければいけませんね。
なので、Tシャツの背面側はきちんと左右反転してカッティングシートに貼り付けてカットして、メッシュの裏側に貼り付けました。

 
正しい例:メッシュ面に貼る時、左右反転になります

 
正しい例:インクを載せる側は、正対位置となります

⑤印刷する

そして、いよいよ最大イベントの印刷です!プリンターの安いPC用紙と違って、今回プリントするのは、高いサイクルジャージやTシャツです。緊張しまくりです。

失敗したらどうしよう!

まずは、
アクリルガシュ絵具とシルクスクリーンメディウムを混ぜます。なぜ、メディウムを混ぜるかと言うと、アクリガシュはすぐ乾いて固まってしまうからです。メッシュの目も詰まってしまうからです。つまり、目詰まり防止です。注意書きには、「絵具の半量(0.5)~同量(1)混ぜてお使いください」とあったので、すぐ乾くのを警戒して絵具とメディウムの割合を、大よそ1対1で混ぜました。色が均一になるように、よ~く混ぜます。



サイクルジャージやTシャツの裏にインクが裏移りしないように、プリント部分に
クリアファイルを差し込みます。サイクルジャージの場合は表面にファスナーがついていて、薄いクリアファイルだと凸凹するので、木製ボードとクリアファイルを一緒に差し込見ます。
そしていよいよ緊張のプリントです。
失敗したら、サイクルジャージ代が無駄になります!
勇気をもって「ガァッッ!」と行きます!まずは黄色から!インクはたっぷり目に!
スケッパーでまんべんなく塗ります!上手くいきますように!



失敗した・・・(涙)

何がどうの用に失敗したかと言うと、今回のサイクルジャージとTシャツが全て綿製ではなく、「ドライ系の生地」だった点である。
最初はきれいな黄色にプリントされていた。
「うむ、美しい。初めてなのに、俺は天才かもしれない」などと感慨にふけっていたのも束の間、数時間経って乾いたプリントを見て愕然!プリントした美しい色が、ほとんど消えかけているじゃないっすか!
さすが
吸汗性に優れたドライT生地、絵具をどんどん吸い込む!・・・で、どうなったかと言うと、絵具は生地の裏面に移動して、裏面は鮮やかな黄色!反転された美しいプリントが生地の裏に(笑)。

 
表面の文字は乾くといつの間にか消えていて・・・

 
生地の裏は、沁みた絵具で超鮮やか!

そんなこんなで、黄色はもう一回やり直し。位置合わせとか、もうたいへんなんよ~(汗)。
メディウムの量が多いとなかなか乾かず、その間にインクが生地に沁みて沈んでしまうと言う黄色での失敗を踏まえ、白のプリントではメディウム量の比率をかなり減らしました。ドライTシャツでは、どの量の配合がベストなのかは、今一つ最後まで分かりませんでした。
プリントを終え絵具が乾いたら、絵具を定着させるために当て布をしてアイロンがけしておしまい!



で、四苦八苦して完成したキャプテンカタヤキのシルクスクリーン印刷!
その表面(胸部)編がこちら。サイクルジャージが2枚と、Tシャツが6枚の計8枚。娘が欲しいと言うので、Mサイズのを一枚プレゼントしました



背面編がこちら。でかでかとセンターにドーン!



サイクルジャージやTシャツ代を除いて、かかった材料費は締めて5,546円。一枚あたり約700円・・・業者に出すよりは超安いけど、クオリティは低い(笑)。これが高いかどうかは、それぞれ皆さんの判断次第です。
ちなみにちゃんと作りたい場合は、過去に僕は何度か業者に依頼していますm(__)m


⑥後片付けと初心者の留意点
さて、プリントは以上ですが、せっかく作った版は将来も使えるので、洗って取っておきましょう。洗わないと、メッシュに絵具が固まって目詰まりします。道具類も絵具が固まらないように、よく洗っておきましょう。



あと、初心が避けるべき留意点!

①細かいデザインは避けるべし!
今回、表面のデザインは左胸部の狭い範囲に、キャラクターやらロゴやらを詰め込みました。
技術がないのにこれをやるのは、やはり無謀でした。細かい部分のR(曲線)とかは難しいです。泣きをみます。そして、上の洗浄後の画像を見てもお分かりと思いますが、aとかpとかの中抜きの丸の部分が、ペイント中や洗浄中にメッシュから剥がれ落ちてしまいます。メッシュに対する接着面が少ないからです。あと、カッティングシートは接着力が高いのが良いと思います。
シルクスクリーン初心者のTシャツ作りは、お腹や背中にド~ン!と大きくシンプルなデザインにしといた方が良いよ、マジで。

②多色刷りは止めておけ!
今回、初めてのシルクスクリーンプリントなのに、多色刷りに挑んでまいました。これも、避けた方が良しだね。
なぜなら、位置合わせが超むずい!1色目は自由にプリントできます。しかし、その上に重ねる2色目以降はそうはいきません!メッシュはほとんどカッティングシートで覆われているので、
Tシャツの印刷面は全く見えません!見えないと言う事は、位置合わせや角度の合わせができない(もしくは難しい)と言う事です。

③1枚か2枚にしとけ!
今回、いきなりサイクルジャージ2枚、Tシャツ6枚の、計8枚も挑戦してしまいました。初心者の素人が、
高度な作業に何枚分も集中できるわけがない!Tシャツ業者じゃないんだから、1~2枚でやめといたほうが良いよ。

以上、初めてのシルクスクリーン・サイクルジャージ&Tシャツ・プリント、挑戦記でした~。