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台湾(淡水)サイクリング 2018年6月8日
さて、生まれて初めて海外でサイクリングしました。台湾ライドです!
日本で色々調べて、ロードバイクが借りられる信頼できるお店を探しました。予め日本でメッセンジャーで連絡を入れておいて、台湾に到着してから前日にお店に行って、お店の場所の確認と具体的な借りるバイクの選択を行いました。そのお店は、こちらです⇒「96自轉車 Cycling96」。Giantのお店の並びの、すぐ近くなので分かりやすいと思います。こんなお店です。
対応していただいた店員さんは、英語で話してくれて、とても親切でした(^^)。日本で調べたサイクリングロードの情報と地図に自身がないのでお聴きしたら、丁寧に教えてくれました。これで、翌日安心に出発できます!
翌日、約束の午後1時にお店に行き、自転車を借りました。自転車の整備は良好です。今回僕が借りたロードバイク(エアロロード!)はGUSTO-RCA21で、フレームはフルカーボン、ホイールはアルミ、コンポーネンツは105です。車重は8kgくらい。実は、ホイールもカーボンのフルカーボンのロードバイクも借りられたのですが、他国に来て高価なフルカーボンバイクを転倒させてしまったら申し訳ないのと、パンク時にクリンチャーでないと交換できないので、フレームだけカーボンをチョイスしました。レンタル費用は1,000元(※NTD=ニュー台湾ドル/空港での交換レート4.2円=1元)なのですが、日本から来た観光客と言うことで800元(日本円にして3,360円)に割り引いて下さいました。謝謝!
ちなみに、ヘルメットやグローブやサングラス、ツールボトルなどは、日本から持っていきました。SPDシューズだけは持っていかなかったので、念のためフラットペダルも持参しましたが、借りたバイクはフラットペダルだったので問題ありませんでした。
さて、ご存知の方も多いと思いますが、台北市内は朝も昼も夜もオートバイ(ほとんどがスクーター)が凄い数です!大軍団が高速で走っています。時々、歩道をオートバイで走っている人も見かけます。その大軍団の脇を自転車で走る地元の強者もいるにはいますが、僕にはこの戦場を無傷で走るのは無理です!生きて帰れる気が、全くしません!(笑)
と言う訳で、僕はサイクリングロードを走ります!出発地点は、「大稲〇(土辺に呈)碼頭」。下の写真の門を通り抜けさえすれば、バイクも車も通らない自転車天国です!(笑)。崇越單車店のすぐ側100m先なので、迷うことはありません。人様にお借りした高価なカーボン・エアロ・ロードをこかしたくないので、その門をくぐるまでは押して歩きました。
そして、川岸のこの船の前がスタート地点です。地元の方と思われるご婦人に撮影していただきました。
後は、車やバイクの進入禁止の淡水河沿いのサイクリングロード「淡水河自行車道」をこぐだけです。標識があるので、迷うことは無いです。僕は淡水に行くので、淡水の標識を見て進みます。流石、Giantのお膝元、サイクリングロードは整備されて走りやすいです。
ちなみに、梅雨時にも関わらずこの日は快晴で、台北市内で午前10時前で34℃だったので、午後一時の気温は確実に体温超えライド確定~(汗)。
10時前で既に34℃
整備されたサイクリングロード
ちなみに一ヵ所だけ分かりにくい標識があったので、ここは大きな写真をUPしておきます。注意ポイント、その1です。どっちに行くべきなのか、僕は1分ほど悩みました。「淡水01B」と言う赤の標識が別になっているので、右に行けばよいのか、左に行けば良いのか分かりづらいのです。結論としては、基隆河を渡る右の「關渡(以下、関渡とします)」方面に行きます。ここ大事なポイントです、試験に出ますよ!。
余談ですが、淡水からの帰路、ここで自動販売機でコーラを飲んでいると、地元の2名の自転車乗りに中国語で「淡水はこっちで良いのか?」と聞かれたので、現地の人もこの標識が分かりづらいのでしょう。右に行けば良いことを、英語で答えました。ちなみに中国語がしゃべれなくて日本人であることを理解してくれて、「ありがとう!」と日本語で返してくれました(^^)。ああ、日本人の僕が、現地の人に道を教えるなんて(笑)。。
あと、この先は道沿いに極端に自動販売機が無くなるので、ドリンク残量の少ない方はこの標識までに買うことをお薦めします。缶コーラが20元(約80円)で500mlペットボトル系のドリンクがだいたい25元(約100円)。観光地に入ると、お店で高めのドリンクを買うしかないよ~。
余談ですが、それを知らなかった僕はこの後、淡水のジュースショップにて、10個ものオレンジを時間をかけて一個一個手絞りしたとてもヘルシーなオレンジジュースを、80元で飲むこととなります。しかも店頭に積んであったあったオレンジを絞っていて、氷も入れてないので冷たくないんです(汗)・・・体温超えの気温の中こいできて、喉カラカラで冷たいジュース完成を待ちわびていたのに、これは辛し!(笑)
話を元に戻します。上の標識を右に曲がると一瞬だけ一般道を走ることになりますが、台北市内のようなスクーターの大軍団はいなかったので大丈夫でした。標識にしたがって進み、消防署の脇を抜け、河を渡る橋に向かいます。下の図のような、橋に登るスロープがあります。ここは「騎乗するな、押して歩け」と言うような看板があるので、素直に押して登りました。晴れていたので、橋の上からは陽明山系がよく見えました。
橋を渡り切ったら、またサイクリングロードに戻ります。しばらく走ると「河雙21休息站」と言う、サイクリストが集う休憩駅があります。この日は平日の午後だったせいかサイクリストはおらず、数台のベンツなどの車が停まり、何人かが休んでいました。しばし基隆河沿いの「関渡水岸脚踏車道」を走ると、河はまた淡水河に合流します。下写真の「関渡宮」を超えたら、淡水河沿いのサイクリングロードに戻ります。観光フェリーの発着所のある「関渡碼頭」を超えて進みます。
しばし気持ちの良いサイクリングロードを、ひた走ります。黄色い自転車のタイヤオブジェがあるのは、サイクリングロードの金色水岸自行車道と言うロード区間らしい。
台湾最大級のマングローブ林の紅樹林自然保護区を通ると、道が板の路面になったりして、"自然の中を走っている感"が増えます(笑)。そして、また気をつけるべき道の標識にぶち当たります。ここ注意ポイントその2!サイクリングロードが、いきなり砂利道に変わる地点です。分かりやすいように、ここも大きな写真にしておきます。
砂利道を標識通りに右に曲がると、金網があって人の敷地みたいな場所に突入して、「えっ?行き止まり?」ってきっと思うと思います。僕は、他に道があるのか確かめるために標識に戻ってしまいました。やはり、そこしか道がありませんので、砂利道を突き進みます。そうしたらね、行き止まりではなくて、坂道になっていて、そこの登ったら一般道に出ました。なので、砂利道を、迷わずに、標識通りに進んでください。
ちなみに、帰り道ここを通ったら、砂利道でサイクリストが転倒したようで、仲間のサイクリストに介抱されていました。坂道の後の砂利道は滑りやすくて危険なので、皆さん転倒しないように油断せず、気をつけてくださいね。
そして、淡水河岸自行車道と言うロードに入り、遂に「淡水」に到着です。「淡水猪猪宝貝親子遊楽園」から「フェリー乗り場」にかけては、観光客がいっぱい、いっぱいいます。フェリーで渡ってきたサイクリストもたくさんいたので、僕もその一人に頼んで記念撮影していただきました。
その先にある、「淡水榕樹道」は木陰になっていて涼しいよ~。多くの観光客が休んでいました。この後、淡水の海を臨む先端の「情人橋」まで辿り着きました。ああ、サイクリングロードの先端の海まで来たんだなぁ~。ちなみに、いきなりサイクリングが途切れるので、たくさんのサイクリスト達が周辺をうろうろと迷ってました。僕も、その先のサイクリングロードを探してバイクでうろうろしました。「サイクリングロード終着点」の標識くらいあっても良いかな~、とも思うけど、江戸サイの関宿城付近にも「終着点」の標識ないもんね、仕方ないか。
で、観光地の淡水情人塔で掃除をしている数名の現地の方に「紅毛城」の場所を聞き、復路の途につきました。
帰路、紅毛城によりました。料金は80元(約340円)。日本でやっている「自転車で巡るお城の旅」をこの台湾でもできました(笑)。ちゃんとした駐輪場はなく、お城の入り口前の、土と草のむき出しの駐輪場っぽいスペースに自己責任で停めるしかありません。ワイヤーロックできそうな場所をむりくり探して、自転車を停めました。
あとは、ゴールに向かってひたすら自転車をこぎました。「大稲〇(土辺に呈)碼頭」に戻ってきた頃には、陽が沈む時間が近づいていて、多数の三脚にカメラを据え付けた人々が夕陽のシャッターチャンスを狙っていました。日没までまだ1時間あるようなので、僕は夕陽を待たずに自転車を店に返却しました。こうして僕の淡水ライドは、事故もなく無事に終わりました。「96自轉車 Cycling96 」のスタッフの皆様、ありがとうございました。
あっ、そうそう、台湾には野良犬のがいると言う話をよく聞きますが、僕は11匹に遭遇しました。通り過ぎる時、最初は緊張しましたが、追われることは一度もありませんでした(^^)。
対岸に見える山は、観音山(標高616m)
日没まであと1時間。多くの人が夕陽を待っています
写真撮影しながらの観光を兼ねた移動なので超ゆっくりペース移動で、ライド距離もわずか50kmと短いですが、借り物の慣れないバイク、初めての異国の道と環境、体温級の暑い気温、そして明日の陽名山登山の脚の余力残し等を考えると、十分な距離かな~と思います。
なるべく、痒い所に手が届くように細かく書いたつもりですが、この記事が台湾ライドを計画している方のお役にたてば幸いです。(※尚、この記事の情報は、2018年6月8日時点のものです)。