我が神への讃歌                             JOLLYBOY「詩 集」
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"命の祈り"

主よ、誰もそれを望んでいません。
父も望んでいません。
母も望んでいません。
兄弟も望んでいません。
祖父も望んでいません。
祖母も望んでいません。
友人も望んでいません。
私も望んでいません。
ただ、死のみがそれを望んでいます。
死の闇が覆おうとしています。
死よ。おまえは、どこから来るのか?

主よ、あなたは死に勝利しています。
あなたが「ラザロ、出て来なさい」と言えば、ラザロは墓から出て来ました。
あなたが「少女よ、起きなさい」と言えば、ヤイロの娘は起き上がりました。
あなたが「あなたが信じた通りになるように」と言われた百人隊長の部下は、その言葉だけで癒されました。

あなたが天で命じた言葉は、そのまま起こることを知っています。
また、あなたが何一つ犠牲も見返りも必要とされないことを知っています。
また、あなたが人と一切の取引もなさらないことを知っています。
有限な存在の私には、あなたの御心、ご計画を知ることができません。
命に対して何一つ力を持たぬ私は、ただあなたに祈ることしかできません。
主よ、あなたの無限の愛を、苦しみの中にある子と家族の上に惜しみなく注いでくださいますように祈ります。



(2016年3月12日 大切な友人の娘さんのために)
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"暗い夜に"

希望が消え入りそうな暗い夜に 私はあなたに祈ります

長いトンネルを歩いてる最中に 道に迷いました
視界が真っ暗な闇に覆われ 出口の光が見えません
自分が出口に向かっているのか 反対方向に歩いているのかすら分かりません

主よ あなたの光で私を導いてください

心が折れそうな辛い日に 私はあなたに祈ります

高い山を登っている最中に 道に迷いました
視界が高い木々と靄に覆われ 山の頂きが見えません
自分が山頂に近づいているのか 遠ざかっているのかすら分かりません

主よ あなたの雲の柱で私を導いてください

主よ あなたが共にいてくだされば 希望が露と消えることはありません
主よ あなたが共にいてくだされば 心が折れることはありません
主よ あなたが導いてくださるのであれば 道に迷うことはありません

主よ わたしの祈りに耳を傾けてください
すべてが崩れてしまいそうな苦しい夜に 私はあなたに祈ります

(2009年6月 暗く辛い時代に)
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"メリークリスマス"

メリークリスマス 夜空に輝く星に導かれる東の博士
メリークリスマス 天使のみ告げを聞く荒野の羊飼い
メリークリスマス 暗い馬小屋の中に響く小さな産声
メリークリスマス 陽が昇るように世に光が灯る聖夜
メリークリスマス 人々の心に暖かい光が灯るように
メリークリスマス メリーメリー メリークリスマス


(2004年12月のアドベントのある日に)
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"平和への祈り"
主よ、平和はどこから来ますか
東からですか  西からですか
北からですか  南からですか

主よ、平和はどの様に来ますか
軍備によってですか 政治によってですか
文学によってですか 詩歌によってですか

主よ、平和はいつ来ますか
一時間後ですか 一週間後ですか
一ヵ月後ですか 一千年後ですか

主よ、平和はあなたから訪れます
主よ、平和はあなたの福音によってもたらされます
主よ、平和はすでに私たちの心の中に来訪しています

しかし主よ 
いかにたくさんの暴虐が世に満ちていることでしょうか
こっちでは 権力者の圧政に 民衆が自由を奪われ虐げられています
そっちでは 超大国の爆弾で 弱き人々が家族と家を奪われています
あっちでは 大勢の強欲者が 土地と資源を巡って殺し合っています
かの地では 小さな子供達が 病いと飢えでたいへん苦しんでいます

主よ、あなたに心から切に願います
あなたの御心が天でなされるように
我々の住むこの地にも行ってください
あなた御国を来たらせて下さい
主よ、この願いを聞き届けて下さいますように

(2002年・年末も押し迫った師走のとある日に)
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"一日の感謝"
朝健やかに目覚められたことに感謝
咽を潤し胃に染み渡る一杯の水に感謝
通勤で事故もなく出勤できたことに感謝
働ける事務所と最新の設備があることに感謝
お昼ご飯を食べソファーで一休みできることに感謝
お茶を出してくれるお客様がいることに感謝
仕事を発注してくれるお客様がいることに感謝
好きな分野の仕事ができることに感謝
作品を喜んでくれるお客様がいることに感謝
見積もりを出し請求できることに感謝
代金を入金してくれるお客様に感謝
事故に遭わずに帰宅できたことに感謝
帰る家があることに感謝 
暖かい晩御飯を食べられたことに感謝
暖かいお風呂に入れたことに感謝
暖かい布団で眠れることに感謝
主が共にいてくださった一日に心より感謝

(2000年11月21日)   

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"主の御業"

なたの御心の いかに広大で深遠なことか
かなる者が あなたの御業を知り尽くせましょうか
ちゅう(宇宙)の果てにいたるまで 空間はすべてあなたのもの
いえん(永遠)の昔から未来永劫まで 時はすべてあなたのもの
わ(終)りの日には あなたはすべてを一つに集めて下さいます
なら(必)ずあなたは 聖書の御言葉を成就される方
リストの救いは 私達への大いなる福音
だ(砕)かれたその肉体によって 私達の罪があがなわれました
っしてその救いから 私達が離れることがありませんように
れからもあなたが 私達と共にいて下さいますように
(裂)かれたキリストの肉体を 神は見捨て置かれず
(死)よりキリストを よみがえらせられました
ぐさま栄光へと キリストは引き上げられ
いれい(聖霊)を 私達のもとに送ってくださり
ば(側)にいつもいて下さり 私達を強めてくださるのです…その恵に感謝
(2000年3月17日 50音の"あ行~さ行"で読んだ歌)
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"わが主"
幼い頃 あなたのことを何も知りませんでした
ただ宇宙の果てを思う時 その無限に思いを馳せる時
大きな不安と大きな恐怖に 襲われました
少しばかり大きくなって 少し科学を知りました
宇宙誕生の年月の その悠久の時の長さを思う時
私の過ごしてきたこの歳月の いかに短く儚いことか
今私は あなたのことを知りました
これほど有限で 儚い命の 取るに足らない私をも
あなたは思ってくださるのです 救いの手を差し伸べてくださるのです
有限と儚さは私のもの 無限と永遠はあなたのもの
わが神よ これからもずっと共にいてください

(2000年1月20日)