マイ・アウトドア・グッズ

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7.アウトドア・ウェア (2009年1月1日記載)

 前回までは、アウトドアで使用する様々なマイ・ツールの紹介をさせていただきましたが、今回は自分自身が着込むアウトドア用のウェアーについて書きます。寒い冬ですから、ウェアについて考えませう。
 仕事にスーツを着て行き、プライベートの気軽なお出かけにはジーパンを履いて行くように、アウトドアにも相応しい服装と言うものがあります。日頃の服装は、機能よりもファッション重視の事が多いでしょうが、アウトドアでは機能が最重要視され、ファッション性は二の次です。何故なら、アウトドアでは天候の急激な変化をはじめ、体の健康を損なう危険が生じたり死に至るような状況が起る可能性が、日頃の日常生活よりもずっと高いからです。アウトドアブームによって、様々なアウトドア・ツールにお金をかける人は増えてきましたが、実は最も最初にお金をかけるべきなのが、人間の体を守る"アウトドアウェア"だと思います。

発熱素材のアンダーウェア←発熱素材のアンダーウェア(半袖&中袖/"ボディワイルド"製他)

 まずは、最も体表面に近い部分のアンダーウェアについて考えましょう。僕が日常着るTシャツとポロシャツは総計40着ほどありますが、それらは圧倒的に綿素材の割り合いが高いウェア達です。しかし、汗を頻繁にかくアウトドアでは、普通の綿では水分で重くなるだけでなく、なかなか乾燥しないので、体温を奪われる危険があります。
 そこで、重宝するのが汗を熱に変換し、また水分を素早く蒸発させる機能を持った繊維素材を使ったアンダーウェア。6着ほど持っています(ハイネックタイプを除く)。

保温素材のアンダーウェア←保温素材のアンダーウェア(半袖&長袖/"ダマール"製)

 次に考えたいのが、保温機能。寒い場所で体温を奪われないための、大切なアンダーウェア。羊毛のアンダーウェアは高価ですが、何枚か持っておくとグッド。僕は3枚だけ持っています。発熱シャツと、保温素材のシャツの使い分けは適当ですが、滅茶苦茶に寒い日は、下に汗の水分を素早く外へ出してくれる発熱タイプのシャツを下に着て、上に保温性のシャツを重ね着するのが良いかなぁ~と思っています。着方は、ケースバスケース。

保温&防風素材を使ったアンダーウェア←保温&防風素材を使ったアンダーウェア("ダマール"製)

 あと一着しか持っていませんが、保温機能に防風機能の素材を合わせたシャツも一枚だけ保有しています。

保温素材のアンダーウェア
←保温素材のアンダーウェア("ユニクロ"製他)

 ハイネックは、僕にとって真冬の必需品。首筋周りは、特に冷やしたくない。ネックウォーマーも良いですが、日常勝手の手間隙を考えるとハイネックの法が楽。保温タイプのもの、発熱タイプのものを合わせて、これは計9枚あります。

アンダーウェア
←アンダーウェア(右は保温タイプ、左は発熱タイプ/それぞれノルディカ製、ボディワイルド製)

 で、当然アンダーウェアは、下半身(脚)用も揃えた方が良いでしょう。僕は5着ほど持っています。

速乾性素材のシャツと短パン←速乾性素材のシャツと短パン

 寒い冬のウェアばかりの話をしましたが、僕は夏専用のアウトドアウェアと言う物をあまりもっていません。基本的にアウトドア活動は、紫外線、虫、樹液の被れなどを防ぐために、長袖&長ズボンを着用します。しかし、純粋にアウトドアでのスポーツや運動と言う事であれば、速乾性のシャツや短パンを履きます。とにかく熱を閉じ込めず、汗を吸収し、かつ乾きの速い事!間違っても、間冬用のウールのTシャツは着ません(笑)。

フィッシング・ベスト←フィッシング・ベスト(右は夏用、左は"中綿"の冬用)

 さて、アンダーウェアの上は、だいたいデニム生地のワークシャツや綿のボタンダウンを着る事がほとんどです(※スキーの場合は、スキー用のシャツを着ます)。その上に何を着るかは、目的や状況でバラバラです。最近、釣りに行く事は無くなりましたが、渓流のフライフィッシングやルアーフィッシングの場合は、フィッシングベストを着ます。ポケットに色々と収納できて、便利です。。


フリース←フリース(写真は"ペンフィールド"製、"ユニクロ"製)


 アンダーウェア+シャツの上に、何を着るか?寒さの度合いや、目的によって、これも色々変えます。スキー等の運動が目的なら、あまり分厚い動きにくい物は避け、一方、酷寒の地ではそれなりにヘビーデューティーな物を着る必要があるでしょう。僕場合、たいていのシチュエーションでは、フリース素材のもので済ませています。ただフリースと一口に言っても(保温力は様々で)あんまり暖かく粗悪な物もあるので要注意。フリースは4枚所有。

羊毛のセーター←羊毛のセーター

 たいていの場合はフリースで済ますとは言っても、程度問題です。とても寒い(例えばマイナス10度を超えるような)場所では、厚手のセーターを着ます。フリースと同様、セーターと一口に言ってもその保温機能は千差万別なので、一つくらいしっかりした物を買っておいても良いでしょう。ただし、レンジャーが着るような羊毛100%セーターは、数万円はするので出費の覚悟は必要でしょう。僕はセーター自体は、7枚持っていますが、羊毛100%のは(ニュージーランドで買った)上のセーター1枚だけです。

ジップモックセーター
←ジップモックセーター("エディバウアー"製)

 羊毛セーターは重くかさ張るので、もう一枚アウトドア使用目的に特化した薄手のセーターを一枚買いました。アウトドアウェアメーカーとして実績を築いてきた、エディバウアーのセーターです。長年の研究や経験から、薄くて軽くても、寒いアウトドアでしっかり使えます。ただし、エディバウアーは安くないので、羊毛セーターと同様に一枚しか持っていません。
 ちなみに他の残り5枚のセーターは、街中使用のファッション目的の2,000~4,000円程度の安価なセーターです。


スキー用←スキー用("ellesse"製)

スキー用←スキー用("FABLICE"製)

 それらのファッション用セーターとは別に、スキー用の軽くて動きやすいスキー用の薄手のセーターがあります。それぞれ"エレッセ"と"ファブリス""製です。スキーの時には、たいがいこれらを着てました。

リバーシブルジャンバー←リバーシブルジャンバー("ロゴス"製)

 さて、セーターやフリースの上の、更にその上に何を着るか。つまり、真冬の外気にさらされる最も外側の部分です。これも、気軽なシチュエーションと、本格的なアウトドアフィールドで使うものを分けています。ジャンパー自体はそれなりに数を持っていますが、本格的なアウトドア用の使用に耐えるものとなると、4着程度しかありません。
 その一着目が、上のリバーシブル・ジャンパー。内側がフリース素材の保温の役目を果たし、外側がウィンドブレーカーの役目を果たします。外気温によっては、裏返して着用します。こう言ったジャンパーでは、(目立たない部分だが)袖口や腰周りなどから衣服内の暖かい空気を逃さぬよう、ゴムなどで絞ってあったり、もしくは絞れる機能があるのはけっこう大切だと思います。

インナーベスト脱着式コート←インナーベスト脱着式コート("ロゴス"製)


 さらに、より本格的なのがこれ。内側のフリースがベストとして取り外せるタイプで、オーバーコートそのものも中綿素材で保温力がある。ベストのみの着用も、オーバーのみの着用も可能。外気温によって、着方を変えて調節できるのが良い。実は、寒冷の地での使い勝手として、(上記のジャンバーの袖口周りと同様に)腰が紐(※ゴム紐)で絞れるのも見逃せない。服の中に蓄えられた空気を逃さないためにも、これは隠れた良い機能である


インナーのダウンジャケット脱着式コート←インナーのダウンジャケット脱着式コート

 上のオーバーコートよりも更に保温性を高めたのが、このオーバーコート。内側の羽毛のジャケットが取り外せるタイプで、普段はこのダウン・ジャケットだけでも十分に暖かい。そらにこのジャケットをオーバーコートのインナーとして使用すれば、普通の街中の冬空の下では汗をかくくらいに暖かい。

スキーウェア←スキーウェア("サロモン"製)

 しかし、これらのアウトドアジャンパーやコートは、汎用性の高い物。それぞれの狭い使用目的のためには、専用のウェアを買った方が良いでしょう。僕も、パラグライダーやスキー用に、それぞれウェアを用意しています。僕が現在使用しているスキーウェアは、上の写真のもの。
 アウトドアのスポーツって色んなものがあるから、とてもすべてを持つ事は(僕には)無理!例えば、僕は登山専用のウェアも持っていません。。

その他各種グッズ例←その他各種グッズ例("K2"製他)

 アウトドアと言うと、手袋や帽子なども重要なアイテム。上の例は、ヘッドバンド、フェイス・マスク、そして手袋。特定の環境下のシビアな目的に合うように設計・製造されています。釣りからスキーまで、アウトドアのアイテムはさすがに種類が多すぎるので、ここでは全部を紹介しきれませんので割愛。

ゴアテックス←上から下まで全部ゴアテックス!!(なんか怪しい!)

 ちょっと余談ですが、雨の日の服装について。アウトドア・ウェアには"ゴアテックス神話"と言うものがあって、色んな似たような素材が色んなメーカーから出ているのだけれど、やっぱり使ってみるとゴアテックスが良い。ゴアテックス素材は、汗のような微少な水分は通すけれど、雨のような大きな水分子は通さない。だから、雨のには汗を放出できて、しかも雨に濡れないで済む。ゴアテックスは、素材にこだわっているだけでなく、メーカーに正しい縫製方法等も指示すると言うブランド・ポリシーを持っている。だから当然、価格は高い。
 僕も、一時期ゴアテックス神話にはまってしまった事があって、上の写真のアイテムはその時に、少しずつ買い揃えた物。上から言うと、
ゴアテックス・ハット、ゴアテックス・レインウェア(上下)、ゴアテックス・手袋、ゴアテックス・トレッキングシューズ。これを全部揃えるのに、5万円ほどかかった(※それでも安い方)。でも、ゴアテックス・ウェアは、満足いく性能を現在に至るまで発揮してくれている。当然、ゴアテックス専用のスプレーを使うなどの、労力ならびに維持費は必要。

マイ・ヘルメッツ←マイ・ヘルメッツ

 さて、最後に衣服からはちょっと逸れますが、ヘルメットについて。アウトドアの活動では、時に頭を守る事も必要。上の写真は、左からバイク用、パラグライダー用、自転車用。ヘルメットも、用途によって"構造"がまったく違う。例えば、パラグライダーのヘルメットは、風の音などが聞こえるように耳の部分に穴が空いている。"強度"も用途によってそれぞれ違うので、用途の違う目的に勝手な判断で使い回ししてはならない。うちの子供達には、それぞれ自転車用のヘルメットを被せてます。
↓これ。
キッズヘルメッツ

 以上、今回は、マイ・アウトドア・ウェアについての紹介でした。