vol.80 2009年春号
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49.ワイン・バッグのコレクション
ワイン・グラス、ブション、ソムリエ・ナイフに続き、今回は"ワイン・バッグ"。ワインバッグも、集め始めると際限が無い。僕はそんなには集めていませんが、持っているものをここでご紹介。
"紙製ワイン袋"(上はレギュラーボトル用、下はマグナムボトル用)
最近ですね、ワインを買ってもワイン用の紙袋をくれない店が多いのですよ。コンビニ袋みたいなビニール袋に入れられてしまうのです。昔は、紙袋に入れてくれたのになぁ~。そんなわけで、最近、僕はワイン用の丈夫なワイン袋を、わざわざ買いました。通常ボトル用とマグナムボトル用のを合わせて数枚。仕事のお歳暮やお中元でワインを運ぶ事も多く、けっこう大事に使ってます。
"麻製ワインバッグ"(一本用)
とは言うものの、紙袋はやっぱり耐久性が低いです。やっぱり麻袋のが良いなぁ~と言う事で、麻袋のワインバッグを買いました。これの方が丈夫だし、見た目もお洒落です。妻の実家にワインを持っていく際などは、これに入れていくようになりました。
"麻製ワインバッグ"(二本用)
さて、1本だけでなく、ワインを2本持ち運ぶこともあるので、2本用の麻製のワイン・バッグも買いました。
"モエ・エ・シャンドン・スペシャルワインバッグ"
シャンパーニュの中で、僕が最も買う頻度の高いモエ・エ・シャンドンなのですが、シャンパーニュを買った時に、モエ・エ・シャンドン製の特性ワインバッグをいただきました。これは、僕の中では、お宝的ワイン・バッグ!
"保温用ボトルバッグ"
これは単なるワインバッグと言うよりは、保冷バッグです。ワインを冷やしたまま持ち運ぶ時に便利です。大きな保冷バッグは2つありますが、ワインを一本だけ運ぶのにはちょっと仰々しいですから、このぐらいの大きさのは便利。
2015年6月19日追記:とてもオサレなワインバッグを9枚もまとめ買いしました。黒、濃紺、ブラウン、クラフトの4種類。主にワインをプレゼントする時に使用しますが、ポリプロピレン製なのでたいへん丈夫です(※エッフェル塔のを除く=紙製)。プレゼントされた方も、長くボトルバッグとして使っていただけるのではないでしょうか。
シャンドン・グリーンポイント・ブリュット
さて、スペイン→フランス→フランス→スペインのスパークリングワインと続きましたが、今回ご紹介するスパークリングワインは、オーストラリアのシャンドン・グリーンポイント。「シャンドン…聞いた事ある名だなぁ~」と思った方は正解。シャンドン・オーストラリアは、モエ・エ・シャンドン社によって、1986年にオーストラリア・ヴィクトリア州ヤラヴァレー、山間のグリーン・ポイントの地に設立されたワイナリー!
豊かな水量のヤラ川と冷涼な地域に適したシャルドネとピノ・ノワールが栽培され、いくつかの年のシャルドネとピノ・ノワールのベースワインをブレンドし、かつ伝統的な瓶内発酵を行なった辛口ワイン。豊かな果実味とバランスの良い味わいそして豊かな香りのワインは、18ヶ月もの熟成期間を経て上品に仕上がっています。
僕が最も買うシャンパーニュは、モエ・エ・シャンドンですが、現在(通常ボトルで)最低5,000円はします。そうそう、頻繁に飲めるワインでもありません。しかし、このシャンドンはお店で1,980円で買えました!(※通販では1,700円台で売っているところもありましたよ!)。この品質でこの価格なら、コストパフォーマンスは高いと思います(…ロゼやヴィンテージものも、300円ぐらいしか変わらないのでかなりお得です)。
参考データ:葡萄品種/シャルドネ種、ピノ・ノワール種 750ml 価格1,980円(消費税込)
ドメーヌ・シャンドン ブリュット カリフォルニア スパークリングワイン 750ml ワイン アメリカ・カリフォルニア 発泡 シャンパン スパークリング スパークリングワイン スパーク kawahc
価格:1,899円
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感想(60件)
映画 "この一本!"56 「惑星ソラリス」
さてこのコーナーでは、隠れた名作映画を毎月一本づつ紹介していきます。賞を取ったのに興行成績が惨敗だった映画とか、一般には知られていないがカルト的に人気のある映画とか、海外では大ヒットしたのに日本でこけてしまった映画とか-いま一つ日の目を見ない不運な映画を取り上げていきます。
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久々に、僕の大好きなSF映画を取り上げます。その名も「惑星ソラリス」。1972年の旧ソ連の作品。あっ、でも名作だから、このコーナーで取り上げるのは、ちょっとこのコーナーの主旨から外れるかな~?でも、最近ハリウッドでリメイクされたバージョンはともかく、よほどのSFファンでないとこれ見てないよね?
僕は、中学&高校の頃からSF小説を読みふけるSFマニア少年だったのだけれど、特にアーサー・C・クラークの小説を「(いくつかの名作を除き)ものすごくつまらない」と思いながらも次々と読破。他にも色んなSF作家の小説を読んだのだけれど、中でもスタニスラフ・レムの小説にははまりました。当時発売されていたレムの作品を、次々に読破。彼の世界は、SFと言う枠を超えて、不条理と言うか、形而上的と言うか、科学的なのに不思議世界。読んでいて先の読めない展開は、ハラハラもするし。例えば、話しの内容は地味なんだけど"捜査"なんて、もう最高!今回、取り上げる"ソラリスの陽のもとに(※惑星ソラリス)"もそんなレムの傑作SFの一つ!
この傑作SFを映像化したのが、旧ソ連の映像詩人アンドレイ・タルコフスキー!タルコフスキーは難解な映画を作ると思われがちだけど、映画"惑星ソラリス"はレムのコンセプトを見事に映像化している。未来都市の場面を、東京の首都高速道路の映像で表現しているのは有名。首都高はソビエトの人には珍しかったのかもしれないが、日本人の僕には珍しくも何ともないので、僕はあまりに長い首都高のシーンを「そんなに長回ししなくても…」と思ったのが正直な感想(笑)。かたや"2001年宇宙の旅"のような最先端の特撮技術が生まれる時代にあって、"惑星ソラリス"の特撮は超チープ。ロケット発射シーンでは、肝心のロケット発射シーンが無く、夜空と音のみ(爆)。でも、これは良い判断だったと思う。現代のハリウッドレベルの特撮技術なら申し分ないだろうが、当時のソ連の特撮技術で、ロケットや宇宙船を映画の大画面で映し出したら、おそらくそれだけですべてが興醒めだっと思う。ラストシーンのミニチュア特撮も、必要最小限だし。タルコフスキーは、確信犯的に特撮を極力省いている。懸命な判断だったと思う。
Imaged by JOLLYBOY
さて、話しをストーリーに移そう(※ただし、ネタバレにならぬようにエンディングには触れません)。
時は、21世紀。場所は、惑星ソラリス。その表面は、プラズマ状の物体で覆われている不思議な惑星。その惑星の軌道宇宙ステーションで働く人々が、いっせいに混乱をきたした。その原因を探るため、ドナータス・バニオニス演ずる心理学者クリスが、軌道ステーションに派遣される。ところがクリスも、その軌道ステーションで、ナタリヤ・ボルダルチュク演ずる死んだはずの妻ハリーに出会う。
ソラリスの海は、人間の潜在意識を実体化する思考する(?)物体で覆われた海であった。そして、亡き妻を目の前にしたクリスも苦悩するのである…。
特撮に頼らず、前述の首都高の映像、水面に水藻が揺れるイメージ、使い古された雰囲気の宇宙ステーションのセットなど、日常と密接に関連した光景のSF映画。レムの着想とタルコフスキーの映像美が、見事に融合した優れたコラボ作品!ああ、こんな事を書いていたら、また見たくなった(笑)。
趣味の部屋(ビークル&アウトドアー&エトセトラ)
マイ・アウトドア・グッズ・Ⅷ 非常時(災害時)持ち出し品
今回は、今までのアウトドアグッズと視点を変えて、非常時に必要な持ち出し袋とその中身のご紹介です。非常時に使える道具は、アウトドアの趣味にも使えます…と言うか、日頃アウトドアのフィールドワークで使い慣れた道具の方が、いざと言う時に役に立つと思います。
非常持ち出し袋
まずは、災害時用のグッズを入れる持ち出し袋。防火性の高い素材でできたバッグです。地震の時、取り出せないと困るので、わが家では玄関に置いてあります。
軍手、包帯、消毒薬、ガーゼハンカチ、石鹸、テッシュ、歯ブラシ、鏡など
軍手や石鹸や消毒薬は最低限の分だけ入れてあります。
氷砂糖、缶切り、ナイフ、ヘッドライト、電池、ベルト
トイレットペーパーは色々役に立ちます。缶切りやナイフも必需品。氷砂糖も保存がきいて高カロリーなので良いと思います。災害時は両手が塞がる事を前提に、ヘッドライトを用意。電池も新品を用意。ただし、時折交換します。ラジオは入っていませんが、いつもリビングに置いてある非常ライトにラジオが付いています。
熱遮断シート、合羽、ワイヤーソウ、ライトスティック
保温性と熱遮断効果の高いエマージェンシー・ブランケットも用意しています。あと雨合羽やワイヤーソー(鋸)なども、外での活動のため念のため準備。スティックライトは、使い捨てですが一晩の灯りの代用ぐらいにはなるでしょう。
パラシュートロープとカラビナ・8環・ベルト
実際に使う機会は少ないと思いますが、1本で約100kgまで耐えるとされるパラシュートロープを30メートルと、腰巻ベルトとカラビナ、8環も用意。8環を使った懸垂降下はパラグライダーの講習で何度か経験していますが、パラシュートロープでは難しいと思うので、屋根などの高所に登る時の安全確保用の使用や、荷物を括るためのロープとしての使い方が現実的かな~と思います。
下着、タオル、コンビニ袋
少ないですが、下着やタオル類も入れています。コンビニ袋も、避難所で衣類や洗濯物などを仕分けして入れておくのに有用です。衣類や食料品についてはとても持ち出し袋に収まらないので、別途考えた方が良いでしょう。家族それぞれの持ち出し袋を用意するとか…これはまだ準備できていません。
お気づきかと思いますが、非常時用持ち出し袋の中身なんて言うのはたかが知れていて、一時凌ぎ程度のものです。これに、日頃使っているアウトドアグッズ…例えば、テント、数々のランプやライトやラジオ、寝袋、調理用具セットやBBQセット、水用のポリタンク等々…などを使う事になるかと思います。
「アウトドアグッズを使うなら、わざわざ非常用の持ち出し袋を用意する必要はないのじゃないの?」と言う意見もあるかもしれませんが、家から一度に全部運び出せませんし、家自体に崩壊の危険があったら取り出せません。そのような訳で、最低限の非常用持ち出し袋を用意している次第です。備えあれば憂いなし…かな?
次回からは、また通常のアウトドアシリーズに戻りたいと思います。
今月号の引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
(日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版 (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編 (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート (飛 鳥 出 版)
ワインの科学 清水 健一 著 (講 談 社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方 皆川 達夫 著 (主婦と生活社)
世界ワイン大全 (日経BPムック)
ワインの世界史 (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編 (西 東 社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて (日 経 B P 社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる (日 経 B P 社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ (日 経 B P 社)
トスカーナ・ワイン紀行 (日 経 B P 社)
ソムリエを楽しむ 田崎 真也 著 (講 談 社)
ワインものがたり 鎌田 健一 著 (大 泉 書 店)
今日からちょっとワイン通 山田 健 著 (草 思 社)
私のワイン畑 玉村 豊男 著 (扶 桑 社)
夢ワイン 江川 卓 著 (講 談 社)
永井美奈子のベランダでワイン (主婦と生活社)
ワイン この一本 戸部民夫・清水靖子編著 (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド ジャンシス・ロビンソン (WANDS)
ワインの教室 (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識 (河出書房新社)
ソラリスの陽のもとに スタニスラフ・レム著 (ハヤカワSF文庫)
戦後生まれが選ぶ「洋画ベスト100」 (文 春 文 庫)
聖書の言葉
「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず、常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば、主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」(箴言3章5~6節)。