vol.77 2008年夏号
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46.ワイングラスのマイ・コレクション
さてワインの本道から少し外れて、これからワインの周辺グッズについて"あれやこれや"と述べてみたいと思います。
ワインって言うのは、もちろん"飲む"と言う行為そのものが楽しいのだけれども、それ以外に、ワインの物語を楽しんだり、ワイン畑やシャトーについて語ったり、ワインの関連グッズについて語ったりするのも楽しいものです。
で、今回は、僕のワイングラスのコレクションをご紹介させていただきます。以前、"ワイングラスとはどう言うものか"、"良いグラスと悪いグラスの見分け方"等について述べたけれど、今回はシンプルに持っているワイングラスを並べてみました。
マイ・ワイングラス・コレクションの一部
要するに、百脚以上あるマイ・ワイングラスから一部を掲載する"プチ・自慢"です(笑)。たまには、ここでのつまらぬ自慢を赦してね。
テイスティング・ワイングラス
まずは、テイスティングワイングラスから。大きくて鼻がすつぽり入ります。香りを逃がさないためです。
国際標準型テイスティンググラス(JOLLYBOY'Sワインノートより)
※ちなみに、テイスティングワイグラスには、上記のような厳しい国際規格があります。
ボルドー型ワイングラス
僕が日常で使用している"ボルドー型"と呼ばれるワイングラスです。
ブルゴーニュ型ワイングラス
こちらも日常使用している"ブルゴーニュ型"と呼ばれるワイングラスです。飲み口部分がやや開いているタイプも売っていますが、僕は閉じている方が好きです。
フルート型ワイングラス
シャンパーニュやスパークリングワインを飲む時に使う"フルート型"と呼ばれるグラスです。きめ細かな泡が、底から立ち昇ってくるのが観察できます。これも良く使うグラスです。
記念のフルートワイングラス
これもスパークリング用のフルート型グラスです。右は、フレシネのミレニアム記念のプレゼントで当選してワイン。左はガラス細工を施した、高価なクリスタルグラスです。結婚記念のプレゼントです。
(※ただし"ワイン趣味"において"ワインを観察する"と言う意味では、ガラス細工や飾り模様は無い方が良い。美しく細工されたワイングラスは、パーティー等で純粋に楽しんでもらうためのグラス、と思っています)。
ネーム&誕生日入り金箔グラス
これは、飲み口を金箔で飾ったワイングラス。ミクシィで知り合ったガラス職人ODENTEさんに、家族四人の名前と誕生日を掘っていただきました。感謝
クリスタルワイングラス
上の二つは、高価なクリスタルワイングラスです。右は、友人が新婚時、旅行のお土産で買ってプレゼントしてくれたものです。ところで、クリスタルグラスはすぐに曇りますので、時折磨く必要があります。なかなかたいへん。
バカラのワイングラス
高価と言えば、僕が持っているワイングラスで、これ以上高価なものはない"バカラ"のグラス!結婚式のお祝いでプレゼントしていただいた"一脚1万6千円×4脚=6万4千円"のバカラなんか割れそうで、まだ2回しか使っていない…繊細なカッティングで恐くて使えない(笑)。使って壊すよりも、大地震か何かで先に壊れてしまいそう…。
ミニ・ワイングラス
高価なバカラとうって変わって、超安いワイングラスも載せておきます。
この小さなワイングラスは、僕が持っている中で最も安いグラスで一脚百円!百均ショップで買ったのである。なんのために買ったかと言うと、アウトドア(BBQ等)でワインを飲む時を想定して買ったのである。ワインなのに紙コップだと悲しいから、車の運搬などで壊れる事を前提に買ったグラス。実際に二つも破損した(涙)。
聖餐式用ワイングラス
これは、僕が所属しているキリスト教教会の信徒大会の記念(お土産)用のワイングラス。小さいクリスタルグラスで、家でちょっとだけ飲みたい時にたまに使います。
今回は、42脚しかご紹介できませんでしたが、また機会があれば残りのグラスもご紹介させていただきます。
おまけ/ワイングラス・スタンド
2011年3月追記:3月11日の東日本大震災(東北関東大震災or東北地方太平洋沖地震)のため、バカラグラス2脚やクリスタルシャンパングラスを初め、合計11脚のワイングラスが割れて廃棄しました。
映画 "この一本!"53 「第七の封印」
さてこのコーナーでは、隠れた名作映画を毎月一本づつ紹介していきます。賞を取ったのに興行成績が惨敗だった映画とか、一般には知られていないがカルト的に人気のある映画とか、海外では大ヒットしたのに日本でこけてしまった映画とか-いま一つ日の目を見ない不運な映画を取り上げていきます。
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スウェーデンの映画を取り上げるのは、今回が初めて(そして最後かも…笑)。この映画は1957年の映画なので、もう半世紀以上前の映画(※日本公開は1963年)。十年以上も前の話だけれども、どうしても見たかったのだがもちろん映画館ではやっていない。メジャータイトルではないので、レンタルビデオ屋にも置いていなかった。そこで、ビデオを買う事にした。まだインターネットショッピングが一般的でなかった時代のこと、あちこちの店でようやくビデオを探し出して買ったのである…少量制作ビデオなのでけっこう高かった(^_^;;)。
監督は、巨匠イングマール・ベルイマン。聖職者(牧師)の子として生まれたベルイマンは、脚本家を経験した後、監督としてデビュー。低予算映画を撮り続ける中で、自らのスタイルを確立していった。哲学的(形而上学的)な作品を取る監督として知られるが、実は分かり易く娯楽的な作品だったりする。昨年(2007年)、89歳で世を去った。
ベルイマンの作品は数々の国際映画賞を受賞しているが、この"第七の封印"もカンヌで審査員特別賞を受賞している。
Imaged by JOLLYBOY
この作品は、タイトルからも分かるように聖書の"ヨハネの黙示録"から着想を得ているが、聖書の物語を映画化したものではない。
十字軍に参加して敗れ、従者と共に帰途に着くマックス・フォンシドー(※エクソシストのあの神父を演じた役者)演じる中世の騎士が、以前あった理想が裏切られて喪失している事を知る。社会にはペストが蔓延し、人々の心も退廃しすさんでいる。
その騎士の元に、ベント・エーケロートが扮する死神が訪れる。騎士は神の啓示を求めるが、その死神が阻む。騎士は自らの死期が迫っている事を悟り、自らの死の猶予を請うて死神にチェスの勝負を挑む。かくして、騎士は死神と手に汗握る"命を賭けた"チェスの名勝負を行なうのである。
物語は暗く重い中世を背景とし、かつ生と死を問う観念的な話なのだけれど、それをエンターテイメントに仕上げているのが、やはり名匠ベルイマンのなせる業。
ちなみに、この映画に登場する死神だが、シュワちゃんが主役の"ラストアクション・ヒーロー"に出演していて笑ったことがある(※上映中の映画スクリーンから例の死神が出てくるのである)。そっちの映画ははっきり言ってつまらないですが、興味があればチェックしてね!
趣味の部屋(ビークル&アウトドアー&エトセトラ)
マイ・アウトドア・グッズ・Ⅴ 調理用具類
さて、アウトドア・キャンプともなれば、調理は避けて通れない。第一回目の時に、BBQの必要道具について述べたが、今回はもう少し本格的な調理用具について考えたい。
クーラーボックス&保冷剤
まず、食材を運ぶためのクーラーボックスはあった方が良いでしょう。長期のキャンプなら電源式の保冷庫がベストかもしれませんが、日帰りや一泊二日程度のキャンプならクーラーボックスで十分です。
水用ポリタンク
整備されたキャンプ地なら、水道の蛇口が近いかもしれませんが、そうでない場所では水タンクは必須です。
僕は、日頃非常用飲料水用としてポリタンクに水を入れて、時折水を換えるようにしています。
→ コンパクト・バーナー
さて、いよいよ調理用具です。どんな調理用火器が必要かと言う事ですが、昔家庭用の"一口カセットコンロ"でキャンプでカレーを作った事もありますが、できれば専用器具をそろえたい所。僕は、以前紹介したBBQグリルと、上記のコンパクトのカセット式バーナー(※ストーブ)。
あと、ホワイトガソリンのストーブもほしいなぁ(※できれば2バーナーコンロ)…と思っている。カセット式は、低温化での火力が弱いので。
→ ステンレス製コンパクト・クッカー
次にクッカー選びも重要。つまり鍋やフライパンである。家庭用の鍋やフライパンや土鍋でももちろん良いのだが、それでは引越しのような膨大な量になってしまう。キャンプに行くには、できるだけ荷物をコンパクトかつ軽量にしたいので、折畳式かつ重ね収納のできるコンパクトクッカーが良いだろう。
ただし、素材によって色々長短がある。アルミ素材は軽いが、煮物はあうが炒め物は焦げやすい。チタン素材は軽くて上部だが、高価かつやはり焦げやすい。ホーローは、汚れを落としやすいし調理しやすいが、ぶつけると剥げる。悩んだ挙句、僕はステンレス製を使っている。
将来的にダッチオーブンも買って、料理に挑戦したいと言う願望がある
アルミ製コンパクト食器セットの一部
さてお次は食器編。これも、調理用具と同様に色んな素材がある。アルミ、ステンレス、チタン、ホーロー、プラスチックから紙まで様々。ぼくはアルミ製とステンレス製を買っている。あとプラスチック製のもあるが、まったく使っていない。
余談だが、アウトドアの食事で、食器を洗う環境が整っていない時の対処法を一つ。食器の上にラップを巻いて、料理を載せる。食べ終った時、ラップを外して捨てれば食器を汚さずに済む。ただし、せっかくのアウトドア生活が貧乏くさいと感じられるかもしれないので、使用所を考慮して使った方がよい"秘儀"(笑)。
マグカップの一部
あと、マグカップも忘れずに。紙コップって、長時間使うとグニャグニャしてきて不便だし、繰り返し洗って使えるマグカップ買っときましょう。昔はアルミ製のを使ってましたが、今はステンレス製のを8つほど買いました。
ポケット食器
スプーンやフォーク、箸なども、コンパクトにしまえるのが良いですね。たいした重さではないので、もちろん家庭で使っているのでも問題ないですけど。
ピクニック・バスケット
食器を一ヶ所にまとめておくと楽です。僕は、食器類を一つのバッグに収納していますが、それとは別にピクニックバスケットケースに、お皿やマグカップやスプーンなどのセットを入れておいて、ちょっとした公園でのお昼や花見に、すぐ持ち出せるようにしています。
→ 食器内蔵クーラーボックス
上のボックスは、プラスチックのトレイやフォークやスプーンが4名用セットされた便利なコンパクトな"保冷ボックス"です。
まな板、包丁、フライ返し他
実際に調理するには、まな板や包丁、フライ返しや、菜箸やトング等が必要です。BBQでの記述と重複しますので省略します(※例えば、食器を洗うための洗剤やスポンジなど)。
もちろん家で使っている包丁やまな板などでも可能ですが、僕は専用に買って食器類と一緒に、バッグにしまってあります。
サバイバルナイフ
さて、サバイバルナイフといわれるアウトドア専用のナイフは必要でしょうか?必要と言えば必要だし、要らないと言えばまったく要らない。それに、サバイバルナイフと言っても、ピンキリ。「そんなのどこで使うの?」と、首を傾げたくなるようなナイフも実際にあります。
僕はサバイバルナイフで、ジャガイモの皮をむいたり、ニンジンを切ったりしました。でも、これらはすべて包丁で代用できます。ちなみに、これらを買物等の時であっても街中で持ち歩くと法的には銃刀法違反になるので、キャンプ場でのみ使いましょう。
(※刃渡り6センチ以上のナイフ(単に所有の場合は15センチ以上)やマイナスドライバーは、銃刀法やピッキング防止法等の法律に触れるので、絶対携帯して持ち歩かないように。怪しまれるだけでなく、捕まりますよ)。
多用途ナイフ
あと持っていても良いかな~、と言うものに、ビクトリーノックスなどの多目的コンパクト・ナイフ。ナイフとしての実用性は低いけれど、缶切りやコルク抜き等が一通り付いているので、バッグに一つ放り込んでおいても良いかな。ただし、すべての機能が同等に中途半端なので、経験上からはあんまり役に立つとは言えないけどね。
折り畳み式ショベル(ピッケルにもなるタイプ)
キャンプで料理をするには、シャベルが一つくらいあっても良いかな~。僕は、カバンに突っ込んである。穴掘ったり、石でかまどを作ったり。でも、最近のキャンプ場は至れり尽せりの所が多いから、よほど辺鄙な場所でのキャンプでもない限り、これも、他目的ナイフと同様に要らないと言えば要らないかも…。
ショベル以上に必要ないのが、鉈(ナタ)や斧。薪を割ったりするのだけれども、ほとんど使わないでしょうね、最近のキャンプでは…。災害時用にハンドオックス(※小型の手斧)を一つ買ってあるけれど、家からキャンプに持ち出した事すらない…一生使わないかも
アウトドアの調理用具はまだまだいっぱいあるけれど、全部揃えたらお金かかりすぎるし、そもそも重過ぎてキャンプに持っていけないでしょう(笑)。自分のキャンプには"何が必要か"、よく見極めて揃えていきましょう~!!
今月号の引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
(日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版 (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編 (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート (飛 鳥 出 版)
ワインの科学 清水 健一 著 (講 談 社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方 皆川 達夫 著 (主婦と生活社)
世界ワイン大全 (日経BPムック)
ワインの世界史 (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編 (西 東 社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて (日 経 B P 社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる (日 経 B P 社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ (日 経 B P 社)
トスカーナ・ワイン紀行 (日 経 B P 社)
ソムリエを楽しむ 田崎 真也 著 (講 談 社)
ワインものがたり 鎌田 健一 著 (大 泉 書 店)
今日からちょっとワイン通 山田 健 著 (草 思 社)
私のワイン畑 玉村 豊男 著 (扶 桑 社)
夢ワイン 江川 卓 著 (講 談 社)
永井美奈子のベランダでワイン (主婦と生活社)
ワイン この一本 戸部民夫・清水靖子編著 (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド ジャンシス・ロビンソン (WANDS)
ワインの教室 (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識 (河出書房新社)
洋画ベスト150 文藝春秋 編 (文 春 文 庫)
第七の封印ビデオ
KBワイン・ワイン案内説明
聖書の言葉
「主の慈しみは、決して絶えない。主の憐れみは、決して尽きない。」(哀歌 3章22節)。