vol.71 2007年冬号
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41.ワインに合う料理Ⅶ・すき焼き
6回に渡ってワインに合う料理を紹介してきましたが、ここまで全部洋食でした。でもね、和食でもけっこうワインって合うんですよ。天ぷらとシャブリの白なんてすっごく合うと思うし、筑前煮とロゼ・ワインなんてのも凄く良いと思うのですよ~。そんな訳で、今回は和食にしてみました。選んだ料理は、"すき焼き"です!一家の主人が鍋奉行となる、きっと冬場の出番が多い料理だと思います。
すき焼きの材料(四人分)
・牛ロース肉・・・400g
・焼き豆腐・・・1丁
・長ネギ・・・2本
・しめじ・・・1パック
・えのき・・・1パック
・しらたき・・・1玉
・牛脂・・・少々
・砂糖・・・大さじ2
・卵・・・4個
[割り下]
・しょうゆ・・・1/2カップ
・みりん・・・1/2カップ
・酒・・・1/4カップ
・水・・・1/4カップ
・砂糖・・・大さじ2
作り方
通常、二人前のレシピを紹介しているのですが、すき焼きは材料的に4人前がちょうど切が良いので、今回は4人前まレシピです。
1.[割り下]の材料を鍋に入れて、ひと煮たちさせて割り下を作る。
2.具材の下ごしらえ。焼き豆腐は、8等分くらいに切る。長ネギは、斜め切り。春菊は茎の堅い部分を切り、よく水洗いし、葉を摘み取る。しめじは石づきを取り、小房に分ける。えのきは根元を切り落とす。しらたきは水からゆで、沸騰させて水にあけ、水気を切って食べやすい長さに切り分ける。
3.鍋を熱して牛脂を入れ、火を少し弱めて、牛肉を広げるようにして入れ、砂糖を振り入れる。作っておいた割り下を注ぎ、強火にして肉をさっと煮る。他の具材を加え、煮えた順に卵をつけて食べる。
完成したすき焼き
さて、このすき焼きに合うワインは、何でしょう?肉料理だから"重厚な赤ワイン"と言う概念にとらわれず、ライトな赤ワインでも良いし、シャブリのような辛口の白や、辛口のスパークリングワインでも良いと思うし、ライトですっきりした飲み口のロゼ・ワインでも良いと思います。すき焼きは、ある意味酒に合う万能選手のような料理の気がします。ただ、甘口ワインは避けた方が良いと思いますけどね。
ピッコリーナ(赤&白)
超格安ワイン探訪の5回目のワインは、ピッコリーナです(※サッポロワイン製)。なんと1本99円(税込み103円)で買いました!以前紹介した100円の楽園ワインは紙パックでしたが、このワインは小さいながらもしっかりボトル!容量は180mlなので、料理の時にちょっと飲みたい時にぴったり!100円と言う価格を感じさせないほど、なかなか良くできてると思います。赤、白共にライトなボディで、赤はピザや軽めの肉料理に、白はパスタや魚介料理にどうぞ、って感じです。
参考データ:価格 180ml 定価100円
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映画 "この一本!"47「小さな恋のメロディ」
さてこのコーナーでは、隠れた名作映画を毎月一本づつ紹介していきます。賞を取ったのに興行成績が惨敗だった映画とか、一般には知られていないがカルト的に人気のある映画とか、海外では大ヒットしたのに日本でこけてしまった映画とか-いま一つ日の目を見ない不運な映画を取り上げていきます。
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小さな恋のメロディ。この映画は、30代後半~50代位の年齢の人は、けっこう記憶に刻まれている映画じゃないかなぁ~。20代以下の人は、題名くらいは聴いた事あるかもしれないけれど、ちょっと分からないかも知れない。この映画は、欧米ではあんまりヒットしなかったけれど、日本ではスマッシュヒットを飛ばし、何度もリバイバル上映されて、テレビでも何度も放映された。そう言う、日本でのみ凄く人気を誇ったと言う稀有な映画。
これ1970年の英国の映画、つまり37年も前の映画なのだけれど、今でも瑞々しい感覚を持っていると思う。何と言っても、製作スタッフの平均年齢がなんと27歳なのである!平均27歳と言うわけだから、それよりずっと年下の人もいたわけです。社会経験つまり映画制作経験の少ない若者の、もう勢いや感覚が詰まっている。
監督は、ワリス・フセインと言う人。僕はこの監督は全然知らないのだけれど、脚本は当時26歳の若き日のアラン・パーカー!パーカーの映画デビューの記念作なのです。彼は、以前このHPでも映画紹介した僕の好きな"ピンク・フロイド/ザ・ウォール"をはじめ、色んな作品を撮ってる。ミッドナイト・エクスプレスでは、アカデミー賞を2部門で獲得。そう言う彼の脚本デビュー作が、この"小さな恋のメロディ"。
ビージーズの音楽も流行って、後に僕もこのビージーズのアルバム、しっかり買いましたよ。主演や助演の子供達が良い。当時、ダニエル役のマーク・レスター派か、トム役のジャック・ワイルド派かで大きく分かれた。メロディ役のトレーシー・ハイドは、素直に可愛かった。最近、テレビ番組の"あの人は今!?"でマーク・レスターの現在を追っていたのだけど、もうしっかりおじさん(まあ、当然だけど…)。確か、整体師になっていたと記憶している。
Imaged by JOLLYBOY
で、"小さな恋のメロディ"のストーリー。ロンドンの下町の小学校。そこに通うダニエルとトム。ダニエルは気がやさしく、トムはガキ大将。なのに二人は仲良し。ある日、ダニエルはバレエ練習中の少女に恋をしてしまう。少女の名はメロディ。彼女に夢中だったダニエルは宿題を忘れ、厳しいお仕置きを受ける。そんな落ち込んだダニエルを待っていたのは、メロディだった。ダニエルの友達だったトムは、そう言う二人を少し妬ましく思っていた。
ダニエルとメロディは学校をさぼって、海岸で遊ぶ。そして翌日、ダニエルは結婚宣言をする。それを聞いた校長は、大慌て。大人達は慌てふためくが、そんな大人をよそに、トムが牧師役となって二人の結婚式を執り行う。学校が騒然とする中、二人は学校の仲間に見送られてトロッコで去っていくのであった。
ストーリー自体は、そう言う凄く単純なお話し。話にすれば30分もあれば終わってしまうようなストーリーだけど、詩とおとぎ話が融合したような一本の映画になっている。この映画は、リアルな現実世界の設定を借りてはいるが、本質はファンタジー映画なのじゃないかな…。最近、この映画見ていないけれど、自分に子供がいる今見たらまた違った感覚で見れるのだろうな~。
趣味の部屋(ビークル&アウトドアー&エトセトラ)
近年のTVドラマ・ベスト3
今年も勝手にランキング・シリ~ズ!今回は、この5年間に見たTVドラマのベスト3を掲げました。
第一位:チャングム
韓流TVドラマブームとは無縁な所にいたのだけど(※映画は除く)、これはもうしっかりとはまってしまった。毎回、毎回、ハラハラ、ドキドキ。毎週、チャングムの放映が楽しみだった。これだけ"はまった"テレビドラマは、ホント久しぶりだった。俳優達、脚本家、演出家、スタッフ達…よくこんな長~いドラマを中弛みせず、緊張を保って最後まで作ったな~と感心する。
第二位:すいか
なんとも不思議なドラマだった。誰が主人公と言う感じでもなく、なんとなく物語がフワフワと進行していくドラマだが、ついつい毎週見てしまった。出演者や脚本、演出、スタッフに、良い人材が揃っていないと、こう言うドラマは取れないのだろうなぁ。こう言うタイプのドラマを、ゴールデンタイムに放映したテレビ局の英断にも拍手を送りたい。
第三位:利家とまつ
大河ドラマに、夫婦愛の物語を取り入れた歴史ドラマ。それまでの大河ドラマとは、一線を隔す設定・構成を採用し、ストレートに面白かった。それまでの僕の中の最も好きな大河ドラマは、"風と雲と虹と"で長らくストップしていたのだけれど、久々に更新となった。翌年、実際に金沢への旅行もしたりするきっかけとなったドラマ。翌年の宮本武蔵はグダグダで、最初の数回で見るのを辞めた。次の"新撰組!"はけっこう見た。"義経"はほとんど見ていない。昨年の"功名が辻"は、"利家とまつ"の焼き直し版のようなドラマで、ストーリーがやや凡庸だったが、夫婦揃ってそれなりに楽しめた。
他には、月9の木村拓也さん主演の"エンジン"も良かったし、草彅剛さん主演の"僕の歩く道"も(同シリーズ"僕の生きる道"や"僕と彼女と彼女の生きる道"も)良かったなぁ~。原作に凄く忠実だった"のだめカンタービレ"もグッド!
ベスト3を挙げたけど、僕はそもそも熱心なTVドラマ・ウォッチャーでは無いので、ドラマをあんまり見ている方ではないのでちょっと偏っている。見たいドラマはホントいっぱいあったけれど、時間の制約でなかなか見ることができなかった。例えば、大ヒットドラマの"24"は、シーズン1すら見ていない(^_^;;)。色々見たいドラマのリストがあるんだけどなぁ…いつ見れるやら…。
今月号の引用・参考文献:
ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート教本
(日本ソムリエ協会)
日本ソムリエ協会 教本/2003年度版 (日本ソムリエ協会)
基礎ワイン教本/WSET編 (柴 田 書 店)
田辺由美のワインブック (飛 鳥 出 版)
田辺由美のワインノート (飛 鳥 出 版)
ワインの科学 清水 健一 著 (講 談 社)
ヒュー・ジョンソンの楽しいワイン (文 春 文 庫)
ワインベストセレクション260 浅田 勝美 監修 (日 本 文 芸 社)
ワインのたのしみ方 皆川 達夫 著 (主婦と生活社)
世界ワイン大全 (日経BPムック)
ワインの世界史 (中 公 新 書)
ワイン・カタログ/ナヴィ・インターナショナル編 (西 東 社)
ボルドー/ワインの宝庫を訪ねて (日 経 B P 社)
ブルゴーニュ/ワインとグルメの歴史にひたる (日 経 B P 社)
シャンパーニュ/金色に輝くシャンパンの故郷へ (日 経 B P 社)
トスカーナ・ワイン紀行 (日 経 B P 社)
ソムリエを楽しむ 田崎 真也 著 (講 談 社)
ワインものがたり 鎌田 健一 著 (大 泉 書 店)
今日からちょっとワイン通 山田 健 著 (草 思 社)
私のワイン畑 玉村 豊男 著 (扶 桑 社)
夢ワイン 江川 卓 著 (講 談 社)
永井美奈子のベランダでワイン (主婦と生活社)
ワイン この一本 戸部民夫・清水靖子編著 (毎 日 新 聞 社)
ワインデイズ マーク・ピーターセン著 (文春文庫PLUS)
ワイン用葡萄ガイド ジャンシス・ロビンソン (WANDS)
ワインの教室 (イカロス 出 版)
ワインついしゃべりたくなる博学知識 (河出書房新社)
はじめての洋食 山崎 建夫 監修 (ナ ツ メ 社)
はじめての和食 藤田 裕子 監修 (ナ ツ メ 社)
はじめての中華 藤田 裕子 監修 (ナ ツ メ 社)
名作映画250 (1981年ロードショー名鑑)
聖書の言葉
天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。 昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る
話すことも、語ることもなく、声は聞こえなくても、その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう。
(詩編 19編2~5節)。