Vol.20 1999年6月号
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健康シリーズ・8 「体の常在菌について」
さて前回まで、私達の体を形成するための材料である、「水・食べ物・空気」について考えてきました。次に、私達の体の仕組みに移る前に、外界と私達の体の間に存在する「常在細菌」について考えてみたいと思います。
常在菌…かつて日本では、体の中の寄生生命体を全部「邪魔なもの」として追い出しにかかりました。サナダムシなどの寄生虫を始め、様々な細菌も体から消滅させていきました。その頃から、日本人の体に様々な弊害が生じてきました。アトピーや、鼻炎などのアレルギーや、大腸がんなどの異常な増加です。そこで、ある種の常在菌が我々と「良好な共生関係」にあるのでは、と認識され始めました。
常在菌は、体のあちこちにいます。例えば、腸の中には「100種類・100兆個」もの細菌がいると言われます。重さにすると数百gから1kgの重さになります!(1kgもの細菌の固まりを一度見てみたいものだ…)。口の中を覗いてみると、唾液たった1mlに1億~10億もの細菌が、歯垢1gあたり10億から1,000億もの細菌が存在していると言われます(もし人間の眼が顕微鏡なみの解像度をもっていたら、気が狂ってしまうでしょう!)これらの「常在菌」は、棲み分けができています。例えば、人間の皮膚には表皮ブドウ球菌や連鎖球菌などがいて、皮膚の脂肪を分解して脂肪酸を作り皮膚を酸性に保ち、他の病原菌の進入を防いでいるのです(過剰な殺菌・消毒は、皮膚の抵抗力を弱め、皮膚病の原因になります)。口の中でも、2歳~3歳の頃には常在菌の棲み分けが完了し、その頃までに親から(口移しなどにより)虫歯の原因となるミュータンス菌などに感染しなければ、その後それらの虫歯菌は棲み分けのできている口内に入り込むことができず、虫歯にならなくてすむのです。
しかし「常在菌」のすべてが、人間にとって有益なわけではありません。皮膚の例で言うと、カンジダ菌などは抵抗力が弱まった時に、カンジダ症などの日和見感染を起こすことがあります。口の中の例でいうと、一度棲んでしまったミュータンス菌を放り出すのは難しく、たいていの人は虫歯になやまされます。
腸内細菌も同様です。常在細菌の中でも、特に腸内細菌は、私達の健康と密接に関わっています。ビタミンを合成したり、感染を防御したりと、人間にとって有用な働きをしてくれるビフィズス菌やユウバクテリウムなどの菌がいる一方、毒素を出したりガスや発ガン物質を産出する有害なウェルシュ菌やブドウ球菌などもいます。共生関係にある有用な菌が多いか、病原性のある有害な菌が多いかで、その人の健康は大きく左右されるのです。
このように、私達は体の常在菌とうまく付き合っていく必要があるのです。次回は、これらをふまえた上で「私達の体」について考えてみます。
JOLLYBOYの本当にあった話・第八話
「おまわりさん、吠える!バイク編」
「一方通行・その一」…かつて原付(50ccバイク)で、市内の駅前付近を走っていた時の事。地元の駅周辺はとても一方通行が多いのだが、僕は走りなれていて間違うことはなかった。と、そんな僕に対し、何故かお巡りさんが「停まりなさい」と言う。「えっ?スピードは出してないし、何だろう…。」と思っていると、そのお巡りさんがつかつかと寄ってくる。「君ね、ここ一方通行だよ、一方通行。」「はい、知ってます」。すると、そのお巡りさん、標識を指差して再度強調する。「一方通行だよ、今君どっちから来たの!。」「(見ての通り)向こうから」。するとお巡りさん、標識をもう一度見て「一方つぅ…、ん?、あっ、正しいのか…」。そして、「事故に気を付けてね」と言いながら、恥ずかしそうに去って行くのでした。
「一方通行・その二」…さて、もう一度言うが、市内は一方通行が多い。ある日、原付に乗っていた時の事、「原付は除く」と書かれた一方通行踏み切りを逆に渡った。すると、パトカーが停まっていて、二人のお巡りさんが僕に「停まれ」と言う。一人は、若いお巡りさんで、もう一人は年を取ったベテランのお巡りさん。若い方のお巡りさんが、何故か興奮している。「おい、おまえ、今そこを渡ってきたろ!」。僕「はい」。すると「そこ、一方通行だろうが!」と怒鳴る。若いお巡りさん、とても社会正義に燃えているらしい。しかし僕は冷静だったので、「でも、『原付は除く』って標識がありますよ」。「うそつけ!」。さて、ここでベテランのお巡りさんが、若い巡査をたしなめて「それじゃね、三人でその標識を見ましょうかね。」と言って、三人でとことこ歩いて、踏み切りの向こう側へ行くのでした。その間、若い巡査の怒りは収まらないようで、ピリピリしている(きっと警察官になったばかりで、一生懸命なのだね!)。三人で、「一方通行」の標識を見上げる。そこには、確かに「原付は除く」という文字がしっかりとあった。しかし若いお巡りさん、その怒りをどこにぶつけて良いのか分からなくなり、相変わらずカリカリしている。。ベテランのお巡りさんが、僕に「すまなかったね、じゃあ安全運転でね。」と言って僕を送り出し、その後若い巡査を励ましていたようである。
警察官って、色々たいへんなようです。でも、一般市民じゃなくて、ぜひ世の中の平然と過ごしている悪人に対して社会正義の矛先を向けてね!
役に立たない雑学シリーズ・その8
「シャンプーからトリートメントまで」
さて、シャンプー、リンス、トリートメント、コンディショナーなど、様々なヘアケア用品が出ているが、それらの違いをご存知だろうか。僕は、かつて美容院で美容師に聞いたことがある。驚いたことに、誰も正確には応えられなかったのだ。そこで、自分で調べることにした。
「シャンプー」は、ご存知の通り髪の毛の汚れや頭皮の皮脂を取り除き、きれいにします。
「リンス」は、シャンプー後に失われた皮脂を補い、髪をしなやか・なめらかにして、くしの通りをよくしたり静電気を防いだりします。また、リンスは髪に保護膜を作り、キューティクルと呼ばれる髪の表皮を守る働きもします。
「トリートメント」も、リンスと同様の働きをするが、粒子がもっと細かく、油分・水分・ビタミン・たんぱく質などの栄養分を髪の内側に浸透させ、髪を内側から強化して枝毛や切れ毛を防ぎ、髪の潤いを保たせる効果があります。「コンディショナー」や「ヘア・パック」は呼び名が違いますが、トリートメントのことです。
ビークル&アウトドアー
"僕のオープンカー・ベスト5"
第一位"BMW・Z3"
さて、暖かくなりオープンカーの季節が今年もやってきました。僕は、オープンスポーツカーのカプチーノに乗り続けて8年目に突入したわけだが、今でもカプチーノの大ファンである。今回は、あえて「(別格である)カプチーノ以外の、現行オープンカーを買うとしたら何にするか」をベスト5にしてみました。
第一位は、文句なくドイツのBMW・Z3。昨年、そのスタイルを一目見た時に確定。BMWの名車の中でも、ベスト1のデザインに押したい。
第二位は、やはり同じくドイツのオープンカー御三家の一台ベンツ・SLK。小型ながらも、その安全性と動力性能は天下一品で、スタイルも抜群。屋根が幌でなく、ハードタイプなのも質実剛健で良い。
第三位は、ロータス・エリーゼ。セブンやエランやヨーロッパ、エスプリなど、昔から大ファンのロータスだが、エリーゼはその中でもトップクラスの一台だと思う。
第四位は、ホンダ・S2000。ホンダさんが、ようやくやってくれました。過去のS600やS800の亡霊を引きずることなく最先端技術を満載し、その一方で、やはりホンダらしさはそのままの、素晴らしい一台を作ってくれました!
第五位は、ダッチバイパーV10。カプチーノを無駄に2mほど長く伸ばしたようなデザインだが、かっこいいので許す。ただし、排気量といい、燃費といい、サイズといい、対候性といい、日本向きでないことは確かなので、日本では眺めて楽しむ車。
今私が所有している"カプチーノ"と"エスクード"の2台で、すでに500万円ほど費やしているので、BMW・Z3もベンツ・SLKも十分に購入可能の範囲内と言える。しかし、僕はカプチーノが大好きなので、当分カプチーノを手放す気はないのだ。ちなみに、ドイツオープンカー御三家の"ポルシェ・ボクスター"は、現在5位以下。
引用・参考文献:
人はなぜ病気になるのか、そしてなぜ水で治るのか
(KKロングセラーズ)
メディファイル・からだの常在菌(ディアゴスチーニ)
メディファイル・白髪とふけ症 (ディアゴスチーニ)
聖書の言葉
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」 (コリントの信徒への手紙 13章4~7節)。