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「アイアン・ジャイアント」   (記:2001年4月)

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 昨年、「アイアン・ジャイアント」という、アメリカのアニメ映画が公開されたのをご存知だろうか。監督は、ディズニースタジオ出身のブラッド・バード。アメリカで1999年に制作され、昨年日本で公開されたが、まったくヒットしなかった。私は、これが非常に残念でならない。映画自体は非常によくできていて、子供だけでなく大人の鑑賞にも十分堪えられる内容だからだ。技術的にもがんばっていて、最新のCG技術をふんだんに使用し、かつセル画の雰囲気を損なわないようにしている。
 何故この映画がヒットしなかったのか。これは、CGワールド誌の記事によると、ワーナー・ブラザース社内のイザコザによるものと考えられている。当時の、新経営陣がアニメーションに対してまったく熱意と理解がなく、「アイアン・ジャイアント」のための宣伝の費用を削ってしまったため、広報活動がなされず、とうぜん映画自体もこけてしまった。しかし、評論家やアニメ・CG関係者の評価は高く、アニメーション界のアカデミー賞"アニー賞"9部門を独占受賞という快挙を成し遂げている。


アイアン・ジャイアント Imaged by JOLLYBOY

 で、話自体はどんな内容かと言うと、ある日、メイン州沖に地球外から謎の物体が降って来る。実はこれが、巨大なロボット。嵐の中の登場シーンは、日本の"ゴジラ"を彷彿とさせる。このロボットがきた目的は不明だが、ある日変電所で感電したところを少年に助けられ、友達となる。このロボットの目的がなんなのかは、クライマックスで明らかになるが(ロボットの存在目的は殺戮兵器であることを暗示している)、平和・正義・友情を学んだ巨大なロボットは、ラストで自己犠牲の愛を示すのである。このあたりは、やはり日本のヒーロー物"ジャイアント・ロボ"を彷彿とさせ、ちょっと懐かしい。アニメにも興味のない方にも、お勧めの一本。