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「遠い空の向こうに」 (記:2001年1月)
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あんまり知られてなくて、新世紀にふさわしい映画。それを考えていたら、この映画が浮かんだ。「遠い空の向こうに」。御存知だろうか?えっ、いつの映画だって?1999年の映画。公開されてから、まだ2年ほどしか経っていません。でも、ほとんどの人は知らない映画。夢と希望が詰まった素的な映画。しかも、実話をベースにした映画。なのに知られていない。これぞ、新世紀に紹介するにふさわしい映画。
Imaged by JOLLYBOY
「遠い空の向こうに(原題:OCTOBER SKY)」。1957年10月4日、ソビエトがスプートニクの打ち上げに成功。宇宙競争で、アメリカはソ連に遅れをとっていた。そんな中、アメリカはウェスト・バージニア州の炭坑町。落ちこぼれの高校生たちが、本気でロケットを打ち上げようと挑む物語。主人公の兄貴は、アメフトの花形で大学の進学も決定。一方、弟はとりたてて取柄の無い、炭坑で働く未来しかない高校生。しかし、人工衛星スプートニクが通過する夜空を見上げて夢をいだく。高校の先生の影響もあって、仲間とその夢に挑む。本気で、ロケットを打ち上げようと決心する。炭坑で働く現実主義の主人公の父親は、猛反対。周囲も笑い飛ばすが、彼等は本気。彼等が挑んだのはペンシル型ロケットの打ち上げ。しかし、打ち上げは失敗の連続。しかし様々な理論を研究し、教師や専門家も顔負けの知識を身につけ、改良に改良を重ねる。
ロケットもだんだん様になってきて、彼等は町の人々が見守る中、打ち上げを行なうことに。嘲笑する人々が見守る中、ロケットは点火される。そして、見事空へ上昇していくロケット!町の人々の嘲笑は、喝采へと変わった。新聞にも載った彼等は、一躍町のヒーローへ!しかし、とある事故を転機に彼等はロケットを断念しなければならないことに…。果たして、ロケット打ち上げの夢は途絶えてしまうのか!クライマックスは、見てのお楽しみ。
ちなみに主人公は、今NASAの技術者としてスペース・シャトルに関わる仕事をしているそうです。監督もスタッフも俳優も、ほとんど聞いたことのない人たちばかり (監督はジョー・ジョンストン、出演はジェイク・ギレンホール。知ってる?)だけれど、夢へ立ち向かう少年たちの挫折と成長を描いた、素晴らしい実話の映画です。夢と希望のある映画、暗い話題ばかりの新世紀の今こそぜひご覧あれ!