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「ユージュアル・サスペクツ」 (記:2000年6月)
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この映画をこのコーナーで取り上げるのは、ちょっと筋違いかもしれない。何故なら、これは決してマイナーな映画ではないからである。アカデミー賞でオリジナル脚本賞、助演男優賞を獲得した凄い映画なのだ。ところがである…。それなりに映画ファンを自称する友人Sと話をしていた時のことである。友人S「 L.A.コンフィデンシャル良かったよね。脚本も、俳優も良かったし。」僕「そうだね。特にケビン・スペイシーは、ユージュアル・サツスペクツも最高だったなぁ。脚本に恵まれているって言うか…。」友人S「ユージュアル・サスペクツ?何、それ?知らないなあ…。」僕「(内心)えっ?」。そう、アメリカでは受けたかもしれんが、もしかしたら日本での知名度は低いのでは?(当時としては、さほど有名俳優は出てないし)。で、調べて見たら愕然。日本の興行成績のトップ10に入っていないではないか!何故だ、こんなに面白いのに!"ウォーター・ワールド"とか、"マスク"とか、"アウトブレーク"とか、"キャスパー"でさえ、ベスト10に入っているのに!納得がいかん。で、今回は「ユージュアル・サスペクツ」。
Imaged by JOLLYBOY
「ユージュアル・サスペクツ」とは、"常連の容疑者たち"という意味。コカイン取引現場で、謎の大爆発。唯一生き残ったのは、気の弱い"キント"と言う男。彼の証言によって、次々と信じられない謎が説き明かされて行く。伝説の大物ギャング"カイザー・ソゼ"とは一体何者なのか。ストーリーは、ぐいぐいと観る者を映画へと引き込んで行く!もちろん内容は、ここには書けないけどね
で、この映画の凄いところは、やはり脚本。そして"低予算"で作られたということ。脚本・演出・俳優がしっかりしていれば、低予算でも面白い映画が作れるという見本のような映画。低予算映画製作の日本映画関係者は、十分に見習う余地有り。それにしても、ケヴィン・スペイシーは、脚本に恵まれ続けている稀有な俳優。本作に、"セブン"、"L.A.コンフィデンシャル"、"交渉人"などなど。僕ははまったので、この"ユージュアル・サスペクツ"のビデオを買っただけでなく、後にDVDが出たのでそれも買ってしまった(ちなみにL.A.コンフィデンシャルのビデオ、交渉人のDVDも買ってしまった。特に、ケヴィンのファンというわけでもないのだが…)。見ていない人には、お勧めの一本。