いったいだれが、神の声を聞いたのに、反抗したのか。モーセを指導者としてエジプトを出たすべての者ではなかったか。いったいだれに対して、神は40年間憤られたのか。罪を犯して、死骸を荒れ野にさらした者に対してではなかったか。いったいだれに対して、御自分の安息にあずからせはしないと、誓われたのか。従わなかった者に対してではなかったか。このようにして、彼らが安息にあずかることができなかったのは、不信仰のせいであったことがわたしたちには分かるのです。 (民数記3章16~19節) |
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イスラエルの人々は、自分たちの罪を悔い改めず、荒野には戻らないで、自分たちの力だけでカナンに入ろうと、カナン人の住む山に登って行きます。
しかし、カナンに住むアマレク人は山の上から矢を打ってきます。これでは、勝てません。イスラエルは負けて逃げました。 |
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しかし、人々は負けてカナンに入れなかったのは、神様を信じなかったためであると理解せず、何もない荒野に帰りたくなくて、心の中でモーセと神様をうらみました。
そして、コラとタタンとアビラムの3人は、従う者250名を集めて、モーセとアロンに逆らいました。
「モーセ!偉くもないのに、私たちに指図するな!アロンの祭司職を、私たちによこせ!」
モーセは、熱心に神に祈った後、コラに言いました。
「明日、あなたがた250人は各々火皿を取り、香を焚きなさい。アロンも同じようにします。神様は、どちらかを選びます」。
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翌日、コラ250人と会衆全員が集まり、別々にされました。
すると、突然、地が裂けて、天から火が降り、神様に背いた人々を飲み尽くし、焼いてしまいました。こうして、コラたちは滅びました。
モーセは、神様に残りの民を滅ぼさないように、熱心に祈りました。コラたちが滅んだのが、不信仰のためであると、人々が気がつかないからです。
やがて、イスラエルに対する神の罰が始まり、人々の間に病が広がりましたが、アロンが罪を赦してもらえるように、火皿を取って民の間を走ったので、病気は止まりました。しかし、1万人以上の人々が亡くなりました。
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それでも、イスラエルの不信仰は止まりません。民は、また水がないことで不平を言います。今まで荒野で水やマナやうずらを与えてくださっていた恵みを忘れて、文句ばかり言うのです。
神様はモーセに、杖で岩に水を出すように命じなさい、と言われました。しかし、あまりに民が神を信じず従わないわがまま屋なので、モーセは遂に起こって、岩に命じるのではなく、杖で岩を叩いてしまいました。
水は出ましたが、モーセすらも怒ってしまい神様の命じる通りにしなかったので罰せられ、約束の地カナンに入れなくなりました。
神様は、この不従順なイスラエルの人々を、更に荒野の地で訓練されるのです。
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