聖書の紙芝居

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マナとうずらと水
モーセとアロンはすべてのイスラエルの人々に向かって言った「夕暮れに、あなたたちは、主があなたたちをエジプトの国から導き出されたことを知り、朝に、主の栄光を見る。あなたたちが主に向かって不平を述べるのを主が聞かれたからだ。我々が何者なので、我々に向かって不平を述べるのか。」  (出エジプト記16章6、7節)

イスラエルの人々がエジプトを出て、カナンへの旅を始めました。
しかしカナンへの近道には恐ろしい敵の国があったので、モーセは紅海に沿って、シュルの荒野に来ました。
しかし、そこには飲める水がありませんでした。

メラと言う地に来ました。水はあったのですが、苦くて飲めませんでした。人々は、モーセの所にきて不平を言いました。
「モーセよ!こんな砂漠でいったい、何を飲むのですか!」

(紙芝居を半分抜く)
モーセが祈ると、神様が一本の木を示されました。
そして、それを水に入れるように命じました。

(全部抜く)
モーセは言われた通りにしました。すると、その苦い水は飲めるようになりました。
人々は飲み、家畜にも飲ませました。

その後、イスラエルの人々は、シンの荒野に来ました。人々は、またモーセの所に来て、不平不満を言いました。
「モーセよ!こんな荒野に来て、不自由な生活をするより、エジプトにいた方がましだ!」
「エジプトでは、肉のたくさん入った鍋の前で、お腹いっぱいのパンも食べられた!」
人々は、奴隷の地エジプトから導き出された神に感謝や信頼するどころか、文句ばかり言いました。神はモーセに言いました。
「モーセよ。あなたたちは、夕べには肉を、朝にはパンを食べて、飽き足りるようになるだろう。」

その日の夕方、神様の約束通り、うずらの大群がやって来ました。
人々は、うずらのごちそうを飽きるほど食べました。

そして、次の朝には霜のような濃い霧が地面を覆いました。
人々は「これは何だ!(マナ!)」と言いました。食べてみて言いました。。「おいしい!」
モーセは、言いました。
「これは、神様がみんなに約束された食べ物です。今日の分だけ集めなさい。」
欲張って2日分集めた人のマナは腐って臭くなりましたが、7日目は礼拝の日だったので、6日目に集めた2日分は臭くなりませんでした。
イスラエルの人々は不平不満ばかり言っていますが、モーセは神様への感謝を人々に忘れさせないため、アロンにマナを壺に入れてたくわえさせました。


(2016年5月9日記載)

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