「杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べて、海を二つに分けなさい。そうすれば、イスラエルの民は海の中の乾いた所を通ることができる」。 (出エジプト記14章16節) |
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イスラエルの人々がエジプトを出て行った後、数日でエジプト王ファラオの気持ちは変わりました。エジプトで、たいへんな仕事をする奴隷(どれい)がいなくなったからです。
「やはり、奴隷がいないと不自由だ!イスラエル人を連れ戻せ!」 |
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こうして、たくさんの戦車、騎兵、兵士が、イスラエルの人々を追いかけました。
一方、イスラエルの人々は、子供もお年寄りもいるたくさんの人々で歩いて移動していたので、これではエジプトの軍隊にあっという間に追いつかれてしまいます!
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イスラエルの人々後ろから、エジプトの兵士たちが迫ってきます。しかも、前方は紅海と言う海で進むことができません。イスラエルの人々は、モーセに不平を言います。
「モーセよ!あなたは、どうしてこんなことをしたのですか!前は海、後ろはエジプトの軍隊!こんなことなら、奴隷でいた方がましだ!」
しかし、モーセは言いました。
「恐れるな!神が味方だ!必ず救ってくださう!」
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モーセが言ったように、エジプト軍とイスラエルの人々の間に真っ暗な雲が立ち込め、エジプト軍はイスラエルに近づけませんでした。。
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そして、モーセが海に向かって手を差し伸べると、神は激しい風を吹いて海を左右に壁のように分けられました。そして、イスラエルの人々は、その海の道を渡り始めました。
イスラエルの人々が海の道を渡っている間、神様は火と雲の柱でエジプト軍をかき乱しました。神は、モーセに言われました。
「海に向かって手を差し伸べなさい。水が、エジプト軍の上に、戦車、騎兵の上に流れ返るであろう」。
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エジプト軍が、海の道を渡り始めました。モーセが手を海に向かって差し伸べると、海は元の場所に流れ返り、ファラオの全軍を覆って、一人も残りませんでした。
イスラエルの人々は、こうして神様の大きな力によってエジプトの軍隊から救われ、神様とその僕(しもべ)モーセを信じるようになりました。
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