聖書の紙芝居

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出エジプト
ファラオは、モーセとアロンを夜のうちに呼び出して言った。「さあ、わたしの民の中から出ていくがよい、あなたたちもイスラエルの人々も。あなたたちが願っていたように、行って、主に仕えるがよい」。  (出エジプト記12章31節)

モーセは、イスラエルの長老たちに言いました。
「イスラエルの長老たち、聞きなさい。どの家の門とかもいにも、子羊の血を塗って、朝まで表に出てはいけません。
主は、エジプトに災いをもたらします。しかしこうすれば、主はイスラエルには災いをもたらさずに、通り過ぎ去られます」。

イスラエルの人々は、モーセの言うとおりに、子羊の血を家の門やかもいに塗りました。
主なる神が、その家には災いをもたらさずに、通り過ぎる目印とするためです。

(紙芝居を半分抜く)
しかし、エジプトの人々は、子羊の血を家の門やかもいに塗りませんでした。
主なる神さまは、真夜中、エジプトを通られ、初い子(最初に生まれた子)を牛の子に至るまで打たれました。恐ろしい泣き声が、国中に響きました。
(紙芝居を全部抜く)
そして、エジプト王ファラオの初い子さえも、神さまに打たれました。
しかし、子羊の血を塗ったイスラエルの家は、主なる神さまは災いをもたらさず、通り過ぎ去られました。

ファラオは、モーセとアロンを呼んで言いました。
「今すぐ、エジプトから出て行ってくれ」。
今まで十回もモーセとの約束を破ったファラオでしたが、ついに今回はイスラエルの人々を去らせる決意をしました。

エジプトの人々も、イスラエルに人々に言いました。
「早く出て行ってくれ!そうしないと、我々は殺されてしまう!」
イスラエルの人々は、言いました。
「パンも焼いていないし、旅に出るための金や銀や衣服も無い。奴隷として働いた賃金ももらっていない」
「ほしい物はなんでもあげるから、出て行ってくれ!」
こうして、イスラエルの人々は、エジプトを出ることになりました。

モーセは、イスラエルの人々に言いました。
「イスラエルよ!この日を覚えなさい!主が、導き出したのです!この日を記念として、この日は種を入れたパンを食べてはいけない!さあ、出発しよう!」

こうして、イスラエルの人々は、苦しい奴隷から解放されて、エジプトから出たのです。
男性だけで60万人!(女性や子供も入れると100万人以上だったでしょうか?)これだけ多くの人々が、エジプトを出発し、約束の地カナンを目指すのです。


(2015年11月14日記載)

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