ヨセフはまた別の夢を見て、それを兄たちに話した。「わたしはまた夢を見ました。太陽と月と11の星が、わたしにひれ伏しているのです。」 (創世記37章9節) |
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ヤコブは、12人のこのうちヨセフをかわいがりました。
しかし、それで兄たちは、ヨセフを憎みました。
ある日、ヨセフは夢を見ました。 |
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ヨセフは、その夢を兄たちに話しました。
「みなさん、私の夢を聞いてください。私が畑で束を結んでいると、私の束がピョコンと立って、兄さんたちの束がそれを拝むのです。おかしいでしょう!」
それで兄たちは、ますます怒りました。
「なんだ、ヨセフの奴!俺たちの王にでも、なろうと言うのか!」
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ヨセフは、また夢を見ました。
ヨセフは言います。
「また夢を見ました。聞いてください。太陽と月と11の星が、私を拝むのです!」
これを聞いて、11人の兄たちはますますヨセフを憎みました。
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さすがに父ヤコブも、これを聞いてヨセフに注意しました。
「ヨセフよ、それは言いすぎだ。私とお母さんとお前の兄たちが。おまえを拝むと言うのか?」 |
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ある日、父ヤコブはヨセフに言いました。
「ヨセフよ。兄たちは遠くで羊を飼っているが、無事かどうか見てきてくれ。」
そこで、ヨセフは出発しました。
兄たちは、ヨセフが来るのを見て言いました。
「あいつを殺して穴に入れ、獣が食ったと言おう!」
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しかし、ルベンはヨセフを助けたかったので言いました。
「いや、殺さずに穴に入れるだけでよい。」
そして、兄たちはヨセフの着物を取って穴に入れました。
兄たちが食事をとっていると、イシマエルの商人たちがやって来ました。
「ヨセフを殺しても、得にならない。彼を売って、お金に変えよう。」
こうして、ヨセフは売られてしまいました。
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兄たちは、ヨセフの着物を山羊の血に浸してから、父に見せました。
「父さん、これはヨセフの着物ではありませんか?私たちは、これを荒野で見つけました。」
ヤコブは、言いました。
「おお、確かにこれはヨセフのだ!きっとおそろしい獣に、食べられてしまったのだ!」
父ヤコブは、ヨセフが本当に死んだと思い、はげしく泣きました。
果たして、ヨセフはどうなるのでしょうか?
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