これはノアの物語である。その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。
(創世記6章9節) |
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カインとアベルの後、世界にはたくさん人が増えました。
カインが人を殺したように、悪い人もたくさん増え、悪いことをたくさんしていました。
しかし、悪い人の中にもノアと言う正しい人がいました。神さまは、モーセに言われました。
「ノアよ。世の中は悪い人ばかりになったので、私は滅ぼす。しかし、ノアとその家族は助けよう。私は。大雨を降らし、大洪水をおこすので、大きな箱舟を作りなさい。」 |
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ノアは、言われた通りにしました。
船の大きさは、長さ135m、幅が22.5m、高さが13.5mと言う巨大な箱型の船でした。船は。3階建てです。
人々は、ノアを馬鹿にしました。
「おい、見ろよ!ノアが、山の上に船を作っているぜ!」
「船は水の上に浮かべると言うのを、知らないんじゃないか?ハハハ!」
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ノアは、すべての鳥やけものをオスとメスのつがいで集め、箱舟に入れました。
ノアとノアの家族も、船に入りました。神さまは、舟の戸を閉じられました。
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やがて雨が降り、洪水がおきました。雨は、40日40夜も降り続き、水は山よりも高くなり、箱舟は海に浮きました。 |
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雨はやんで、150日あとに水はへって、船はアララト山にとどまりました。
ノアは、まずカラスをはなちましたが、地上が乾いていないので、もどってきました。
次は、7日後にハトをはなちました。ハトも帰ってきましたが、オリーブの葉をくわえてもどってきました。水が、ひいてきたのです。
さらに7日たってノアがハトをはなつと、ハトはもどってきませんでした。水がひいて、大地が乾いたのです。
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神さまは、ノアに言われました。
「あなたも妻も子どもも嫁も、みな一緒に箱舟から出なさい。すべての動物も鳥も。みな一緒に出なさい。」
ノアは、神さまのために祭だんを作り、神さまに感謝をささげました。
神さまは、ノアと息子たちを祝福しました。そして、言われました。
「私は、二度と洪水をおこして人を滅ぼさない。そのしるしが、この虹である。」
これが、ノアと洪水のお話しです。
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