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洗 濯 編

★洗濯物の干し方/外干し編  (2020年 8月 8日記載)

洗濯歴は、独身時代から数えて既に30年以上になります。週に5回は、洗濯をしています。4人家族なので、一日に2回洗濯機を回すこともあります。なので、何千回も洗濯をしています。クリーニング屋でアルバイトをしていたこともあります。そんな経験から、洗濯に役立つページを設けました。最初は、洗濯物の干し方です。

・どんなピンチハンガーを選んだら良いか?

私は洗濯物を干すのに、主にクリーニング屋さんの針金ハンガーと、ピンチハンガーを使います。で、このピンチハンガーと言うのは、意外と壊れやすいのです。私も、過去たくさんのピッチハンガーを買い替えました。
ピッチハンガーって、けっこう過酷な条件に晒されます。水に塗れたバスタオルは意外と重く、何枚も干すと数kgものけっこうな荷重になりますし、ベランダで強風に晒され暴れまくります。かと思うと年中、強烈な太陽の紫外線に晒されて、劣化も早いです。では、どんなピンチハンガーを選んだら良いのでしょうか?

選択ポイントその1:ハンガーのフックの付け根を見る。

ピンチハンガーって、プラスチックのタイプより、ステンレス製のタイプの方が耐久性あると、漠然と思っていませんか?値段も高いですし。でも、予想以上に早く壊れます。私も、ステンレス製のピンチハンガーを何度も買い直しています。
どこが駄目なのか?ずばり、フックの付け根です(下記写真)。



この部分の何が駄目かと言うと、ベランダで
長年強風などに煽られて揺すられている内に、穴が広がっていき、ワッシャーごと本体がすっぽりと抜け落ちてしまうのです。そうなると溶接などの特殊な技術でも持っていない限り修理できずゴミとなり、買い替えです。私は、これで過去何度も廃棄となり、買い替えとなりました。
では、どんな付け根が良いかと言うと、今のところ長持ちしているのが下記の形状です。これならそうやすやすとは抜けないでしょう。上手い考え方と言うか、良い設計だと思います。



選択ポイントその2:洗濯ばさみのクオリティを見る。

ベランダでの
ハンガーの大敵は強風だけでなく、太陽の紫外線です。紫外線は、プラスチックの選択バサミをボロボロにします。
あまりに安い洗濯バサミは、驚くほど速く劣化してパキパキ折れ始めます。破片が目に入ったりすると危険です。



下のピンチハンガーを見てください。「あらカラフルで、素敵なハンガーね!」と言うことではないのです。
元々は、全部(上記の)薄紫色の洗濯バサミだったのですが、紫外線で劣化して次々と折れ始めました。洗濯バサミが破損する度に交換していたら、最終的に1本残らず全部破損して、全とっかえになったのです。いくら本体の耐久性が錆びずに高いとしても、余計な出費がかさんで結局逆に高くつきます。ハンガーをお店で買う時は、「洗濯バサミがちゃちくはないか?頑丈そうか?細すぎないか?薄すぎないか?」などをよく確かめて買った方が良いです。



ちなみに「ステンレス製の洗濯バサミなら錆びないし、折れないし、良いんじゃない?」と言う意見もあろうかと思いますが、ステンレス製の洗濯バサミはピンチハンガーを折り畳んだ時に絡まって、超めんどくさいことになります。また、重いバスタオルやジーパンを干した特に、ステンレスの洗濯バサミだと強風に煽られて、滑って落ちてしまうことがよくあるので、私は現在使っていません。


・洗濯物の干し方

され、いよいよ洗濯物の干し方の説明に入ります。
「えっ?干し方なんて、片っ端からただ干せば良いだけじゃないの?」と思ったあなた、毎日洗濯している主婦の苦労をご存知ありませんね(笑)。意外とノウハウがあるのです。話を分かりやすくするために、タオルの例で話しを薦めますが、下着でも靴下でも衣服でも、基本は全部同じです。
まず、一番駄目な方法。手に取ったものを、何も考えずに、端からどんどん干していく。するとこんな風になります。



で、これの何が駄目かと言うと、ご覧の通り大きく傾いています。そうなると、洗濯物同士がくっついてしまい、
間に風が通りません。日照時間の短い季節や曇り時、梅雨時は、これではなかなか乾きません。左右均等に干す必要があります。
次の写真は、上の干し方よりも左右なるべく均等に干した例です。しかし、これもまだ駄目です。



何が駄目なのでしょうか?重い洗濯物(ここではバスタオル)を外側に干してしまっているからです。これだと強風時に、洗濯物が暴れます。
車のミッドシップエンジンレイアウトって知っていますか?重いエンジンを車のセンターに配置することによって、前後バランスも50対50近くになり、車の挙動が安定するのです。
しかし、前後配分が同じ50対50であっても、重量物が前後の端に偏っていたらどうでしょう?非常に不安定な挙動になり、コーナーを曲がりきれず大事故です。

 

洗濯物を干す時もそうです。
両端に重い物を干してしまうと、ピッチハンガーが不安定になり、ちょっとした風で揺れ動き、強風だと暴れまくります



もう一つNGな理由があって、
大きな洗濯物を外側に干してしまうと、太陽光が内側に当たりにくくなり、乾きづらくなります



なので、理想的な干し方は下記の様になります。これだと
重心が安定し、かつ太陽光が内側にも当たりやすくなります。

  

さて、これで終りではありません。
最後に太陽の方向を考えねばなりません。上記の写真は洗濯物の片方しか太陽光が当たっておらず、反対側がずっと陰になっています。これでは、太陽側は良く乾きますが、影側が乾きづらいです。
なので、ピンチハンガーを干す時は、南に対して下記の様に干します。すると
太陽の位置の移動により、多くの面が太陽光に当たるようになります。お昼過ぎに干すのであれば、太陽の位置を考えて斜めに干すとか、干す時間帯によって工夫します。



いかがでしたでしょうか?ざっくりとですが、洗濯物の干し方。室内干しには、また違った理屈がありますので、機会があれば書きたいと思います。


ティーブレーク:洗濯とアート

私は、クリーニング店のカラー針金ハンガーでシャツなどを干しますが、ただ干しているだけだと退屈なのでゲームをしています。服の色とカラーハンガーの色をあわせるのです。
青のTシャツならなら青いハンガー、緑のポロシャツならなら緑のハンガー、白いワイシャツなら白いハンガーと言うように色を合わせます。その色のハンガーが無い場合は、相応しい色の組み合わせを考えます。オレンジのシャツなら緑があうぞ~とか、黒のTシャツなら白のハンガーがあうな~と言うように。こうして、色の組み合わせが見事にきれいに揃うと、「アートの完成!」と自己満足に浸れます(笑)。

 


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