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さらばガーミン先生…からの…こんにちは! (2019年8月12日記載)
ガーミンを「欲しい、欲しい」と思ったのは、20年以上も前に遡る。結婚前の当時は、僕はパラグライダーをしていた。キャノピー(羽の部分)やハーネス(身に着け座る部分)、ヘルメット、シューズなど全て揃えた。全部揃えるのには、けっこうなお金がかかった。そして気流の上昇や加工を知る「昇降計」をどれにするかと言う選択時点で、お金が無くなった(笑)。友人らは、高額でコンパクトなのガーミンを買ったが、僕は友人達よりもキャノピーにお金をかけてしまったので(※友人らは"アポロ"で僕はワンランク上の"スペース")、そしてレスキューパラシュートも高かったので、安いお弁当箱のような形の昇降計を買うこととなった。何故かその頃から、みんなガーミンのガジェットを「ガーミン先生」と呼んでいた。
あれから約15年、僕はスポーツバイクのサイクリングを始めた。最初はクロスバイクで、次にロードバイク。その時、やはり自転車を買うのが精一杯で、ガーミン先生のサイクルコンピュータを買う余裕などなかった。最初はスマホのGPSを利用したスマホの自転車アプリを使用していて、その後、ケイデンスも測れる某社のサイクルコンピュータを購入。それが1ヶ月のしないうちに不具合を起こしたので、別の国産某社の安~いサイクルコンピュータを購入し、現在、スマホの自転車アプリ(STRAVA)とサイクルコンピュータを併用中~。
ちなみに、サイクルコンピュータとスマホの自転車アプリの性能差を検証するために、100km超えロングライドで同時計測したことがある。GPS+スマホアプリでの計測が、ちょうど100kmに達した時、サイコンの距離は99.91kmでした。100km=100,0000m走行で、その差僅か90m!スマホ+アプリでも、専用のサイクルコンピュータに引けを取らないことが分かりました(^^)。なかなかの性能です!
そんな訳で、パラグライダーもロードバイクも、ガーミン先生とは無縁のアウトドア趣味生活を送っておりました。そんな僕が、遂にガーミン先生の購入を決意!ランニングを初めて早6年目ですが、今年5月に、仙台でランニング中にスマホを手にもったまま走っていて転倒。手で受け身を取れなかったので、肘に穴が空くほどのケガと打撲を負ってしまいました。その反省を踏まえ、ランニングベストを購入し、スマホをポケットに入れて走るようにしましたが、スマホのログを確認する度にファスナーを開けてポケットから出すのが、もうめんどくさくて、めんどくさくて・・・。また、昨年買った「心拍」「血圧」「運動量」などが測れる中華製のスマートリストバンド(ウオッチ)がたった10ケ月で壊れてしまったこともあり、中華製ウオッチは避けて、遂に信頼度の高いガーミン先生の購入したと言う訳です。
20年来の夢であった「ガーミン先生」が遂に、僕の手元に!今回購入したのは、230J。心拍数が測れるタイプは、もうプラス1万円以上出さないと買えないので、今回は心拍は測らないタイプで。心拍数を測るハートレートセンサー単体は、実は1万円以上出さずとも5千円以内で買えるので、必要が生じたら買おうと言う判断。
まずは、傷つき防止の保護フィルムを貼りました。これは失敗なく上手くいきました♪そして、8月6日、ガーミン先生のデビューラン!せっかくなので、比較検証のため、スマホのランニングアプリ(Nike)も同時計測。同条件にするために、両方とも、信号ストップ時のオートストップとオートスタート機能をONにして計測!3kmちょいランニング。
ランニングが終わって、双方のデータを見てびっくり!スマホのデータは3.43kmなのに対して、ガーミン先生のデータは3.2kmを表示している。なんと、230mもの差が生じているではないか!?どういう事?
230mもの差が出てしまう。まさかの困った。
先ほども書いたけど、スマホの汎用自転車アプリと、専用のサイクルコンピュータの差は、100kmライドして90mしか無かった。100,000mで僅か90m。しかし、今回は僅か3kmほどのランニングで、230mものずれがある。これはともて許容できない差です。スマホとガーミン先生の相対的比較では、"どちらが間違っているのか"、もしくは"どちらも間違っているのか"分からないので、絶対距離による計測を行うことにしました。
①ガーミン先生、検証計測1回目
上記のランニングの2日後、8月8日、Nikeアプリとガーミンアプリの230mの距離差問題を検証するためのランニングを決行。
公式に1,400mと分かっている距離を利用して計測することに。これでガジェット同士の相対的比較でなく、距離の絶対比較でどちらが正確なのかが判定できると言う訳です。直線コースなので、周回コースのように、内周りとか外回りの誤差を心配する必要もない。今回は、その1回目の測定。公平をきすため、今回も信号ストップ時のオートストップとオートスタート機能を、どちらもON。
まず、スマホのアプリの性能を確認するため、当該1.4kmコースをスマホアプリで計測ラン!スマホのアプリの計測結果は、僅か10mの誤差もなく、1.40kmを計測し、公式な距離数1.40kmとぴったりと一致。
で、次にガーミンの1.4km計測ラン。ガーミン先生の計測結果は、1.4kmに対し1.36kmとなった。40mの誤差が生じている。ちなみにこのランでも、スマホのアプリでも同時計測していたが、2回目の計測でも、10mの誤差もなくぴったり1.4kmでした。平日の朝では、これ以上時間が取れないので、もう少し長い距離の計測を週末に行うことした。
おや?ガーミン先生、40mも短い(汗)。
②ガーミン先生、検証計測2回目
上記のランニングの更に2日後、8月10日、ガーミン先生の2度目の検証計測ラン!スマホアプリの正確さは、前回の2本の計測で証明されているので、今回はガーミン先生の計測のみ。
今回は1.4kmを2往復(1.4km×4)5.6kmでの連続計測。で、計測結果ですが、実距離5.6kmに対し、計測結果は5.49kmでした。110mも短いと言う計測結果となった。以上が、計測検証結果。
客観的な実験の結果、実際の距離よりも短く計測されると言う結果になりました。5.6kmでマイナス110mは、ランナーにとって決して小さな誤差とは言えないと思います。20kmあたり換算だと400m近い距離の差となる訳ですから、もはや許容できる誤差と言えないレベルです。
どうした、ガーミン先生…100m以上短し。
汎用のスマホのランニングアプリよりも、専用ガジェットのガーミン先生の方が性能的に劣るとは、まさかの驚きの検証結果でした。
ガーミン先生は、優れた機能と正確性を期待して購入した(決して安くない)ランニングガジェットでしたので、失望は大きいです。残念ですが、20年以上も憧れ続けたガーミン先生、さようなら(涙)!
と、ここで終わる予定でしたが、更に2日後、10kmランを行う。今回は、任意のコースでスマホとの相対比較。なんと、途中計測でまたまた驚きの結果が!9km地点で、スマホとガーミン先生の計測差が僅か20mだったのです!その後、スマホのオートラン機能が実行されなかったので(途中で気が付き再スタート)、ゴールの10km地点がそれぞれずれてしまったので、10km地点での差異は分からないのですが、少なくとも9km地点での差異は、わずか20mでした。十分に誤差範囲と言えると思います。
ここまでの結論としては、短い距離であるほど誤差が大きくなるが、距離が延びるほど誤差が縮小されて正確な距離に近づいていく…と言ったところでしょうか。長距離ランなら使えそうです♪
ガーミン先生、改めてこんにちは!(笑)