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人が歳をとると言う事 (2017年12月4日記載)
「親孝行は親が生きているうちにするものではない。親が元気なうちにするものだ」とは、さだまさしさんお言葉。
先週、お袋が入れ歯を失くした。どう探しても、一晩探しても出てこない。「メガネを失くすとかなら分かるけど、入れ歯をどうやって失くすの??」と思われるかもしれないが、それが歳をとると言う事である。
買い物を買い物カートごと失くす。銀行のカードや診察券や保険証を失くす。バッグや帽子や服をどこかに置き忘れる。彷徨って群馬で保護されて帰れなくなる。その度に家族は右往左往したり、深夜に車で迎えに行ったり。それが、歳をとると言う事である。
家族は怒ってはならない。怒っても、認知症は一つも解決しない。忍耐強くあらねばならない。親父にもそう指導しているが、親父殿はすぐ怒鳴る・・・石原元都知事とかと同じ(汗)。
で、母の新たな入れ歯を作るため、(嫁さんは今日は仕事でいないので)僕が歯医者を予約して夕方連れて行く。一緒にゆっくりゆっくり歩いて。
最近、そう言ったことへの対応や家事全般の増加などで、日中の本業に費やす時間がどんどん削られていき、CG制作を早朝や深夜に行うと言う本末転倒な事もしばしばある。
母は介護認定を受けているのに、他人が家に入ったり補助を受けるのを絶対断固拒否・・・ため息、ふう。
実は、パパ夕飯メニューも自由に決められない。母は料理しないのに毎日スーパーに行って食材を買ってきて、一階の冷蔵庫や冷蔵庫"外"にどんどん蓄積される。前の日に何を買ったかなんて覚えていない。春~夏先にもちょっと書いたけど、腐って廃棄した分も除いても、回収量は毎回ぼう大。大根7本とか回収したり・・・冬なら大根料理もなんとかしようもあるが、夏に大根7本を腐りきる前に料理するって有り得ないよね。
現在も、食材がどんどん腐るのでどんどん捨てねばならない。腐っていない食材は、取り敢えず回収してどうするか後で考える。先週回収した腐っていない食材は、大根・人参・タマネギ・キノコ・白菜など多数で、コンニャクに至っては7個も。なので、洋食作りたくても、パパ夕飯は和食の連続となった。おでん(コンニャクや大根)、豚汁(コンニャクや大根や人参)、筑前煮(コンニャクや人参)・・・てな感じ。パパの料理対応能力は、どんどん上がる(笑)。
夕飯は夕飯で、娘や嫁さんが今日会ったことを、ひっきり無しにマシンガントークで話す。パパはそれをひたすら聴くが、仕事と家事でもう完全に疲れ切って頭はボーっとして会話への反応が鈍い(笑)。否定したりもしくはちゃんと聞いていないと、家族は不機嫌になる。男であるパパは、結論のない会話が延々と続くのが、いつまで経っても苦手なのだ(爆)。あっ、話しがそれたな。
まあ、愚痴と言うほどではないんだけど、どんどん忍耐強くなっていくと言うか、ストレスが溜まり続けていると言うか、そう言う日々がかなりの長期間続いているな~、と思う今日この頃。そして、それは間違いなく今後はもっともっと増えていくのだ。