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ひいお爺ちゃんのこと  (2017年6月13日記載)

 今朝、突然、電球やパソコンの電源が落ちた。電子レンジもエアコンも使っていない(そもそも60Aで契約しているのでほぼ落ちることはない)のに。1階のブレーカーを確認すると、やはりどこも落ちていない。「町の停電か?」と思って外に出ると、関電工が電線の工事をしていた。しばらく終わりそうもないので、土曜日の土砂降りで泥だらけになった自転車のクリーニングとメンテを行う。
 自転車のチェーンクリーニングをしていたら、親父殿がたくさんの表彰状を持って出てきた。ひいお爺ちゃんに関するものだ。ひいお爺ちゃんの表彰状は、20枚以上もあった。



 ひいお爺ちゃんは、日清戦争と日露戦争の両方に陸軍工兵として従軍している。当時はまだ明治・・・もちろん現代の様にGPSなど無い時代。三角測量は、数学や地理学など高度な知識と経験が必要とされ、ひいお爺ちゃんは工兵として活躍したようだ。激戦となり数多くの戦死者を出した203高地の戦いの生き残りでもある。
 こんなことを書くと「お前はネット右翼か!」と突っ込まれそうだが、ネット右翼でもネット左翼でもない。ただ事実を書いただけである。ちなみに母方のお爺さんは、太平洋戦争で南洋で戦死しており、妻の父方のお爺さんはシベリア抑留で亡くなっていて、遺された妻だけで子供たち(つまり僕らの両親)を育てたとてつもない苦労は、直接・間接に僕もよく知っている。(そのへんの主張は、過去度々書いているし、これからも書くのでここでは割愛)。

 最近親父殿は、我が家のルーツについて少しずつ僕に語っている。そういう時期が来ていると自覚しているのだろう。「良い、悪い」と言った価値観を差しはさまず、僕はそれを受け止め、自分の中で少しづつ咀嚼する。過去に起こった事は変えられない。しかし、未来は自分で切り拓ける。
 だから、それらの過去の意味や意義について、ここで長々とは語らないが、僕自身が頑固に譲れないこともある。1つの思想しか許そうとしない&異質なものを排除しようとする権力、立場の弱い人々に対する憎悪を掻き立ててみんなの団結力を一つにしようとする闇の力、安易に「戦争、戦争!」と煽り堪てる勢力に対する「No!」です。