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ランニングとライド:4対1の法則   (2017年4月1日記載)

 昨年6月に、ランニングと自転車ライドの疲労度の相関関係について書きました。ランニングの疲労度は、ランニングの3~4倍の距離の自転車ライドの疲労度にほぼ等しい、と言う実感です。
 例として挙げると、30kmランニングした時の筋肉の疲れ方、脚がつりそうになる感覚が、120kmライドした時の脚の疲れ方やつりそうになる感じと似ているのです。

 今回は、実感でなくデータで語ります。もう何年もデータを取り続けているので、たくさんのデータが取れました。各運動の消費カロリーデータを見比べると、見事にほぼ「4対1」の数値となっています。
 86kmライドした時のカロリー消費が、1,300cal台。20kmランニングした時のカロリー消費量も、1,300cal台。 (※20.5km×4=82km)
 130kmライドした時のカロリー消費が、2,200cal台。34kmランニングした時のカロリー消費量も、2,200cal台。 (※34.3km×4=137km)
 見事にライドは、ランニングの4倍距離と同じカロリー消費となります。まだ自転車で160kmライドしたことはありませんが、昨年42km走った時の消費カロリーが2,600cal台だったので、それに近いカロリー消費になると予測できます。



 ただし、これは20kmランニングできる人が、自転車で80kmこげると言う事を意味しませんので、注意が必要です。ランニングとライド、それぞれ主に使う筋肉の部所が異なりますし、必要となるスキルも異なります。
 100km自転車でこげる人が、ランニングでは10kmで脚をつるかもしれません。逆に、20kmランニングできる人が、自転車ライドでは50kmでお尻が痛くなってしまい我慢できないかもしれません。ランニングとライド、それぞれの練習が必要です。
 ランニングとライド、それぞれの利点と欠点を挙げてみましょう。

★ランニングの利点
・自転車よりも短い時間で、より多くのカロリー消費ができる。
・特別な道具を必要とせず、気軽に始められる。
・近所でできる、

★自転車ライドの利点
・遠くまで行け、まだ見ていない景色に出会える。
・膝に負担がかかりにくい。

★ランニングの欠点
・無理しすぎると膝などを痛める。

★自転車ライドの欠点
・事故の危険性。転倒時の損傷被害の大きさ。
・遠方まで行った際、故障への対応と帰還。
と言ったところでしょうか?

 時間は貴重です。社会人の余暇の時間は限られているので、うまく時間のバランスをとって、生活にランニングやライドを取り入れていけば良いのではないかと思います。
 以上、データと経験に基づくミニ論文でした。おしまい!