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パパ夕飯ルール   (2016年11月9日記載)



 家族との夕飯の食卓を豊かで楽しいものにするために、連続で同じメニューにはしないと言う独自の"パパ夕飯ルール"があります。「同じメニューにしない」理由は、子どもの頃の体験に基づきます。

 我が家はずっと共働きで、小さな頃から両親とも平日は昼間いなくて、学校から帰ると(小学校3年のころから)余ったご飯で醤油で炒め飯をフライパンで作ったり、リンゴや梨を自分で剥いて食べてました(※なので包丁使いや料理はこの頃からスタートしました)。
 母は午後から出勤で、夜8時までスーパーのレジの仕事をしていて、夕飯を作る時間はありません。なので、夕飯はそのスーパーの閉店間際に買った値引きシールの貼られたコロッケかお刺身でした。お皿には盛らず、白いスチロールの容器のまま食卓に出て来ます。土日以外は、ほぼコロッケ、刺身、コロッケ、コロッケ、刺身(たまに違うお惣菜もあり)…と連続。しかも売れ残りなので、筋の多い刺身。それがずっと続くんです。「食べられるだけ幸せだろ!」と言われればそれまでですが、ずっとずっと、基本は、コロッケ、刺身、コロッケ、刺身、コロッケ・・・さすがに見るのも嫌になってきます。だから一時期、コロッケと刺身が大嫌いになりました。
 その分、毎日の小学校や中学校の給食が楽しみでなりませんでした。給食が「まずい!」と言って残す同級生、意味が分かりませんでした。家で、どんだけ良いもん食ってんだ!と(笑)。

 そんな経験があるので、豊かな楽しい食卓にしたく、どんなに忙しい日でも連日同じメニューにならないよう"和・洋・中"のバランスを取っていますし、料理もきちんとお皿に盛り付けて出したいのです。それが、パパ夕飯ルール。