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経済について真面目に考える (2004年8月1日記載)
携帯電話について
もう、僕は携帯電話が嫌で嫌で仕方ない。僕が学生だったら、携帯電話の使用が楽しくて仕方なかっただろう。しかし、仕事となると話はまったく別である。真夜中の就寝後や、土・日にもお客さんから仕事の件で電話がかかってくるのだ。時には、遠く旅先で休日を楽しんでいる時にかかってくることもあった。かと言って電源を切りっぱなしにしておくと、後でトラブルの元になる可能性もあるし、留守電チェックも必ずしなければならない。もう、何と言うか自分が電話の奴隷にでもなったような気分なのだ。状況が許せば、一ヶ月ぐらい電話の無い国に行きってバカンスを楽しみたいと思っているし、携帯電話を解約してしまおうとさえ思う事がある。しかし、これだけ携帯電話が世の中に普及してしまうと、どうしても仕事では必需品だ。
現代の不況社会の中で、勝ち組み筆頭株が"携帯電話"である(ちなみに、私はこの"勝ち組み・負け組み"と言う表現が大嫌いだ)。軒並み商品が売れない中、携帯電話業界だけが隆盛だ。音楽CDの売上が以前ほど伸びなくなったのも、若者がカラオケにあまり行かなくなったのも、携帯電話の月々の料金がかかり過ぎるからだと言われている。先日、僕は電車の中で異様な光景を目にした。僕は吊革に捕まって本を読んでいたのだが、ふと目を上げると、目の前の椅子に座っている乗客が"全員"携帯電話でメールをしているのである。横一列7人、"全員"が小さな画面を見つめながら、ボタンを押しているのである。SF小説の世界と言うか、とにかく異様な光景だった。そこまで、携帯電話に没入する理由がどこにある?誰かが本で書いていたように、日本人はお猿さんになってしまったのか?
今も携帯電話に新しい機能を盛り込もうと、各社凌ぎを削っているが、「だったらいっそのことお洒落な携帯用超小型パソコンにでもしてしまえ!」と言いたい。その方が、僕はまだ納得できる。
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