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燃え尽き症候群からの緩やかな回復の途上 (2024年8月29日記載)

毎回ほぼどうでもいい話ばかり書いていますが、たまには真面目な話を。
多くの人が経験あると思いますが、人生最大の燃え尽き症候群からようやく復活しつつあります。

人間の細胞の寿命には限界(制限)があります。
ゾウもネズミも人間も、同じ心臓の脈拍回数でその役目を終える。
ネズミの脈拍は早いので寿命が短い。
ゾウガメの脈拍は遅いので人間よりも寿命が長い。
なので、若い日に激しいスポーツ等で酷使しなかった普通の人が長寿だったりします。その逆もまたしかり。

細胞の活動に制限があると言うことは、すなわちホルモンや体液全般の放出にも限界があると言うこと。
この4年に及ぶコロナ禍で、脳内ホルモンが枯渇しかけた気が個人的にしています。
周囲からはそうは見えなかった思いますが、自分は完全に燃え尽きていました。

コロナ禍初年度に仕事がほぼ消滅し、営業や資金繰りで東奔西走。
逆にその翌年から、リーマンショック後で最も忙しい日々が毎年連続で続き、50日連続で仕事をしたり、とにかく仕事。
同期間に、娘の闘病1年半&休学1年や大学受験、両親の認知症の深化。
そしてそのコロナ禍の短期間に、友人や義父や元上司やお世話になった方々9人とお別れもしました。高校時代からの友人ともお別れ。短期間にこれほどお別れしたことはありません。

昨年冬から今年春にかけて、何もやる気が起きなくなった。
当たり前と思っていたPCに向かうのも億劫。
家族や他の人からの頼まれ物も全部めんどくさい。
買い物、料理、洗濯、お風呂など家事全般も、家庭生活に支障が出ないように努力はしていたが、やる気を振り絞って何とかこなしていた状況。
髭を剃るのすらめんどくさくて1週間剃らないことも。
冬から春は朝の散歩もめんどくさく、ランニングも頑張って1~2kmが限界。
大好きな読書も読む気が起きず、気がつけば150冊の積読書の山。
唯一、モチベーションを保っていたのがライド。
浜田省吾風に言えば、 「週末のわずかなライドの時をつなぎ合わせて僕は生きてる」 と言う感じ。
そのライドも1月から5月まで強風と雨続きで、まともに走れない憂鬱な日々。
あちこちのベンチやカフェで、珈琲を飲みながらボーっとすることが多かった気がする。

半年以上やる気が起きないまま過ごしたが、5月後半ぐらいから少しずつ気力が戻ってきたような気がする。
自転車で静岡に行ったり、初めての山に登ったり。
会計帳簿は今年への繰り越し作業すらしていなかったが、ようやく先日繰り越して3月までの帳簿を締めた。
1年以上作る気が起きなくて放り出していた自作アニメも、先日最終回の2話を作って完了できた。

娘が大学に入学でき、息子の就職先も決まり、開業25周年を迎え、住宅ローンも終え、年齢的にも節目を迎えると言う、傍目には良い年なのに、精神的には苦しい最低の期間だった。めちゃ辛かった。
今、完全復調ではないが、少しずつ燃え尽き症候群から復帰しつつあります。
今しばしベンチやカフェで珈琲を飲みながらボーッと過ごす日々は続くと思いますが、完全復調すると良いな~と思っています。