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自転車のライド距離と獲得標高について思う (2021年5月9日記載)
今年もジロ・デ・イタリアが始まりました!寝不足の3週間のスタートです。
新城幸也選手も、14回目のグランツール出場!新城選手の凄いとこらは、過去13回DNF(リタイヤ)が一度も無く(指の複雑骨折時も含めて)全て完走で、しかもツール・ド・フランスで2度も敢闘賞を獲得して表彰台に登っていること。
3大グランツールの凄い所は、3週間毎日200km前後を走り続け、一日で4,000~5,000mもの獲得標高を上ることもあり、それでも平均速度が40km/h(!)と言う常人には考えられないモンスター達の祭典!貧脚(パワーや持久力がないこと)の無い僕は、ただ驚愕するばかり。
グランツールレーサーが、どれほど凄いのか?自分の経験と照らし合わせる。
貧脚の僕であっても、ど平坦をただ単に走るだけならば平均速度20km/h+αの速度で、200km+αの距離を走れることを自分で証明したけど(消費カロリー:4,830Kcal)、これに坂が加わると話しは別。100km超えライドで獲得標高500mを過ぎてて700~800mを超えると辛くなり始め、1,000mを超えると脚がつり始めることも多々あり。
「走行距離100km超え+獲得標高500m超えライド」は多々あれど、中でも辛かった(辛楽しかったw)ロングライドベスト10。
※ちなみに計測&記録される平均速度は15~20km/hが多いですが、サイクリングロードではなく一般道なので信号のSTOP&GOが多いためで平均速度が下がり、実際の走行時巡航速度は、たいてい20~30km/hです(※坂を除く)。
第1位:千葉県・3城巡りライド/ライド距離:106.4km・獲得標高:1,386m
2018年春、千葉県の3城を回ったうち2城が山の中で、距離106kmのうち90km地点までが山の中。激坂区間では速度が10km/h以下にもなり、獲得標高も1,400m近くまで達し、最後は脚がつってました。
第2位:千葉県犬吠埼灯台ライド/ライド距離:156km・獲得高度:817m
2017年夏にチャレンジ。千葉県内の丘陵地帯をいくつも乗り越え、辿り着いた120km先の犬吠埼。往復240kmライドを目指してましたが、夜までに帰還不可能と悟り、156km地点で電車輪行に切り替え。獲得標高も800mを超えていて、夏で汗をかきすぎて、かつエネルギーを使ってハンガーノック(シャリバテ)気味で、脚もつりかけていました。
第3位:ムーミン谷ライド/ライド距離:110.23km・獲得標高:1,018m
2019年春に、一度行ってみたかった「トーベヤンソン・あけぼの子どもの森公園」を往復。ど平坦の草加から埼玉の山の方へ向かうコースなので、ライドの6割が丘陵地帯で、距離は110kmとたいしたこと無かったのですが、獲得標高が1,000m超えで脚にきて、帰路は根性だけで帰還しました。
第4位:美術館巡りライド/ライド距離:96.8km・獲得標高:830m
これはもう、散々だったライドの代表格。東京の多摩地区にある3つの美術館を回ったのだけど、まず都心(池袋、新宿など)を通ったのが間違い。交通量は多い上に路肩は路駐の車ばかりで走れないし、歩道も人が多くて徐行走行すらできないし、道路も信号のSTOP&GOだらけで、とにかく前に進まない。20km/h⇒停止⇒20km/hを何十回と繰り返し、東京23区脱出だけで相当な体力と時間を費やしてしまいました。しかも、その後は丘陵地帯ばかりで獲得標高も830m。多摩地区到着と共に雨が降り始め、帰路は豪雨ライド。しかもスマホのギャラリーS6は水没(まだ防水使用ではなかった)し、美術館巡りの写真データは全部消滅。ナビも当然使えなくなったので、「あっちの方向だろう」的な勘ナビで移動。しかも、帰路途中の豪雨のタイルの歩道で、思い切り転倒落車。距離は96.8kmと短いですが、数字以上に過酷なライドでした。
(スマホ水没。STRAVAデータだけ救出)
第5位:東松山風車往復ライド/ライド距離:115.23km・獲得標高:834m
2019年春の東松山の風車を見に行くライド。ムーミン谷ライドと同様、ど平坦の草加から埼玉の山の方に向かうコースなので、距離は115kmとたいしたことないですが、獲得標高834mは貧脚の僕には、少々乳酸が溜まりました。
第6位:那須-福島ライド/ライド距離:80km・獲得標高:809m
2019年夏、栃木県那須の風車と、福島県白河市のお城を見に行ったライド。距離は80kmと短いのですが、ほぼ全行程が高原地帯の山の中の走行なので、山道のUP&DOWNオンリーで獲得標高は800m超えで、かつ8月の気温32℃(体感気温34℃)で体力を奪われ、ゴールの白河城では豪雨のおまけつき。けっこうきついライドでした。
第7位:大平山往復&登山ライド/ライド距離:153.33km・獲得標高:561m
2020年9月の登山ライド。コロナ自粛で、密の電車で登山に行けないので、自転車で山を往復して登山もしてしまおうと言う計画。80km走行してからの、大平山4kmヒルクライム。最後のいつもの20%激坂は、もうノンノン。謙信平到着後、山頂まで徒歩で登山。で、再び自転車で帰還と言うハードスケジュール。獲得標高自体は561mとありがちな高度ですが、往復距離153km&登山で使った脚で、ライド終盤は根性だけで帰還。脚はヤバかったですが、最後までつらずに済みました。
第8位:霞ヶ浦往復ライド/ライド距離:116.5km・獲得標高:749m
2018年春、土浦の「お城」と「風車」を巡るため土浦を往復。距離は116kmといつもの距離ですが、千葉県内と茨城県内の丘陵地帯をいくつも抜けたので獲得標高が約750mとなり、何よりもトラックなどの交通量も多く路面状況も良くない国道6号を、往路・帰路ともひたすら走らされたので精神的に疲れました。交通量の多い国道の路肩をひたすら走るライドは、好きではありません。
番外編(第9位):小田原-真鶴半島ライド/ライド距離:58.3km・獲得標高:358m
2013年6月のライド。バセドウの病状が出ていた頃で(まだバセドウと知らなかった)、とにかく辛ったライド。自分は胃潰瘍が治った後だったので、それで辛いのだと思っていた。平坦も少しこいだだけで喉が乾くし、真鶴半島の坂もまともに上れない。途中で、坂を押して上ることも・・・距離は全然走っていないのに、獲得標高も大したことないのに、とにかく辛くて・・・一緒にライドしてくれた同行者に申し訳なかった。
番外編(第10位):日光ライド/ライド距離:50.5km・獲得標高:434m
2013年8月の仲間計3人との、日光ライド。医者で調べてもらっていたが、まだバセドウと分からなかった。体重は10kgも落ちていて(最終的に16kg落ちる)ガリガリだし、すぐに喉が乾くし、息が切れるし、坂道で友人達に全く着いて行けず、スローペースに合わせてもらい、たいへん申し訳なかった。これも僅か50kmなのに&400mちょいしか上っていないのに、辛くて、辛くて、つらつライドでした。
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参考:200kmライド記録/ライド距離:200.5km・平均速度:20.5km/h
2018年8月に、「そろそろ200kmを超えておこう」と思い立ち、200kmライドを決行。信号もない、ど平坦のサイクリングコースをひたすら往復し、最初は巡航速度25~30km/hで順調に巡行。真夏の陽射しが強くなり始めて疲れ始め、後半は風がどんどん強くなってきて向かい風で体力が消耗、巡航速度が下がっていき、最終的な平均速度は20.5km/h。
特に体力や回復力に優れていない一般人のライドなんて、こんなもんです。
今回のジロ・デ・イタリア2021は、後半にいくつもの難ステージが予定されているけど、特に第16ステージは距離が212kmで獲得標高が5,700mと言うとんでもない地獄のステージ。ここで総合順位を争って熾烈なレースを繰り広げる訳だけど、完走できるだけで、まじリスペクト。グランツールを13回も完走している新城選手って、回復力も含め、本当にすごいんだな~。