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コミック、アニメ、特撮ドラマのヒーロー列伝 (2003年8月10日記載)
さて、8月!子供たちは夏休み本番!…と言う事で、今回は漫画やアニメや特撮ドラマのヒーローについて、"熱く"語りたい。本エッセイ始って以来の、対談形式!
* * * * * * * *
…(K氏):どうも。今日は、コミックやTVのヒーローについて語っていただきたいと思います。
(JOLLYBOY):あの、僕はCGアニメを作ったりはするけど、実はアニメとかコミックとかは、あんまりマニアックなことはよく知らないんですけどいいんですか?
…ええ、大丈夫です。こちらも深い所は期待してませんから(笑)。
どこから話せば良いんですかね。普通だと、やっぱり鉄腕アトムあたりから話すのが定番でしょうか。でも、実はアトムって僕はリアルタイムじゃないんですよ。まだ小さすぎたから…。家に、テレビも無かったし。
マイコレクションより"アトム"
…えっ?家にテレビが無かった時代の人なんですか?それほど年には見えないですけど…。
はははっ。オヤジがテレビを買った理由と言うのが、アポロの月面着陸を見たいから、とか確かそんな理由だったと思うんですけど。アポロ着陸ですよ…1969年…凄く遅かったんです。貧乏だったんですね…テレビ買ったら贅沢だってお婆ちゃんが凄く怒ったって。僕はまだ小さくて…幼稚園にも行ってなかったんだけど、アポロ着陸のことはよく覚えてます。みんなお茶の間に座って、テレビ見て興奮してるんです。こっちは小さいから、何のことやらさっぱり分からない。
…では、1969年以前のテレビ番組のヒーローって、全部リアルタイムじゃないんですね。
そう。アニメだと、アトム、鉄人28号、エイトマンとか、実写版だと、ジャイアント・ロボや月光仮面や忍者部隊月光とか、後の再放送や懐かしのアニメ特集みたいので見たわけで、まったくリアルタイムじゃない…。ウルトラマンですら、僕は再放送で見た世代なんですよ。ただそういったアニメやドラマは、雑誌の記事とかで良く特集が組まれているので、制作背景とか作者の元々の意図みたいのは、妙に詳しかったりするわけです。例えば、アトムはアメリカでナンバー1になった子供向けアニメの王様みたいなイメージで語られることが多いのだけど、手塚治虫は、アトムで科学や差別と言ったことに関する深いテーマをもともと描いていたんです。それなのに、テレビでは子供達が分かりやすく親しみやすい単純なストーリーにせざるを得なかった、とか。これって、一度もカウンタックに乗ったことないのに、カウンタックのことに妙に詳しかったりするスーパーカー少年のようなものです。あんまり見たことないのに、凄く詳しい(笑)。
マイコレクションより"ジャイアント・ロボ"
…リアルタイムで、テレビで最初に見たヒーローものって、何でした?
記憶にあるところでは、スペクトルマンとマグマ大使。当時、テレビは家の大黒柱である親父が独占的なチャンネル権を持っていて、子供番組はなかなか見せてもらえない…。見せろ、見せろ、ってよく泣きました。ようやく見せてもらえたのが、スペクトルマンとマグマ大使。初めて買ってもらったソフビ(※ソフトビニール製の人形こと)もスペクトルマンだった。
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でも、実際にチャンネルを回すと、ゴア(注:マグマ大使に出てくる強面の悪役)とか、ゴリとラー(注:スペクトルマンに出てくる猿人の悪役)とかが出てきて、それが子供心にすっごく怖い!でも、だだをこねてチャンネルを回してもらった以上、ひたすら我慢して見てる。ゴアがアップで出てきた時には、毎回心の中で泣きが入ってましたよ、マジで。
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…では、最初に影響を受けたヒーローって、スペクトルマンやマグマ大使な分けですね…。
それはそうなんだけど、僕らのちょっと前の世代が"アトム世代"と呼ばれるように、僕らの世代前後は"ウルトラマン世代"とか"仮面ライダー世代"とか呼ばれるんです。"スペクトルマン世代"とか、"マグマ大使世代"とかは、絶対言われない(笑)。ウルトラマンごっこや、仮面ライダーごっこはしたけど、スペクトルマンごっこやマグマ大使ごっこはしなかった。
マイコレクションより"ウルトラマン対ゼットン"
…なるほど…。ヒーローものの王道ですね。
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そう。典型的な王道。僕だけでなくて、みんなそうだった。「ライダ~、へんしん!」で仮面ライダーに変身し、鉛筆か何かを手にもって「シュワッチ」ってウルトラマンに変身する。ライダーキックで怪人を倒し、スペシウム光線で怪獣をやっつける。同じクラスの子で、ライダーベルトやマフラーを持ってる子がいたんだけど、もう、うらやましくて、うらやましくて…。僕はもってないから、ショッカーや怪人くも男やるしかない(笑)。
マイコレクションより"仮面ライダー"
…しかし、手塚のアトムと同じく、石森正太郎の仮面ライダーもテレビの実写版になったら、随分変りましたよね。
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変った、変った。最近、文庫版の仮面ライダーを読み返したんだけど、テレビ版とはかなり違う。まず、テレビ版はあんなに長くて何十話もあって、色んな怪人が登場するのに、文庫版はたった3冊で終わってしまう(笑)。原作は、余計な事描いてないんですね。それに最も違う点は、やっぱりテーマなんです。テレビ版は単なる勧善懲悪ヒーロー劇で、とても分かりやすい。子供番組なんですね、アトムと同様。でも、原作の漫画はもっと重いテーマで。公害問題や、国民総背番号制まで取り扱っている。最近、住民基本台帳法が可決されて稼動し始めたけど、もう何十年も前から、石森氏は国家による国民統制等の全体主義に対して警鐘を鳴らしてるの。社会問題や政治問題を取り扱っているんですよ、仮面ライダーは。仮面ライダーだけじゃないんです、ヘビーなテーマを取り扱っていたのは。手塚や石森同様、当時の漫画家達は、いつも問題意識を抱えてたような…。永井豪なんかもそうでしょ?
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デビルマンは、テレビアニメ版では主人公アモンがデーモン族を裏切って人間を助ける、やっぱり分かりやすい勧善懲悪になっている。でも、原作の漫画は違うんです。人間が、実は悪なの。この世は元々デーモン族の物で、人間が彼等の居場所を侵蝕した、そういう凄い設定なのね。人類は、お互いを疑いあって、殺しあって、挙句の果てに滅亡してしまうのです。そして、デーモン族とデビルマン族の大軍同士が、壮絶なハルマゲドンを繰り広げる。全然、子供向けじゃない。もう、ダンテ神曲とか神話とか、あっちの方の世界に近いのね。哲学的なのね。
マイコレクションより"デビルマン・等身大ヘッド"
…でも、テレビのアニメや特撮ドラマになると、視聴率と言う現実があるから、どうしても子供向けの分かりやすい番組になってしまう。
そう、そう。ウルトラマンなんかは、初めからテレビ用の特撮ヒーロー活劇として作られたから、その辺とても潔い。勧善懲悪ヒーロー活劇として、根本的に明るい。巨匠漫画家達が描く、どこか影のある重いテーマが初めから無い。ウルトラセブンを除いて、その後のウルトラマンシリーズは、基本的に明るく分かりやすい活劇。仮面ライダーシリーズも、V3以降、結局この分かりやすい方向へ突き進んでいく。
マイコレクションより"ウルトラマン指人形"
…ウルトラセブンを除いて、と言うのは?セブンは、明るくないですか?
明るくない(笑)。そもそも設定が、重いんです。ウルトラマンって、基本的に怪獣が対戦相手。怪獣は、檻から逃げ出したライオンとか熊みたいなもんで、危険極まりない奴ってことになってる。怪獣には可哀相なんだけど、怪獣は倒されて当然と言う設定なのね。ところが、ウルトラセブンの敵と言うのは、宇宙人なんです。宇宙人と言うのは、社会性を持っていて集団で生活してる。知性があって、宇宙船を作るだけの技術力があるのね。人間より遥かに高度な文明を持っている。ここが問題…宇宙人が地球を攻撃するのには、それなりの理由があるわけ。ハンター対猛獣のような、単純な設定ではない。地球防衛軍やウルトラセブンがやってる事って、ある意味"集団虐殺"だったりするわけです。実際そう言う話の回もあって、地球防衛軍の霧山隊長は敵の宇宙都市を悩みながら攻撃したりする…そう言うのが、子供心に妙にリアルに感じられたりしたんです。ウルトラセブンは、地球文明と異星文明の衝突、戦争なんですね。だから、全然明るくない。
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…それって、やっぱり時代が反映されてるんですかね。ベトナム戦争とか。あれも大国アメリカと旧ソ連の対立が原因の、アジアの小国ベトナムでの代理戦争じゃないですか。
無縁ではないと思う。しかし、ウルトラセブンに限って言えば、むしろ太平洋戦争の影の方が濃いと思う。脚本家に、金城哲夫さんと言う人がいるのだけど、この人は沖縄出身なのね。沖縄は、過去さんざん日本の本土の人に苦しめられてきた。もっと言うと、日本と言う国にさんざん騙され、裏切られてきた。沖縄戦では、民間人がすごく犠牲になった。その一方で、本土の軍部はさっさと兵隊を引き上げてしまう。だから、日本国本土に対する不信が根強い。戦争が終わったら今度はアメリカの占領下になって、やっぱり苦しめられて喘いでいる。金城さんの脚本には、そういう背景があるんです。「ノンマルトの使者」と言う回では、実は人間こそが侵略者と言う事実が明らかになるんですが…ちょっとデビルマンの原作を彷彿とさせますね…、結局人類に追われた海底のノンマルトの人々を地球防衛軍は壊滅させてしまう。金城さんの脚本には、アメリカや日本の大本営発表的な情報を疑いながら真実を見極めようとする、そんな姿勢が感じられると思うんです。今だったらFOXニュースは怪しいぞ、とか(笑)。ウルトラセブンや地球防衛軍は、ある一定の立場の人にとっての正義でしかないんですよ。
マイコレクションより"ウルトラセブン指人形"
…重いですね。
重いです。ウルトラセブンは、今のアメリカに見てもらいたい子供番組(笑)。でも、ウルトラセブンは例外的な方の部類だと思う。基本的には、テレビアニメや特撮ドラマは勧善懲悪調で、分かりやすい子供向け番組が主流だった。僕の幼稚園から小学生時代にかけて、テレビにはキラ星の如くヒーローが溢れていた。キャプテン・ウルトラ、サイボーグ009、仮面の忍者赤影、怪傑ライオン丸、ミラーマン、イナズマン、バロームワン、ガッチャマンにキャシャーン、シルバー仮面…続くシルバー仮面ジャイアント、それからアイアンキング、キカイダー、それに続くキカイダー01。レインボーマンも好きだったなぁ。ロボット刑事K…これって、後のロボット刑事者の走りで、日本の宇宙刑事もの特撮ドラマとかハリウッド映画の某ロボット刑事もの映画の先祖と言われてもいる。そう、ロボットものも増えていってレッドバロンにマッハバロン、マジンガーZ、それに続くグレート・マジンガーとか。超合金Zが大流行してね、欲しくて欲しくてたまらなかった。ロボット合体物の走り、ゲッターロボも流行ったね。制作予算が低いのにがんばってる!みたいな、トリプルファイターやファイヤーマンなんてのもあったね~。円谷プロの着古した縫い包みのウルトラ怪獣達がプロレスみたいな格闘を繰り広げる、超低予算番組のウルトラ・ファイトも見てたなぁ…。この他にもいっぱいあるんだけど、ホントヒーロー達が百出した。この頃のヒーローで未だに続いているのが、仮面ライダーシリーズと、ウルトラマンシリーズ。戦隊者の走りのゴレンジャーは、小学高学年だったので僕にはリアルタイムどはなかったんだけど、これも戦隊ヒーローものとして延々と続いている。
…こうして振り返ると、本当にたくさんいますね…。その中で、一番のヒーローは誰ですか?
スナフキン。
マイコレクションより"スナフキンの数々"
…スナフキンですか。変身しませんよ?(笑)。随分、意外ですね。仮面ライダーでも、ウルトラマンでもない?
スナフキン。今までの流れで言うと、活劇ヒーローもののアニメや特撮ドラマではないので異質なんだけど、スナフキン。すっごくかっこいいんですよ、スナフキン。風来坊、流れ者、アウトロー。ぶらりとやって来て、日長一日釣りなんかしてしてる。この人、一体何で生計を立てているのだろう…って(笑)。なのに、ムーミンが悩み事を相談すると、静かに聞いていて、それから低い声でボソッとさりげなく助言するのね。こんなお兄さんが近所にいたら、もう毎日遊びに行っちゃっただろうね。最近の子供の可哀相なところは、こういうスナフキン的な人がいないせいかもしれない。親や先生に相談できない事でも、スナフキンみたいな人になら相談できるでしょ?
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…なるほど。では、それ以降のヒーローは誰でした?
さすがに、小学生も高学年になると、ウルトラマンや仮面ライダーはリアリティがなくて全然ダメ。ゴレンジャーも、同様。ウルトラマンは、"帰ってきたウルトラマン"までは何とか見ていたんだけど、ウルトラマンエースやタロウあたりで我慢の限界で、それ以降は全然ダメ。仮面ライダーもV3までは見れたんだけど、アマゾンでまったくダメだった。子供心に、「このシリーズは、テレビ局やおもちゃメーカーの都合で、延々とやっているだけだろう…」と勘繰ってしまう。グッズを売るには、新しいヒーローを作って、新しい変身グッズを出さなきゃいけないんだろう…みたいな。実際、最近のライダーシリーズなんかそんな感じで、敵を攻撃する前に、必ずゴチャゴチャと色んな"器具"を身体に装着している(笑)。そんなことを続けられると、子供も高学年になると馬鹿じゃないから冷めちゃう。むしろ、ドカベンとか、侍ジャイアンツとか、あしたのジョーとか、ルパン三世とか、人間が主役のアニメが大好きになっていく。同じクラスの子が、よく王とか長島の話をしていたけど、僕は野球があまり好きじゃなかった…ルールもよく分からなかったし。でも、ドカベンとか読んでいて野球が好きになっていって、放課後や休日に友達と野球をするようになっていって、どんどん野球が好きになって、巨人戦とかもテレビで見るようになった。ライダーごっこから、ドカベンごっこへ格上げしたと言うか、現実路線へ移行したと言うか、そんな感じ。
マイコレクションより"ドカベン"
…と言うことは、その頃はドカベンの影響が一番大きかった?
いや、もっと影響を受けたのが、初代のルパン三世…再放送で見たのが最初だと思うのだけど。あの影響は、未だに受けてる。その頃モデルガンも流行っていて、近所の子がワルサーP38を持っていてうらやましかった。その当時のモデルガンは、全部金属…真鍮製…なの。今から考えると、凄いでしょ?小学生にはとても重くて、色以外はリアル。で、ワルサーP38は、オートマチックだから高いのね。僕は、リボルバータイプのパイソン357マグナムを買ったんだけど、それがワルサーの半額ぐらいだった。友人5、6人の射ち合いごっこをしていたら、パイソンのシリンダーが摩耗して、突然折れてしまった。とっても悲しかったね。俺って、安物しか買えないなぁ…みたいな。それだって、小学生にしてはけっこう無理して買ったんだけどね。
マイコレクションより"ルパンと峰不二子"
…ルパン三世ですか。変身ものやロボットものと、かけ離れてますね。
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そう、変身しない。スナフキンと同じ(笑)。子供心に、あのリアル感とかハードボイルド感とかが、とても新鮮でたまらなかったわけです。ああ言うアニメーションは、当時まったくなかった。今でも、無いかな…演出も絵も声も音楽も、すべてが高度にマッチしている。ストーリーのいくつかは、宮崎駿さんが関わっていたのは有名な話。雪山の時計台の話とか。本当に、ファーストシーズンのルパン三世は一作一作がすべて奇跡のアートだと思うんです。わざわざルパン三世のジャズ演奏を聴きたくて、上野のGH9に大野雄二さんを聴きに行ってしまうみたいな(注:実際は初代の音楽担当は山下毅雄さんで、大野雄二さんはセカンドシーズン以降の演奏)。本当に好きでね。ただし、セカンドシーズン以降のルパン三世は今一つでした。設定が安易と言うか、脚本が辛い。毎回、銭形のおっさんがルパンを捕まえられない…そんな安易なストーリーを延々と見せられても…またまたアトムやデビルマン同様にお子様向けのアニメ路線になってしまった。ファーストシーズンは、古いフランス映画やハードボイルド映画のような何とも言えない大人の雰囲気があってね…。それが、子供心にもたまらなかったわけです…ちょっと背伸びしてるみたいな…。
…さて、小学生の次は中学ですが、中学生の頃にもヒーローっていました?
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そうですね。ダントツで、"宇宙戦艦ヤマト"と"機動戦士ガンダム"。ライダーものやウルトラマンものは、さすがにもう無理。って言うか、中学生の段階でそう言うの見てる事自体、ちょっと親からすると「どうなの、それって?」って感じでしょ?でも、ヤマトとガンダムだけは見てた。ヤマトは、再放送で見始めた。最初のオンエアー時は、視聴者もこのヤマトと言うアニメをどう評価して良いのか分からなかったようで、視聴率は惨敗でしたよね、確か…今までなかったような、物語なのね。主人公が変身して強くなるわけでもないし、怪獣が出てくるわけでもないし。まあ、ガミラスは宇宙人だけど、外見も思考方法もほとんど人間だし。でも、再放送の頃には「おや?このアニメ、面白いんじゃない?」ってことが口コミで広まってきて、周りのみんなが見始めた。僕も、そう。
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ガンダムも、話の最初の方はおもちゃメーカーとのタイアップ臭がプンプンしていて、また合体もののアニメかなぁ…と思っていたんだけど…実際に、最初のガンダムはコアファイターとの合体の訓練してたんだよね。だけど、次第に「うん?ちょっと違うぞ?」と思うようになってきたわけ…これは制作者側の葛藤でもあったのかなぁ。後で知ったんだけど、ガンダムってロバート・A・ハイラインのSF小説"宇宙の戦士"をモチーフにしてるでしょ?だから、題名は"ガンダム"だけど、マジンガーZやゲッターロボのようには、実はロボットを前面に押し出していないアニメ。戦争に関わらざるを得なかった少年、少女たちの成長を描いている…モビル・スーツ"ガンダム"は"宇宙の戦士"に登場する機動歩兵のパワード・スーツと同じ扱いで、単なる兵器と言うか、物でしかない。戦争映画に登場する戦車や戦闘機と同じなのね、ガンダムは。戦争映画の主役は、あくまで戦っている兵士一人一人で、戦車じゃない。ハリウッド映画版の"宇宙の戦士(注:放題はスターシップ・トュルーパーズ)"では、敢えて機動歩兵は一体も登場しなかったけれど、物語として成立してたでしょ?ガンダムも、そうなの。ウルトラマンはウルトラマンが登場しないと成立しないけれど、ガンダムはガンダムが登場しなかったとしても、ギリギリ成立しうるアニメ…まあ、言い過ぎかな。そういうのが、実に新鮮だった。基本的に、ヤマトもガンダムも純粋なSFの設定に近いのね。ワープと言うSF用語も、ヤマトで一気に市民権を得た。そう言った生粋のSF感覚も、とても新鮮だった。
マイコレクションより"ガンダムRX-78-2"
…ヤマトとガンダムに共通するのは、今までと違う新鮮さって事ですか?
そう、いままでのヒーローもののアニメにない設定の新鮮さ。それと、もう一つ。古代進もアムロも、超人でもなんでもない普通の少年や青年で、葛藤の中で成長していく…そんなのが、リアルに感じられたんだと思うよ。小学生の頃は、ゴジラ映画や東映漫画祭りなんかを見に映画館に行ったけど、さすがに中学生ともなるとそんなもの見に行かない。ハリウッド映画鑑賞に移行し終えててね…。でも、宇宙戦艦ヤマトと機動戦士ガンダムだけは、わざわざ映画館に見に行った。ガンダムなんか無け無しの小遣い叩いて、二度も見に行った。ブームたるや凄いもので、今ではガンプラって言われているガンダムのプラモデルの先祖が飛ぶように売れた時代。お店に行っても、いつも売れ切れ状態で、なかなか手に入らない。そのうち、ガンダムのプラモデルを買うには、売れてないどうでも良いプラモデルも一緒に買わされることになって、これが不当な抱き合わせ販売として、社会問題にまで発展してしまったほど。ヤマトの方も、凄い人気。こっちのプラモデルも、僕は買った。ある同級生は、何万円かしたとか言うヤマトのコレクターズエディションのセットを買った。当時はCDなんてなかったから、中身は音楽レコードとか物語のカセットテープとか、写真集とか、解説本とかが詰まっていたらしいんだけど、そいつがケチで絶対見せてくれなかったから、中身が何だったかよく知らない。見たかったら自分で買え!でもおまえら貧乏人には、こんなもん買えないだろう!みたいな、凄く嫌な感じで。それで、ちょっとヤマトが嫌いになった(笑)。おまけに、ヤマトは登場人物が死んでしまったはずなのに、何度も死んでなかったことにして、新しい物語の映画が登場していった。これには、コアなファンも怒ってたね。みんな離れていった。ガンダムの方は、別な背景設定にしてどんどん続けた。この辺のボタンの掛け違いが、その後の両者の人気を両極端なものにした。ヤマトは没落し、ガンダムは未だに人気がある。ヤマトも、うまくプロデュースしていれば、未だにシリーズが続いていたかもしれない。スター・トレック・シリーズみたいに、新しい設定でね。
…それ以後のコミックやアニメのヒーロー達は、誰でしたか?
中学を卒業して、高校生になるとさすがにもう見ないね…そう言うのは。もう、無理だった。部活もしてたし…忙しかった。見るとしても、普通の大人向けのドラマやハリウッド映画とかだった。高校時代にも、アニメおたくとかそういうマニアックな同級生はいるにはいたんだけど、僕は絶対そう見られたくなかった(笑)。と言いつつ、あだち充とか高橋留美子とかしげの秀一とか、面白い漫画は読んでたけど。大学時代も同様。時々、押井守の「うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー」とか宮崎駿の「ルパン三世・カリオストロの城」とか面白いアニメに出会っては、唸ってたけど…。だからヤマトやガンダム以後は、ちょっと空白がある。その頃は、どちらかと言うとハリウッド映画にはまってた。そう言えば、友人でマクロスにはまってたのがいて、寮の部屋で"覚えていますか、愛"のテープをずっとかけてる奴がいた。あんまりそれがうるさいので、寮生のみんなから非難轟々。でも、止めないのね、「いい曲なんだからみんな聞けっ!」って感じで、マクロスを宣教するの…マクロスの伝道師(笑)。僕は、そうはならなかった。
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…ヤマトやガンダム以降は、空白期間が長かった?
そうだね。社会人になってしばらくは、漫画を読む暇もテレビを見る時間も無かった。でも、まったく見なかったわけじゃない。アキラを初め、数多くの優れた作品に出会えた。アキラは、バイク事故で骨折して入院してる時に全部読んだ。
…そう言う中で、特に印象的なのは?
スラム・ダンクと、エヴァンゲリオンかな…。
…では、まずスラム・ダンクからお聞きしましょう。スラム・ダンクのどこに魅かれました?
一言で言うと、グレート!作者の井上雄彦氏は凄いですね、もう絶句。色んな漫画の要素が、高度にミックスされてる。古くは巨人の星やあしたのジョーのようなスポ根ものの要素から、湘南爆走族のような不良物の要素まで、色々と詰まっている。ドカベンの登場人物のように、一人一人の個性が立っていて、しかもリアリティがある。それぞれに、主役級の存在感があるんだなぁ。そして、間の取り方が抜群に良い。これは、ベテランの漫才師の間と似たようなものでね、唸ってしまう。付け加えて、所々に散りばめられたユーモアのセンス。今の時代、巨人の星のようなスポ根一辺倒の漫画は、ちょっと辛いんじゃないかな…その辺のバランスが、とても良いんだ。しかも、だらだらと話を続けず、スパッと漫画を終わらせてしまった。みんなが、突然の最終回の到来に驚いたと思うよ。その辺の潔さ。最近の漫画は、人気が無くなるまで延々と同じような事を続ける傾向があって、コミック数も軽く50巻、100巻と超える事も多い。最強の敵をやっつけたはずなのに、次々と最強の敵が立ちはだかる。一生やってなさいっ、て感じの物語が多いのね。人気が無くなるまで、延々と続ける。サザエさんや、ドラえもんだったらOKだけど、ストーリー漫画でそれやったらダメでしょう…。しかし、昔の巨匠の描いた漫画って、仮面ライダーもデビルマンもヤマトも、必要なことだけ描いて、スパッと最終回だった。スラム・ダンクもそんな感じ。もっと読みたい!って所で終わるの。
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…凄い誉めようですね。
うん。キング・オブ・コミックスだと思ってるから…。ただし、残念な事にメディア・ミックス戦略とかなんとかで、アニメ化、映画化、ゲーム化されたんだけど、テレビアニメは最悪だった。制作に関わられた方にはたいへん申し訳ないんだけど、もう最悪。まず、躍動感がない。あの漫画をアニメ化するには、テレビ用のコマを抜いたリミテッドアニメでは限界があると思うんです。それに、ずば抜けた原画力や動画力が要求されるし、週一放送のテレビではちょっと無理だったんじゃないかな。そして、何よりも"間"。これは、演出する人やコンテを切る人側の問題なんだと思うけど…。原作では、間をとても大切にしている。ところが、テレビ版ではこの"間"が映像化できていない。静止画である紙媒体を、テレビの映像媒体にするのは、たいへんなことなんですね。漫画の文法と、映像の文法は本来違うものです…ただストーリーをなぞれば良いと言うものではない…テレビ・アニメ版では、それが分かっていないようだった…分かっていたのかもしれないけど、表現できていなかった。もっと根本的なことを言うと、声優がまったくマッチしていない…とまで感じて。先程言った「ビューティフル・ドリーマー」は高橋留美子の漫画キャラクターを使って押井守が映画化、「カリオストロの城」はモンキーパンチの漫画キャラクターを使って宮崎駿が映画化した。この二作品がとても良かったのは、アニメや映像の文法を熟知している演出家だったからなのね。でも、スラム・ダンクは、映像化に失敗した。これは、版権収入やグッズ販売収入を急ぎ過ぎたメディアミックス戦略の、悪いところがでた例なんじゃないかな…。
…では、続いてエヴァンゲリオンについてお話をお伺いしましょう。
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この作品は、よくも悪くも時代を反映してるのね。さっき行ったスラム・ダンクと逆で、まず"メディア・ミックス戦略ありき"で作られたような作品。だから、誰か一人のクリエーターの作品と言うよりは、会議室で作られたような作品。色んな視点の、いろんな情報を、これでもかってくらいに詰め込んでてね、とにかく情報過多。わざとそうしているのね、この作品は。考える暇なく次から次へと情報を与えて、しかも一つ一つの答えをきちんと出さずにどんどん先へ進んでいく…確信犯的なストーリー展開。言葉だけを見ても、この作品の造り手たちが色んな本から情報を引っ張ってきていることが分かる。特に、SF小説を読み込んでいる人たちだね、たぶん…正直言って彼等の事はよく知らないんだけど。コードウェナー・スミスの"人類補完機構シリーズ"なんて、一般人読んでないですよ。絶対知らない。宗教的なモチーフも多い。使徒とか、死海文書とか。ハルマゲドンを思わせるセカンドインパクトとかも出てくる。タイトルも、船井幸雄的なエヴァや聖書のエヴァンジェリストとかから採っているのだと思うのだけど、エヴァンゲリオン。もう好き勝手に、あちこちから適当に貼り合わせている。なんか、凄い事言っているように思える作品なんだけど、実はたいした事言ってない(笑)。
マイコレクションより"エヴァのキャラ達"
…なんで、こんなに大ヒットしたんですかね?
これって、新興宗教が流行るのに似ているんだな、とても。オウムなんか、大学院生がはまってたりしてたでしょ?あれと、似てる。複雑そうなテーマや難しそうなテーマを飽和状態に詰め込み続ける、解答を示さずに。って言うか、解答なんかもともと無いの…空中浮遊しろなんつっても、できるわけ無いんだから。だから、答えが自分なりに分かったと思った時には、「う~ん、君たち分かってないなぁ」みたいな優越感に浸れる(笑)。自分だけが、道を極めたみたいな。それを他人に伝えたくなる。そう言うカルトな知識をどんどん詰め込んでいくと、もう抜け出せない…抜け出したら、今までの苦労が全部無駄になっちゃうからね…自己否定はしたくないものでしょ、誰でも。エヴァンゲリオンって、そんな感じに似ている。あとね、カルト宗教とか、独裁国家とかが良く使う手法で、得体の知れない敵とか終末とかを想定するのね。我々はテロリストに狙われてるとか、ハルマゲドンが近いとか。共通の敵を作ったり最大の恐怖を利用したりするのは、団体を一致団結させる最も楽で効果的な方法なのね。エヴァンゲリオンも、物語の中で似たことをやってるの…得体の知れない"使徒"って言う敵が襲ってくるのね。それと、セカンドインパクトとか、サードインパクトとか、ハルマゲドン的な終末思想が根底に流れてるのね。東京は、海に沈んじゃってるし。物語上の恐怖心を煽るのがうまいから、主人公たちに共鳴しやすい。しかもそれだけじゃなくて、一昔前で言う"オタク系"…今だったら"秋葉系"と言うことになるんでしょうか…の必須アイテム(?)の美少女系キャラも外していない。しかも、性を感じさせる行動や会話が随所に盛り込まれている。エヴァンゲリオンのデザインも、斬新でオリジナリティに溢れてるよね。ガンダム世代よりも前のロボット達のデザインと比べると、ずっと筋肉の躍動美が感じられる。もっともエヴァンゲリオンはロボットじゃなくて、あの外観は肉体を覆った拘束具なわけだけど。
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…そう言う点が、大ヒットの要因?
いや。ヒットの最大の要因は、やっぱり登場人物の心理描写でしょ。昔のヒーローって、仮面ライダーにしてもウルトラマンにしても、主人公は超人だったでしょ?ヤマトやガンダムの頃になると、次第に普通っぽい主人公が幅をきかすようになる。それでも、仲間達と奮闘しながら一生懸命戦うのね。ところが、エヴァンゲリオンの主人公は、言い訳ばっかりして生きてるのね。しかも、マザコンで、ある意味ファザコン。むしろ、一緒に闘っている女の子達の方が頼もしかったりするの。ヒーロー達が時代を映す鏡だとすると、きっとこれって現代の男の子の投影した姿かもしれない。一昔前のアメリカだったら、絶対受け入れられない弱々しい主人公像なのだけど、現代で"エヴァ…"がアメリカでも受け入れられたりしている。なんだかんだ言っても、アメコミって単純なステレオタイプのものが多いから、こういう現代の子供達の複雑な心理状況を反映した主人公のキャラクターやストーリーが、今の子供達に好感を持って受け入れられているんだと思う。日本も同じで、単純な主人公やストーリーではもうダメなのね。これは、エヴァンゲリオンに限ったことじゃなくてね。例えば、仮面ライダーも正義の味方だけじゃなくて、善悪入り混じってライダー達が戦ったりする。ウルトラマンに至っては、環境問題とも取り組まなくてならない。怪獣なんて、いわば野生動物保護基金かなんかが本来は保護してあげなきゃいけない、絶滅危機種の生物なわけで殺すわけにはいかない。だって、もし目の前にティラノサウルスやブロントサウルスがいたら、なんとか生きたまま捕獲しようとするでしょ、絶対。怪獣だったら、なおさら。だから、ウルトラマンは、怪獣を容易に殺せない…。今のヒーローは、昔と違って悩むのね、色々と。どんなヒーローもののキャラクターもストーリーも、単純なままでは視聴者に受け入れられない。だから、子供向けのヒーロー特撮番組であっても、どんどん情報過多かつ複雑になっていく傾向がある。子供向けと言うより、お母さん向けみたいな(笑)。それを最もうまくやったのが、実はエヴァンゲリオン。最終回の話なんか、本当にあれで良いのかぁ!って思いましたよ…深夜帯だからできた、と言うのもあると思うけど。斬新は、斬新だった。エヴァンゲリオンの映画見に行ったら、本来テレビの最終回で描くべきストーリーを映画版でやってた。ただ、映画は前半はまあまあ良かったのに、後半が正直な話し、見ているこっちが恥ずかしかった。
…さて、平成の比較的最近の話まで辿り着きましたが、現代のアニメやコミックのヒーローについて、何か言うべきことはありますか?
あります、いっぱい。まず、少年マンガ誌などで描いてる漫画家や編集者のモラルハザードの問題。最近、本当に子供達にこんなの読ませて良いのか?と言うマンガが、青年誌でなく少年誌に載っている。売れればなんでも良いのか!って、思うのですよ。バブル時代以降の、悪い傾向だと思います。いくら商売でやっていると言っても、子供達に大きな影響があるのだから、最低限のモラルは漫画家、編集者双方に持ってほしいと思う。性表現や、暴力表現が次第にエスカレートしていて、もう何処へ行ってしまうのだろう…と言う感じ。例をあげると、僕が以前とても気になって読んだマンガなんだけど、とある暴走族物のマンガ何だけどね。一世を風靡した"湘南爆走族"のような、僕の好きなマンガと何かが根本的に違うのね。高校生が主人公なんだけど、とにかく登場人物の話し言葉がもうまんまヤクザで、殴る蹴るの喧嘩は当たり前。そんなのが、かっこ良いように描かれて、主人公は絶対負けないのね。現実なら、とっくに死んでるって…。レイプ寸前のシーンとか、ヤクザなんかも登場してね。あとね、敵対する高校生に、ガソリンかけて火を着けたりするんです…大人の僕が読んでいても目を背けたくなる…夢も希望もないのね、物語に。そして、何かにつけ大人が悪いだの、社会のせいだの、と言う安易な結論をくっ付ける。何年間もそんなバイオレンスシーンを描いておいて、最後の最後で暴力や争いはむなしいことだって言う結論を言うの。もう、そんなの詭弁中の詭弁。これって、不当な批判じゃないと思いますよ。だって僕はこの本を全巻購入して、真剣に3回も通読したんです、それだけのことを言う権利はあると思います。それでも、ひどいマンガだと思ったんですよ。大人が読んでも、胸糞悪くなるマンガ。これを、小学生が読んでいたのかと思うと、怒りすら覚えますよ。僕らは子供の頃に、サーキットの狼を読んでスーパーカーファンになり、ドカベンを読んで山田や岩鬼に憧れて校庭で野球をしてたわけです。マンガは、多かれ少なかれ子供達に影響を与えるんです、絶対、間違いなく、確実に。某少年誌の人気漫画家が少女買春で逮捕されたり、某マンガ誌の編集者が麻薬所持と使用で逮捕されたニュースがあったけど、言語道断。マンガの送り手にモラルが無くなってきている。これは、テレビの特撮ヒーローものやアニメも似たり寄ったりで、玩具メーカーが自社の商品を売るため、やたらとヒーローが格闘ツールを使ったり、様々なロボットや乗り物が合体したりするストーリーを出してくる。子供はそういうグッズを欲しがるけど、親はそんなもの全部は買えませんよ、生活費と教育費で手一杯。ここらで、作り手側に最低限のモラルハザードを設けてもらいたいと思いますよ、ホントに。売り上げ第一主義じゃなくて、ヒーローは子供達に夢を与えるのだと言うことをもっと真剣に考え欲しい。売り上げは落ちるけれど、企業の社会に対する貢献の一つとして前向きに考えて欲しいなぁ…。これって、マンガやテレビアニメに限った話じゃなくて、日本のすべての企業について言えることだと思うんだけど。今、日本の社会はそういう転換期なんじゃないかな…会社の利益と社会や未来への貢献…この二本柱をバランスよく伸ばしていく!日本は過去にいっぱい儲ける道を歩んだ、そして次のもっと高いレベルに行く時期に差し掛かっている、みたいな…。マンガやテレビのヒーロー達の作り手達にも、次のもっと高いレベルへ歩んでもらいたいですね。
…今日は、色々とお話しありがとうございました。
いえいえ、こちらこそ。今回、ここで取り上げられなかった多くのヒーロー達が山ほどいますが、洩れてしまったヒーローの皆さん、ごめんなさい。では、いずれまた!
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