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ワインとCGと祈りの日々   (2001年6月11日記載)

 "酒とバラの日々"というハリウッド映画があったの知ってるだろうか?めちゃ暗い映画で、アルコール中毒のカップルの映画なのですよ。お酒で、どんどん自滅していく。もう、取りとめも無く堕ちていくの、どんどん、ずんずん。男はなんとか立ち直っていくのだけど、女は一方的に破局への道を辿るという救いようの無いラストで終わるの。テーマ曲は有名で、聴けば「ああ、あの曲ね」って分かると思う。

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 で、そのタイトルを文字って、このシリーズは"ワインとCGと祈りの日々"。でも、全然暗い内容じゃなくて、ひたすらお馬鹿な話の連続。本当は、"ワインとCGとカプチーノとバイクとバドミントンとバレーボールとスキーとパラグライダーと旅行とアトピーと映画と漫画と祈り&エトセトラの日々"でも良かったんだけど、長すぎるからね、略して"ワインとCGと祈りの日々"。
 自分で言うのもなんだけど、僕は多趣味。自慢じゃないけど、どれもこれも底が浅い(確かに、自慢にならない)。序論・総論をかっこよく話して、各論・緒論が全然無いみたいな・・・。立派なフェラーリみたいな車のボディなのに、エンジンは50ccみたいな。そういう多趣味。
 そんな中でも、なんとか底が深まりつつあるかなぁ…というのが、CGとワインと祈り。CGは仕事だから当然だし、ワインはセラーに満杯でいつでも飲めるし、祈りはクリスチャンだから毎日祈ってるし。考えてみると、この3つは忙しい日常の中で、唯一(唯三?と言うべきか)継続してるものばかり。どうしてかなぁ、と考えてみたんだけど、いずれも多忙な日常で可能なことばかり。ドライブも旅行もスキーも余暇や休みがないと無理だし、パラグライダーに至っては休みがあっても天気や風が良くないとできない。すると必然的に、室内でしかも帰宅後の深夜にできる趣味ばかりが主流となってしまう(祈りは、趣味とは言わないけれどね)。
 20代の頃はスキーに行くのに、金曜の夜に車で出発し、朝方ゲレンデに着いて滑り、午後帰宅する・・・という強行軍を、シーズンに10回以上繰り返していたけれど、30半ばとなると体が言うことをきかない。残業や徹夜が続くと、終末は休ませてくれぇ~!と、体が悲鳴をあげる。今シーズンは、社会人になって初めてスキーへ一度も行けなかった。スキー板のエッジも、しっかり錆付いてしまった。友達に誘われて夜中に出発する"釣り"などは、もう爆睡。とにかく起きてられないのじゃ、わしは。
 そんなわけで、最近の趣味はワインを代表格として、映画とか読書とか文化的なものばかり。当然比例して、体に脂肪が付いてくる。学生時代と比べると、体重は7kgも増えている。若い頃は(今も若いのだが…)、「絶対椅子にドカッと腰を降ろして、ワインを片手に小難しそうな本を読みながら、分け分からん理屈をこねてインテリぶるような、禿げ・デブ親父だけにはなるまい」と、心に決めていた。しかし、その何れの条件をも、僕は満たしそうである。肉付きは良くなってきたし(事実、肝臓はフォアグラ状態らしい…脂肪肝です)、髪の毛も量もちょっと心配…。未だに、小難しいことを語る知識がないのが幸いである(しかし知識を増す努力を始めている)。
 良かれ悪かれ、そんな分けで、このシリーズのタイトルは"ワインとCGと祈りの日々"なのである。そこんとこ、ヨロシク!