超番外編:街中で見かけた限定解除なバイク達

(2003年7月6日記載)

入口 >トップメニュー >名車たち >現ページ

 7月、夏本番。夏と言えば、バイク!で、超番外編の2回目は、車のコーナーなのにバイクを取り上げてしまうのだ(だから"超"番外編)。それも、街中で見かけた排気量の大きなバイク。僕がこれまでに乗ったバイクは、50cc(原付)一台、80cc一台、200cc一台、250cc一台、400cc二台の計六台(詳しくは★ココをクリック!)。400ccの排気量を超えるバイクは、(少なくとも公道では)乗った事がない。何故なら、僕は中型バイクの免許しか持っていないからである。以前(と言っても、15年以上前だが)、750ccのバイクに乗りたくて大宮の試験場に行った事がある(昔は、埼玉県の試験場は大宮だった)。

 ハンスムートデザイン"刀"(千代田区事務所近辺にて)

GSX-S KATANA伝説 (DVD付き)

新品価格
¥1,944から
(2014/11/12 18:21時点)



 僕が乗りたかった750ccのバイクは、スズキのGSX750"刀(カタナ)"。刀シリーズは、色々と排気量が揃っていた。1100cc、650cc、400cc、250cc、果ては125ccなんてのもあった。しかし、ハンス・ムートの素晴らしいデザインをきちんと再現していたものは、やはり750ccだったように思う(250ccはエンジンが小さく、デザインのバランスが今ひとつ。125ccは問題外!)。400刀もまあまあだったが、どうしても750刀に乗りたい僕は、試験場へ行った。当時は今と違って、750ccのバイクに乗りたかったら、試験場に行かなければならなかった…教習場では、大型バイクの免許は取れなかったのだ。ところが、試験場の試験は「鬼も逃げ出す一発試験!」と言われていて、余程うまい人でも受かるのに数回かかり、下手な人だと数十回受けても合格できなかったのだ。一発試験は、お金も時間ももの凄くかかったのだ。当然の如く僕も落ちてしまって、その後時間が取れず、結局免許獲得には至らなかった。そんな分けで、今日まで750cc"刀"は「夢」のままである。
 そんな思いもあって、今回は大排気量のバイクの特集。僕らがバイクに乗っていた10年以上前、最もインパクトのあるビッグ・バイクはヤマハのV MAXだった。1985年登場のこのバイク、1200ccの水冷4ストDOHCのV型4気筒エンジンは、なんと145ps/9,000rpmの最高出力と12.4kg/7,500rpmの最大トルクを発揮した。バイクなのに、スポーツカーのようなビッグ・パワーである。当時、アクセルをひねるのが怖いバイクとさえ言われた。その姿も個性的で、ヨーロピアンともアメリカンとも言いがたい独特のデザインで、ドラッグマシンと言う形容がピッタリのマシンだった。この頃、1000ccを超えるマシンは、FJとかCBを始めとする逆輸入車がほとんどで、街中でビッグバイクを見ることは非常に稀で、V MAXを見た時は感動すら覚えた。


ヤマハVMAX(中央区東銀座にて)

ヤマハ VMAX パーフェクト・ガイド (Motor Magazine Mook)

中古価格
¥2,221から
(2014/11/12 18:22時点)




ヨーロピアンスタイル(ネイキッド)・バイク

 さてここからは、タイプ別にビッグバイクを見ていこう(膨大な量になるので、エンジン形式や性能、寸法、重量等のデータは割愛させていただきます…あしからず)。まずは、僕の一番大好きなヨーロピアンスタイル(※ネイキッドとも呼ばれる)のバイクから。僕がかつて乗っていたバイクも、このヨーロピアンスタイルがほとんど。このタイプで"刀"の次に好きなバイクが、ホンダのCB1300。僕が最初に乗ったバイクは、CBの末っ子CB50JXだったこともあり、とても好きなバイクだった。ただし免許を取って間もない僕は、一体誰がこんなクソ重い(※約250kgもある)バイクをコントロールできるのだろう…と心から思っていた。

ホンダCB1300(中央区築地にて)

ホンダCB 1300 SF/SBカスタム&メンテナンス

中古価格
¥5,497から
(2014/11/12 18:24時点)



 かつてCB1300と並んで、(確か…)逆輸入車の双璧を成していたのがヤマハのFJ1200。僕らの学生時代、このバイクを街中で見かけることは、まずなかった。

ヤマハFJ1200(千代田区事務所近くにて)

 カワサキのZ系のバイクも好きだ。弟分のGPZ250に乗っていた事があり、バイクショップで買った"GPZ750"のエンブレムを冗談で付けていて、バイク好きの学生が"?"マークを頭に浮かんだ顔で、良く僕のバイクを眺めていた。
 下記のZRX1100は、1200が登場してからそちらへ人気がやや移ってしまったようだ(排気量がでかけりゃいいのか?)

カワサキZRX1100(千代田区内事務所近辺にて)

カワサキZRX1200(秋葉原にて)


Kawasaki ZRX1200&1100 (エイムック 2732)

新品価格
¥1,404から
(2014/11/12 18:25時点)



 カワサキでもう一つ忘れていけないのは、ゼファー1100。このスタイルは、往年のカワサキZファンの郷愁をそそるものがあるらしい。未だに人気が高く、特にRSは中古市場でも慢性的なタマ(※流通車両の事)不足。

カワサキゼファー1100(千代田区内事務所近辺にて)

カワサキゼファーカスタム&メンテナンスファイル

中古価格
¥2,642から
(2014/11/12 18:26時点)



 スズキのGSX1200も、好きなバイクだ。同じGSXの"刀"ほどのインパクトはないものの、とてもオーソドックスな機をてらわないデザインは好感が持てる。僕が初めて買った400ccのバイクも、弟分のGSX400Eでなかなか良いバイクだった。

スズキGSX1200(中央区銀座にて)

 オーソドックスと言う意味では、ヤマハのXJR1200も同様。安定した地道な人気を保っている。1300ccも発売されている。しかし、個人的には、あまり思い入れのないバイクです。すみません…。

ヤマハXJR1200(中央区築地にて)

ヤマハXJRファイル〈2〉

中古価格
¥3,542から
(2014/11/12 18:27時点)



 ここまで国産バイクを見てきたが、街中で外国製のバイクもけっこう見かける。乗用車が買えてしまう大排気量のバイクがここまで増えてきたことだけでも驚いているのに、更に高価な外国製バイクがこんなに増えているのには、日本も凄い国になったものだ。
 まずはドカッティ。これが、ほんと増殖した。あちこちで見かける(もちろん、良いバイクであることは知っている。かつて友人も乗っていて、運転させてもらったことがある…音が心地良かった)。もっとも良く見かけるドカッティは、モンスター900。新車で、110万円します(でも、ドカッティのビッグバイクの中では、そんなに高い方ではありません…)。

ドカッティ・モンスター900(中央区銀座にて)

ドカッティ・モンスター900(中央区東銀座にて)


DUCATI完全ファイル2009 (エイムック 1684)

中古価格
¥358から
(2014/11/12 18:30時点)



 よく見かけるようになったと言う意味では、BMWのバイクも同様。昔は、BMWのバイクに乗るのは、お金持ちの叔父さんと相場が決まっていた。なんせ1100~1200ccクラスは、新車だと200万円近くするから到底若造には乗れない。ところが最近、これらが無造作に路肩駐車している。凄いね~。

BMW・K1100LT(千代田区事務所近辺にて)

BMW・R1100RS(千代田区事務所近辺にて)

BMW・R1100GS(千代田区事務所近辺にて)

BMW OHVボクサーの世界―いまだ現役で走り続ける、伝説の名車インプレッション (エイ文庫)

中古価格
¥1,441から
(2014/11/12 18:32時点)



トライアンフ・Bonneville(渋谷区恵比寿にて)

トライアンフの本 (エイムック 1896 RIDERS CLUB)

中古価格
¥1,180から
(2014/11/12 18:33時点)




レーサータイプ(スーパースポーツ)・バイク

 さて、お次はレーサータイプ(※スーパー・スポーツ又はメガ・スポーツとも呼ばれる)のバイクを取り上げよう!僕はGPが大好きなので、当然フルカウルのレーサータイプのバイクも好きだ。僕が毎週○○峠へ行っていた時乗っていたのも、レーサータイプのヤマハYSR80(骨折しちゃったけどね…)。GP1(※500ccクラス)と言えば、ここ数年ホンダの独断場。時折、スズキやヤマハもがんばるが、やっぱりホンダのビッグパワーと総合力は、頭一つ抜け出ている。(もう引退してしまったが)ミック・ドゥーハン時代は、向かうところ敵無しだった。

ホンダCBR1000(千代田区事務所近辺にて)

ホンダCBR900RR(中央区銀座にて)


ハイハ゜ーハ゛イク VOL.8 Honda CBR1000RR―954RR/929RR/900RR (News mook―ハイパーバイク)

中古価格
¥3,200から
(2014/11/12 18:34時点)



 しかし、僕が歴代GPライダーで最も好きだったのが、ケヴィン・シュワンツ。誰の目からも明らかに戦闘能力の劣るマシンで、マシン性能の限界までプッシュし続け、"トップ"か、でなければ"転倒"と言う激しいアタックを繰り返した孤高のチャレンジャー。果敢にホンダやヤマハのライバル達に立ち向かい(特にウェイン・レイニー)、遂には世界チャンプになったライダーだ。そう、彼が乗っていたマシンこそ、スズキだったのである。
 下の写真の隼(GSX1300)は、出力175ps!!市販車で、初めて時速300km/hを達成したモンスター・マシンである。バイク界のフェラーリとでも言いましょうか…で、このマシン、一体どこで乗るねん?

スズキGSX1300R"隼"(千代田区内事務所近辺にて)

SUZUKI HAYABUSA (エイムック 2870)

新品価格
¥1,404から
(2014/11/12 18:35時点)



 パワーでは、カワサキのZX-12Rも負けてはいない…なんと178ps(ZX-R11の超高速性能に、ZX11のスポーツ性を融合させたのが、ZX-12R)。この性能を発揮できるライダーが、日本に果たして何人いるのやら。

カワサキZX11(千代田区内事務所近辺にて)

カワサキZZ-R1100(千代田区内事務所近辺にて)


ハイパーバイク, Vol.17: KAWASAKI ZZR1400―ZZ-R1100/1200 (NEWS mook―ハイパーバイク)

中古価格
¥1,721から
(2014/11/12 18:36時点)



 ここいら辺りで、ヤマハのYZF-R1を取り上げよう。YZF-R1は、1000ccなのでパワーは150psと上記のバイク達より控えめだが、重量が175kgしかないので、パワーウェイトレシオは1.17kg/psと言う驚異の数値をマークしている、と言う革命的なマシンなのだ。峠を攻めるなら、こっちのマシンの方が良いね~、きっと(どっちにしろ僕には無理だけどね~)。

ヤマハYZF(秋葉原にて)

ハイハ゜ーハ゛イク VOL.9 YAMAHA YZF-R1―'98~'99 4XV/'00~'01 5JJ/'02~'03 5PW/'04~'05 5VY (News mook―ハイパーバイク)

中古価格
¥1,019から
(2014/11/12 18:37時点)



 外車のレーサータイプも、よく見かけるようになったと思う(あっという間に目の前を走り去ってしまうので、写真には撮り切れていないけど…ヨーロピアンスタイルで取り上げたドカッティなども、カウルが付いていないだけで、基本的にレーシングマシンタイプだと思う)。ほんと、高価な大排気量の輸入バイクが、何気なく街中に停めてある。盗難とか、傷つけとか、大丈夫なのだろうか?…と、心配してしまう。

BMW・K1100RS(秋葉原にて)

BMW・K1100RS(千代田区内事務所近辺にて)



アメリカンスタイル(アメリカン・クルーザー)・バイク

 え~と、次にアメリカンスタイル(※アメリカン・クルーザーとも呼ばれる)のバイクを取り上げたいと思うのだが、僕はあんまりアメリカンバイクの事を知らないし、一度も乗った事がない。一度、カワサキのエルミネーターを買おうかと真剣に思ったことがあったが、結局ヤマハのSRX400を買ってしまった。アメリカンバイクを買おうと思ったのは、その時ぐらい。なので、よく分からない。ハーレーを見ても、一体どれがどのタイプか、見分けが付かない。例えば下の写真。ハーレーダビッドソンだと言うことは分かるが、「では何と言うタイプ?」と聞かれたらまったく答えられない。人間、興味のある物にしか目がいかないようだ。

ハーレーダビッドソンの何?(千代田区内事務所近辺にて)

ハーレーダビッドソンXL?(千代田区内事務所近辺にて)

ハーレーダビッドソンFX?(千代田区内事務所近辺にて)


ハーレーダビッドソン2015年モデルのすべて (CLUB HARLEY別冊)

新品価格
¥1,296から
(2014/11/12 18:39時点)



 とは言うものの、国産だったらある程度は分かる。ハーレーのカタログは見たことはないが、国産バイクはバイク雑誌で時折見ていたので…。毎朝、駅から事務所に向かう途中、ピカピカにしたホンダ・シャドウを見る。路肩に停められているのだが、ホントに大切にしているようだ。シャドウが、車道にある…なんちって。

ホンダ・シャドウ(千代田区内事務所近辺にて)

 つまらない洒落はこっちに置いておいて、アメリカンに乗っているライダーは、バイクをピカピカにして乗っている人が多いように思う。ヨーロピアンバイクがどちらかと言うと街乗り用と言うか実践用なのに対して、アメリカンバイクはディスプレイ的な存在価値と言うか、持っているだけでも心地よいみたいな部分があるように思う。そもそも、アメリカンバイクのあのスタイルは、広大なアメリカの長距離の一本道を楽に走れるように、直進安定性の確保と、楽な着座スタイル確保のため、ああ言うデザインをしているのである。

ホンダVTX(1800)(中央区銀座にて)

 しかし、日本にはアメリカのような広大な平野は無いし、何百キロも続くような一本道も無い。むしろ、グネグネと曲がったワインディグロード、山道のオン・パレードである。日本は、ヨーロピアンバイクに向いている地形ではあるが、決してアメリカンバイクに向いている地形ではない。アメリカのかっこ良さに惹かれていても、所詮ここは日本。アメリカンバイクの性能を発揮できる機会は、忙しい社会人にとって年にそう何回もないだろう。日本でアメリカンスタイル・バイクに乗ると言う事は、シンボリックなものであり、ある種のステイタスの顕示みたいな所があるのではないだろうか(これって、街中しか走らないのに、大型のオフロード4WD車に乗る心理と似ているような気がする)。アメリカンバイクが、いつもピカピカに磨かれているのは、そんな心理と無縁ではないような気もする…なんちって。

ヤマハ・ドラッグスター(千代田区内事務所近辺にて)

カワサキ・バルカン(中央区銀座にて)

スズキ・クラシック(千代田区内事務所近辺にて)

ヤマハ・XVビラーゴ(秋葉原にて)



オフロードバイク

 次にオフロードバイクを取り上げたいが、個人的にはアメリカン・バイク以上に興味がない…(かつて、買っても良いかなと思ったオフローダーは、ヤマハセロー225とホンダAX-1ぐらいだった)そして興味が無いと言うこと以上に、大排気量のオフロードバイクを、都内ではほとんど見かけない。路駐してあるオフロードバイクは、たいてい250c以下。これは、おそらく通勤や通学…つまり足…の用途に向いているオフロードバイクは、中型以下が適していると言うことなのだろう。
 ヨーロピアンバイクやアメリカンバイクであれば、そもそもオンロードタイプ(※舗装道を走るタイプ)なので、大排気量のバイクでも都内に乗り入れても違和感はない。しかしオフロードバイクは、所詮、悪路・荒地等を走るように作られたバイク。パリ・ダカのラリーに出場するようなビッグオフロードバイクが、きれいに舗装された都内の道路を走ると言う事は、4WDのRV車をピカピカに磨いて青山辺りで乗るようなものである(まあ、別に乗って悪いと言う分けでもないが…)。
 まあ、それはそれとして、本当に大排気量のオフロードバイクは、滅多に見かけないなぁ。ヨーロピアンやアメリカンのバイクと比べると、やっぱりユーザー数が少ないのかなぁ。ビッグ・オフロードバイクのオーナーもいるにはいるのだろうけれど、忙しい都会のサラリーマンがそういうバイクに乗る時間は、とても限られているのかもしれない。都内で見かけるビッグオフロードバイクは、シティ・オフローダー的なものが多いのかなぁ。いずれにせよ、オフロードバイクに対する造詣が浅いので、この辺でご勘弁を…。


ホンダXL1000V-VARADERO(千代田区内事務所近辺にて)

ホンダXRV・アフリカツイン(千代田区神田にて)

ヤマハTDM850(千代田区内事務所近辺にて)

BMW・F650GS(千代田区内事務所近辺にて)



スクーター

 最後に取り上げるのがスクーターなのだけど、大排気量のスクーターと言うのが僕にはピンとこない…。取り回しの容易さや日常の足としての使い勝手の良さが、スクーターの身上だと思うのだけれど…。まあ、その存在意義は脇へ置いておいて、2002年4月に市場に登場したヤマハのT-MAXを取り上げよう。このバイク、500cc(正確には499cc)の水冷4ストローク2気筒エンジンを積んでいる。出力は38ps。スクーターなのに、中型免許でさえ乗れないのだ…。

ヤマハT-MAX(千代田区内事務所近辺にて)

HYPER BIKE Vol.28 ヤマハ TMAX(バイク車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイド) (NEWS mook バイク車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイドシ)

中古価格
¥15,642から
(2014/11/12 18:42時点)



 対するホンダも負けていない。本年、2003年3月になんと600cc(正確には582cc)の水冷4ストローク2気筒エンジンを積むシルバー・ウィングを発売した。ヤマハのバイクよりも100cc排気量を増やしての発表は、ホンダの意地であろうか…。出力は、49ps。重量はT-MAXが198kgで、シルバー・ウィングがなんと215kg…200kgもの重量のスクーターなんて…皆さん、どう思います?日本のメーカーには、もう少し別の(高い)次元で競い合ってもらいたいと思うのは、僕だけ?

ホンダ・シルバーウィング(千代田区内事務所近辺にて)



 と、まあ、好き放題書かせていただきました。で、750ccの"刀"に乗りたいと最初でほざいておきながら、まったく逆の事を言うのだけど、日本人には大排気量のバイクは向いていないと思うのですよ、間違いなく。日本人の体型、体力だったら、250ccがんばっても400ccが良い所。もちろん、1200ccや1300ccのバイクだって乗れなくはないけれど、それは乗用車で十分なのに、フェラーリやランボルギーニに乗っているようなもの。日本の公道で、フェラーリの性能を発揮できる道なんてどこにも無いですよ。サーキットに行ってもらわないと。それでもスーパーカーに乗るのは、ステイタスであり、もしくは見栄であり、もしくは贅沢趣味なのだね。バイクも結局同じ。1300ccのモンスターマシンの性能を発揮できる公道なんて、日本にはどこにもない。と言うか、そう言うモンスターマシンの性能をきっちり引き出して操れる日本人なんて、ほとんどいないと思う…数えるほどでしょう。大排気量に乗るのは、スーパーカーと同様、やっぱりステイタスや贅沢趣味の世界なんだね~。
 スーパーカーとモンスターバイク…似たようなもんに感じるけど、両者には大きな差異があるという事を、しっかりと肝に銘じておく必要があると思う。衝突安全ボディやエアバッグ、シートベルトなど安全策が講じてある車と違い、バイクは事故時の衝撃が直接ライダーを襲うと言うこと。確かに、大型バイクは、走行時の安定性が高い…しかしバイクのライダーは、剥き出し状態なのだ。ハイサイド時、200kg以上の車体がライダーの上に降って来る。転倒時には、200kg以上もの車体と固いコンクリートの間に足を挟まれる。重量が重いと言う事は、慣性も大きいと言うことであり、従って事故時の衝撃度も大きい。それらの結果は…つまり、ただでは済まないと言うことだ。これらの事を理解し、"自分の技量"及び"将来の自身の損害"と、"ツーリング&ライディングの楽しみ"を天秤にかけて、覚悟を決めてから乗るのでなければ、ビッグ・バイクは乗るべきでないと思う。
 峠のハイサイド事故で、僕が峠近くのとある病院に入院していた時、毎日、次々と運ばれてくる事故ったライダー達を数多く見た。その中には、取り返しのつかない事故を起こしてしまった若者の姿も幾人かあった。彼らは、一生バイクに乗る事ができないばかりか、それ以上の困難を人生で背負ってしまった。あの姿を目の前で見たら、健常なライダーのもっともらしい言い分や、メーカーや雑誌の美辞麗句は、全部吹き飛んでしまうことだろう。
 限定解除免許を取った事と、限定解除バイクを乗りこなせる事とは、まったく別問題だ。また、メーカー側にも考えて欲しい。大型のバイクは、中型のバイクの2~3倍もの価格で売れるので利益率が高いから、メーカーとしては大排気量バイクを売りたいのでしょう。そして他のメーカーよりも一台でも多く売る為に、どんどん性能を上げていくのでしょう。しかしながら、それらのバイクの性能は、日本の公道では半分も発揮することはできない。かと言って、ビッグバイクに乗る人が、皆サーキットに行くとも到底思えない。また、僕はメーカー側のエンジン出力自主規制と言うのも嫌いだ。もっと積極的な意味で、パワー偏重主義に凝り固まらない、各社横並びにならない、もっとオリジナルで独創的な政策&バイク造りを、メーカー側には考えて欲しい。時速300kmのバイク…僕は、とてもそんなマシンに手を出す気にはなれない。
 僕も、将来教習所で大型の免許をとって、GSX750"刀"に乗りたいと思っているが、以前のような峠での無謀なハングオンではなく、心地良いツーリング&峠越えをしたいぞ。バイクって、ホントに気持ち良いからね~。では、また!


マイコレクションより"ヤマハ V MAX"

マイコレクションより"ハーレー・ダビッドソン・ハイウェイ・パトロール"

マイコレクションより"スズキRGB-ガンマ(シュワンツ1993年)"

 2019年3月7日追加:ホンダCB1000RR

















参考文献:
月刊オートバイ
月刊モーターサイクリスト
月刊ヤングマシン      他