ナイトライダー・ナイト2000(K.I.T.T) (&ポンティアック・トランザム)

(2003年10月19日記載)

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 アメリカのテレビドラマ、ナイトライダーに登場する"ナイト2000"。このドラマはテレビで毎週見ていたが、実物に初めて会ったのは、初めての海外旅行でオーストラリアに行った時のこと。今から16年も前、1987年のことである。ゴールドコーストのサーファーズパラダイスの商店街のモールに、小さなナイトライダー展みたいのをやっていて、そこにナイト2000(キット)が展示されていた。あの車の特徴は、右に左にとピカピカ流れる赤い点滅ライトだ(一時期流行って、車用品専門店でナイトフラッシャーを売っていたなぁ…)。

 ナイト2000(ゴールドコーストにて)

 最初の出会いから11年後、このナイト2000に再び巡り合えた。今度は、ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオにてであった。園内にさりげなく置かれていたので、往年のファンらしき人々が、気軽にベタベタと触っていたのが印象的だった。

 ナイト2000(ユニバーサル・スタジオにて)

 ナイト財団によって作られ、主人公のマイケル・ナイトが乗るこのナイト2000と言うスーパー・マシンは、高性能コンピューター"K.I.T.T."を積んでいて、それでキットとも呼ばれる。このコンピューターの基本プログラムは、「マイケル・ナイトを守ること」と「人間を傷つけないこと」である(ちょっとアシモフの"ロボット三原則"的である)。燃料は「水素」でとっても環境に優しい(笑)。ボディは「分子結合殻」でできていて凹まない、傷つかない。マシンには色んな装置が付いていて、他の車を遠隔操作する"マイクロジャマー"、エンジンの音を小さくする"サイレントモード"、車を追い越す"ターボブースト"等々…。ちなみにあの赤い光が流れるナイトフラッシャーは、点滅式スキャナーである。

 ドラマの設定はさておき、このキット2000のベース車両は、"ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム"である(てっ言うか、ほとんど見たまんまなのだが)。ファイヤーバード・トランザムの説明も、ちょっとしておこう。トランザムは、マスタングやカマロ、コルベットと共に、人気のあるアメリカン・スポーツカーである。1960年代に、フォード・マスタングを開発したデロリアン氏がポンティアック社(※ポンティアックは、シボレー同様にGMのブランドである)に加入してから、1967年ポンティアックはファイヤーバード・トランザムを発表。エンジンはV6とV8が用意され、人気を博す。

小学生の頃、近所で撮影したファイヤーバード・トランザム

 ファイヤーバード・トランザム(石川県/日本自動車博物館にて)


 二代目のトランザムは1970年にモデルチェンジされ、1970年代を通じて活躍した。デビュー直後は、直列6気筒が標準設定となる。エンジン出力は高くないものの、トルクは太かった。6.6リッターのタイプのエンジンは185psの出力だが、トルクが40kg/mもあり、容易にホイル・スピンした…いかにも、アメリカン・スポーツカーである。その他V8エンジンバージョンが2タイプと、最強のトランザム・バージョンがあった。トランザムの標準エンジンは、335psと言うビッグパワーで、このマシンは歴史に残る名機となった。ファイヤーバードは、この二代目の印象がとても強く、1978年には17万台も売れた。

 二代目トランザム(自宅近所にて)

 その後に登場する三代目が、今回紹介したナイト2000のベース車両である。他の車もそうだが、オイルショックの影響を受け、エンジン出力は大幅にダウンしているのが特徴。標準エンジンは90psの直列4気筒で、オプションで105psのV6エンジン、更に最強のトランザム仕様の145psのV8エンジンが用意された。1991年には、コンバーチブル・バージョンが加わる。最終モデルになったのは、1992年。この時点での最強出力は、V8の240ps。

 三代目トランザム(港区赤坂にて)

 三代目トランザム(近隣の市にて)


 1993年には、イーグルマストと呼ばれる丸い感じの四代目が登場。それまでのトランザムの印象とはかなり変わるが、一方シャシーコンポーネンツの大半は前車からの流用。グレードは、ベース、フォーミュラ、トランザムの3種。ベースのV6は160ps、上位機種2台のV8は270ps。1994年には、ボディタイプにコーバーチブル・バージョンが加わる。1996年モデルは、V6は200ps、V8は285psに。1998年モデルのLT1は305psとなり、更にオプションのラム・エアインテークを選択すると320psのハイパワーとなった。

 四代目トランザム(近隣の市にて)

 残念ながら、アメリカ本国ではアメリカン・スポーツカーの販売は伸び悩んでおり、ポンティアックもリストラの為、2002年にトランザムは生産中止になった(同じく人気だったシボレー・カマロも同様の憂き目に遭う)。残念である。
 ファイヤー・バード・トランザムは、"ナイトライダー"以外にも色んな映画に登場している。ジョン・ウェインの乗る1973年型トランザムが登場する"マックQ"。1976年型トランザムが登場する、ライアン・オニール主演の"ザ・ドライバー"。バート・レイノルズが駆る1977年型トランザムが登場する"トランザム7000"。等々、映画でもとても人気があった。
 ナイトライダーはカルト的に人気があり、日本でもファイヤーバード・トランザムを地道にナイト2000に改造している人もいると聞く。国内で、いつか走っている姿に出会えるかな?


2018年2月24日追記:浮間公園往復ライド時に、トランザムを見ました。




 マイ・コレクションより"3代目トランザム(左)とナイト2000(右)"

 マイ・コレクションより"最終型トランザム"


参考・引用文献
キャラウィール・説明書
他、各種自動車雑誌等


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