ダッジ(ドッジ)・バイパー・GTS
(2007年9月16日記載)入口 >トップメニュー >名車たち >現ページ
アメリカン・スーパースポーツを取り上げる3回目は、バイパーV10!この車、デビューした時からすごく好きなんですよ~。もうとにかく、馬鹿みたいにひたすらマッスル。このくらい突き抜けているともう批判する気なんておきない。我が道を行ってる車ですから。まあ、日本の軽ワゴン車の対極にあるような車…ひたすらビッグパワーとビッグトルク!
バイパーは、クライスラーが本格的な走りを追求したグランド・ツーリングカー(ちなみにダッヂはクライスラーのブランドです)。ミシガン州デトロイトのコナーストリート工場で、職人の手により日に13台しか生産されないと言う、正にスペシャル・モデル。
見た目はすごく大きく見えるのだけれど、全長は4,488mmと意外とコンパクト(車副は1,923mmとワイドで車高は1,194mmと低い)。車重も1,531kgと…決して"軽い"とは言い難いが…現代スポーツカーにあってはそう重いとも言えない(※例えば、ベンツのライトウェイトスポーツのSLKですら1,490kgもある時代である)。そして何と言ってもパワー。8リッターのアールアルミ製のV型10気筒エンジンを積むFR駆動で、最高出力は450ps(トルクは67.7kg-m!!)。ミッションは、6速マニュアル。ちなみに下の写真のスーパーチャージャー仕様のバイパーGTSは、なんと700psをオーバーすると言う。
バイパーGTS・スーパーチャージャー(那須PSガレージにて)
サスペンションは、フロント、リヤ共にダブルウィッシュボーンに、コニ製のショックアブソーバーが組み合わされる。ブレーキはディスク・ブレーキで、ブレンボ製のブレーキ・キャリパーを採用。前後のウェイトバランスは、50対50と言う理想的なバランスを達成している。重い8リッターV10エンジンを前に積みながら、この値は凄いのではないだろうか?
このバイパーGTS、スペックだけではなく、実戦の場でもその性能を遺憾なく発揮している。ル・マンをはじめとする耐久シリーズで、予想以上の活躍を見せたのである。かつてフェラーリを蹴散らしたデイトナ・コブラの再来である(※デイトナ・コブラについては、AC・コブラのページを参照下さい)。実際のレースにおいて、走行性能、耐久性とも、高い次元にある事を証明したバイパーは、正にアメリカを代表するスーバースポーツカーとして、世界中で高い評価を受けているのである。
後方から見たバイパーGTS(那須PSガレージにて)
さて、性能は正にモンスター級で、レースでも活躍するバイパーだが、外観デザインがまた良い。僕が乗っているカプチーノのフェイスと似ていて、カプチーノを"びよ~ん"と伸ばしたようなエクステリアに、個人的な強い愛着を感じている。こんなデザイン、日本の自動車メーカーには絶対作れないだろう。フェラーリやランボルギーニ以上に生産台数が少ないバイパーだけに、街中でお目にかかる事はよほどの幸運に恵まれない限り不可能。目撃確率はアストン・マーティン以上に低く、僕も(これを書いている現在までで)街中でバイパーを見たのは、たった一回きりである。
バイパーのグレードは、ロードスター(RT/10)とクーペ(GTS)の2種類。で、バイパーの価格は、ノーマルのGTSで1,100万円ほど。(フェラーリやランボより安いとは言え)価格も、やっぱり"スーパーカー"なのでした。
秋葉原を疾走するバイパー
↑※急いで撮ったので、イメージ映像っぽくなってしまいました(笑)
マイコレクションより"バイパーGTS"
マイコレクションより"バイパーGTS"
マイコレクションより"バイパーGTS・サンディエゴ警察パトカー"
マイコレクションより"バイパーSRT-10"
マイコレクションより"バイパーGTS-R"
参考・引用文献
スーパーカーナウ!! (三 栄 書 房)
PSガレージ説明プレート
第33回東京モーターショー特集 (モーターマガジン社)
各種HP
他
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