BMW Z3 & Z4
(2005年8月15日記載)
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BMWのZ3ロードスターは、かっこ良い。初めて実物を見た時は、見とれてしまった。そのぐらい美しい。Z3ロードスターは、僕が真面目に購入しても良いも思うオープンスポーツのベスト3の一台である(実際問題として育児を終えないと買えないけど…)。そのぐらい好きな車だ。15年来の友人(現在社長でそれなりに金回りが良い)が、BMWの5シリーズやZ3ロードスターに乗っていて、彼からZ3の良さはずっと聞いていた。彼に「Z3、乗せてくれ~」と頼んでいたのだが、5シリーズには乗せてもらったが、僕がZ3に乗る前に旧5シリーズとZ3を売り払って、新しい5シリーズを買ってしまった。よって、結局Z3は運転できなかった…残念。ぜひとも運転したかった。
BMW・Z3ロードスター(浅草橋近辺にて)
日本に輸入が開始されたのは、1996年。初期のラインナップは、1.9リッター直列4気筒DOHCエンジン(140ps)を搭載した、5速マニュアルの左ハンドル車と、4速オートマの右ハンドル車の2タイプだった。全長は4,060mm(全幅1,740mm×全高1,280mm)で、重量は1,350kg。Z3はアメリカ製で量販を前提としたモデルで、2座席の軽快なスポーツ走行を楽しむタイプの車である。ローグ・ノーズ、ショート・デッキスタイルの、旧き良き時代のオープン・スポーツカーの雰囲気を醸し出している。
1998年には、2.8リッターの直列6気筒DOHCエンジンを搭載した193psの2.8モデルも登場。リアのトレッドが広がり、大きなフェンダーが与えられたのが特徴の一台。
1999年には、マイナーチェンジ。1.9リッターエンジンは、2.0リッターの直列6気筒DOHCエンジン(150ps)に変わり、こちらのタイプもワイドリアフェンダーとなった。またウェストラインのえぐりを大きくして、ダイナミックなスタイルとなった。上の画像と下の画像を比較して見ると、その辺の違いが良く分かると思う。上のZ3はストレートな直線的なフォルムだが、下のZ3はより抑揚があるフォルムであるのが分かる。
BMW・Z3ロードスター(千代田区市ヶ谷近辺にて)
その後変更されたラインナップは、170psの2.2リッターエンジンタイプ、231psの3リッターエンジンのタイプ。それに加えて、高性能な6気筒3.2リッターエンジンと5速マニュアルを組み合わせた"M"モデルがある。通常タイプの価格が365万円~485万円なのに対して、Mモデルは700万円とやはり性能に見合った価格になっている。
Z3ロードスターのバックビュー(秋葉原近辺にて)
さて、Z3にはロードスター・タイプに加え、クーペタイプも存在する。世間には今一つ認知度が低いが、ロードスターに負けないくらいのインパクトのある車である。クーペと言う名称だが限りなくハッチバック車的なデザインで、好き嫌いが分かれるデザインだが、私は大好きである(まあ好きだから取り上げる訳だけど…)。一見すると4人乗りのタイプに見えなくも無いが、れっきとした2座席スポーツカーである。エンジンバリエーションは、3リッターとMタイプの3.2リッターの2タイプである。下段の写真を見ても分かるように、ルノー・サンク・ターボを彷彿とさせるような押し出しの強いリヤのオーバーフェンダーを持っていて迫力がある。
BMW・Z3クーペ(港区赤坂にて)
押し出し感の強いフェンダーのバックビュー(浅草橋近辺にて)
さて、2003年にBMW・Z4が登場。Z4はZ3の実質的な後継車だが、Z3のフルモデルチェンジと言う扱いではなく、まったく別のモデルと言う主張で登場した(…と記憶している)。よって名称も、Z4となっている。外観もがらりと変わって、睨みを利かせたようなヘッドライト形状と、唸り声を上げているようなグリルを持った動物的なフロントマスクをしている。ある意味漫画チックな、より個性的になった外観は、好みが分かれるかもしれない。全長はZ3よりも僅かに大きくなり、4,100mm(全幅と全高は1,780mm×1,285mm)。重量も、1,400kgとなった。
エンジンバリエーションは全車直列6気筒DOHCエンジンで、2.2リッターの170psエンジンと、2.5リッターの192psエンジン、3.0リッターの231psエンジンの3タイプがある。ミッションは基本的に5速ATだが、3リッターのみ6速マニュアルが選べる。
BMW・Z4(秋葉原近辺にて)
内装も、レトロモダンの手法で格別に個性化され、上級スポーツのZ8にも共通性がある上質なインパネデザインとなっている。ルーフの開閉はロック機構までフルオートで、約10秒と言うスピーディーな開閉が可能となっている。
オープンボディの剛性も、Z3より格段に上がっている。より磨き上げられた足回りのおかげで、コントロール性も上々の楽しい車になっている。これを書いている今の時点ではクーペタイプは登場していないが、デタッチャブルタイプの軽合金製のハードトップもある。ハードトップ装着は、スタイルを一新しダウンフォース向上にも役立つ。Z4の価格は、約418万円~590万円…Z3より高くなってしまった。
> オープン走行中のZ4(中央区銀座にて)
Z4のバックビュー(千代田区内にて)
Z3やZ4は見ていても楽しい、乗っても楽しい、オープン・スポーツカーのど真ん中、王道を行く車である。かつてのMG-BやホンダS達の名車がそうであったように、Z3やZ4が時代を経て旧くなった時にも、ヒストリックカーとしてカーマニア達に愛される車になっているに違いない。
追記:2007年4月、初めてBMWZ4のクーペを見ました!リヤからのビューが、めちゃクール!
マイコレクションより"BMW Z3(オープン)"
マイコレクションより"BMW Z3(クローズ)"
マイコレクションより"BMW Z4"
マイコレクションより"BMW Z4"
2006年8月追記:うちの子のハイテク(?)Z3のおもちゃ
↑※いやぁ~、最近の子供のおもちゃは凄い!ハイテクと言うか、豪華と言うか…。上のZ3は、当然だがまず走る。どこかにぶつかると進路を変更したりバックしたりする。それだけだったら普通だけど、ヘッドライトとブレーキランプも点灯する。ワイパーもちゃんと動いて窓を拭く。それだけじゃない。なんと、屋根が開いたり閉じたりする。しかも、屋根が閉じるとドアのウィンドウも閉まるのだ。しかも動いている間、アメリカンポップス調の音楽も鳴っているのだ!こんなおもちゃが僕の子どもの頃あったら、テンション上がりっぱなしだったろうな~。うちの子は、こんなおもちゃ山ほど持っているので、あまり感動していない様子。
参考・引用文献
国産&輸入車購入ガイド (JAF出版情報)
乗り物大好き・世界の車 (PSG)
カーセンサー
他
BMW Z3 Roadster. Fuer Liebhaber eines aussergewoehnlichen Automobils
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